「水素ロータリーがル・マンを制覇する日」その６６

BMWは、ターボチャージャーのタービン・ブレードの材質を変更したものがバイエルンから届き、交換した。それに伴い、エンジン・マネージメントシステムも一新された。
燃料タンクの板厚を薄くした上で、カーボンファイバーで補強したモノコックも出来上がった。すでに除去してあるエアコン関係の重量を入れて、約15kgの軽量化を達成し、車両重量が925 kgになった。
１回目のフリー走行で、セッティングの確認をした上で、コーナーを攻めてみると、軽量化の効果が明らかに出ていた。
各ドライバーは、すでに4戦走っているので、本番に近い走りを見せていた。
2回目のフリー走行も、すでに本番セッティングを終了しているので、各ドライバーはコーナーを攻めて本番走行の研究をしていた。

アキュラチームは、トランスミッションの耐久性とエンジンの信頼性を確保するための対策を行なってきていた。3時間弱のレース用マシーンとしては完成してきていた。
2回のフリー走行では、本番セッティングの確認をした上で、各ドライバーはコーナーを攻めて本番走行の研究をしていた。
ポルシェのチームもアキュラチームと同様であった。