ロータリーエンジン開発物語 その6 2010-01-06 11:18:19 | 車・バイク 当時、設計部の次長であった山本健一に、松田恒次社長より西ドイツ NSU社出張の声が掛かった。 1960年 8月のことである。 山本健一は、ロータリーエンジン開発委員会に名を連ね、半ばオブザーバー的な存在であった。 「確かに高速高馬力のすばらしさは認められるが、低回転におけるじゃじゃ馬のような振動、白煙をもうもうとあげ常識はずれのオイル消費、チャターマークによってハウジング内面のメッキが剥離して傷 . . . 本文を読む