わてが丁稚の定吉だす。
ナルニア国物語の先行上映を見てきました。公開は3月4日。
一大シリーズが始まるということで大いに期待していたのですが、ちょっと期待が大きすぎたのかも。
もともと原作は日本では岩波少年文庫から出版されていて小学校中学年向けの漢字かな混じりの本です。実はわても遠い昔の日に読んだ記憶が。ファンタジー小説とはいえ、指輪物語などと比べても対象年齢が低いため、原作を上っ面からなぞっただけでは大人には物足りないものになるのは火を見るより明らかです。そこで子供向けファンタジーだからこそ描けるなにかを期待したわけですが…。
ファンタジー小説には旅・冒険・戦いといった要素がありますが、旅といっても予告編以上の景色が見られるわけでもなく、冒険といってもハラハラドキドキの要素には著しく欠け、戦いに至っては命を懸ける重みがあまり感じられません。ご都合主義的に主人公だからなんの苦労もなく勝ってしまったような印象で。
子供の妄想の上に成り立つファンタジー世界の実像が見えてしまったような気がしました。
ナルニア国物語の先行上映を見てきました。公開は3月4日。
一大シリーズが始まるということで大いに期待していたのですが、ちょっと期待が大きすぎたのかも。
もともと原作は日本では岩波少年文庫から出版されていて小学校中学年向けの漢字かな混じりの本です。実はわても遠い昔の日に読んだ記憶が。ファンタジー小説とはいえ、指輪物語などと比べても対象年齢が低いため、原作を上っ面からなぞっただけでは大人には物足りないものになるのは火を見るより明らかです。そこで子供向けファンタジーだからこそ描けるなにかを期待したわけですが…。
ファンタジー小説には旅・冒険・戦いといった要素がありますが、旅といっても予告編以上の景色が見られるわけでもなく、冒険といってもハラハラドキドキの要素には著しく欠け、戦いに至っては命を懸ける重みがあまり感じられません。ご都合主義的に主人公だからなんの苦労もなく勝ってしまったような印象で。
子供の妄想の上に成り立つファンタジー世界の実像が見えてしまったような気がしました。
この時期のこういう描きかただとキリスト教国による戦意高揚メッセージが含まれてるなんて穿った見方も出来てしまいます。面白くない見方ですが。
ロードオブザリングしかりハリーポッターしかり、途中でだりーなーって思っちゃったという過去があります。
そして時間の長さ、僕の中では2時間でズバッと感動と興奮を凝縮した映画がいちばんしっくり来るんです。
でもきっと大人気の作品にはなるんだろうなって解ってはいるんですけどね(^^)
流行に乗れない男です・・・
毎度!!いつもコメントありがとうございます♪
今度取り上げようと思ってますが、ろーどおぶざりんぐは面白かったですよ♪でも1日でみるのは大変かなぁ~(苦笑)本編を見るだけで13時間くらいかかるから。(爆)
件の「ナルニア」。
指輪物語のトールキンの成功に嫉妬した友人(一説にはホモダチとも)のルイスが書いたなどと、もっぱらの通説ですが、ルイスは「洋服箪笥」と言うより明確な「創造世界」への入り口を作ってある分、逆に各人各様の思惑を絡めて視点が様々に変わる「指輪」と違って淡白な印象も。少し子供向けを意識していたのか。
あぁ、こういうのはグィンが嫌いそうなストーリーだな(^^;なんて、今読み返すと思ってしまったりします。
一時期の欧米のエピックファンタジー粗製乱造ブームに舌鋒鋭く批判を続けていたグィン女史。岩波から外伝も出たし、しかも彼女の「ゲド戦記」の製作権をジブリがGETしたとか?! 確かに宮崎さんの好きそうな精神性ではあります。
しかし、映画化するならムアコックの「エターナルチャンピオン」シリーズの方がずっと凄い映像になると思うのですが・・・ エルリックサーガの映像化なんて度肝を抜かれるだろうなぁ・・・ あぁ、死ぬまでには観てみたい・・・
妄言失礼致しましたm( __ __ )m
毎度!コメントありがとうございます♪
ゲド戦記は宮崎さんの長男が監督をすると聞いていますよぉ~。。。
なんでも、お父さんは反対をしたとかしないとか・・・
しかし考えてみると指輪、ナルニア、ゲドと映画化できないだろってファンタジーが次々と立て続けに映画になっていることに純粋に驚いています。
ファンタジーという形式を取っていても対象や内容・方向性はそれぞれでしょうし、それぞれのいいところを楽しむことができれば素晴らしいことだと思います。
>「エターナルチャンピオン」シリーズ
読んでみます。
もともとわてとファンタジー小説との接点はわての前に一般書の高価買取リストを作っていた担当者(現エーツー専務)から妙にファンタジー小説に詳しいリストの引継いだことですが、このシリーズはリストになかったのでノーマークでした。
エターナル・チャンピオンシリーズは出版されては廃刊。また再販されては廃刊、と紆余曲折を経ておりまして、入手は難しいかもしれませんが頑張ってください(実はオイラも引越しの際に誤って捨ててしまった)
定番は「エルリック・サーガ/早川文庫」ですが創元推理文庫のホークムーン(『ルーンの杖秘録』?+『ブラス城年代記』?)も良い味です。早川では他に「コルム」やエレコーゼもあります。がんばって集めて下さいませ。集まったら駿河屋さんから買おうかな
ナルニアもライオンと魔女からは読まない方がいい、って人がいますよね。
実に的確なコメントありがとうございます。