鉄人 須藤 將のホームページ

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4WDその7

2009-07-27 06:26:01 | 車・バイク
1989年(平成元年)に登場した80系は、60系の後期モデルとしてさらに進化し、最高級乗用車に劣らないラグジュアリーモデルとして、当時のフラッグシップモデルの地位を確立した。メカニズム面では、駆動方式をパートタイムからフルタイム方式に変更。足まわりも4輪コイル/リジットを採用した (一部車種を除く) 。エンジンは60系から継承した3F-E型に加え、4,163cc直噴ディーゼルターボの1HD-T型、ディーゼルの1HZ型の3タイプを用意、92年には4,476ccDOHCの1FZ-FEガソリンエンジン搭載モデルを発表。これにより長年にわたって活躍したF型エンジンが生産終了となった。さらに80系自体も1998年、新たに投入された「100系」にその地位をゆずった。

1985年(昭和60年)に70系ショートモデルとして「ワゴン」という名でデビュー。その後、1990年(平成2年)に「70プラド」となった。ボディはショートホイールベースと4ドアロングの2タイプ。足まわりは4輪コイル/リジッドを、エンジンは2,446cc2L-TE型ディーゼルターボ、93年にはパワーと静粛性を併せ持つ4気筒2,982ccディーゼルターボの1KZ-TEエンジンを採用した。インパネをはじめ、装備やインテリアに乗用車のテイストを積極的に採用。新しいスタイルの四駆として、ヤングユーザーを中心に人気を獲得した。

1996年(平成8年)、「70系のワゴン」であった70プラドは、独自のモデル「90プラド」として再スタートを切った。それまでパートタイムだった駆動方式がフルタイムに、さらに全車にセンターデフロック、ABS、SRSエアバッグなどを標準装備した。エンジンは現在、V型6気筒DOHCの5VZ-FE、直列4気筒DOHCの3RZ-FE、直列4気筒DOHC・コモンレール式直噴ディーゼルターボの1KD-FTV(2000年に採用。初期モデルは1KZ-TEディーゼルターボ)の三種類。洗練された乗用車感覚を取り入れながらも、ランドクルーザーのラインナップとして数々のオフロード設計も施されており、「気軽に乗れるランクル」として現在も広く親しまれている。

80系がフルモデルチェンジし、フラッグシップモデルの座を受け継いだのが、1998年(平成10年)に登場した100系である。高級化と洗練を進めた80系の流れを受けながらも、「メイド・イン・アース」をコンセプトに、ランドクルーザー本来のパワーとタフネスを追求している。エンジンはV8 ガソリンの「2UZ-FE」、ディーゼルターボの「1HD-FTE」の二種類。フロントサスペンションにダブルウィッシュボーン式の独立懸架を採用し、さらに油圧による車高調整装置AHCやアクティブTRC、VSC等を採用するなど、数々の最新テクノロジーを搭載している。

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