文化調査船「ガラクタ号」 プログ版

ツイッター連携・まとめ投稿機能が終了してしまったので、体調と気分次第で転載するしか・・・とほほ

「性悪説」では遅すぎる

2008年01月22日 16時51分11秒 | 個人的な感想とか意見
しばらく前に出た本で、「食い逃げされてもバイトは雇うな」という本がありました。
年金確認「ヒント」OK、特別便相談の窓口対応見直し(読売新聞) - goo ニュース

公的機関や民間のサービス窓口では、受け付け担当者が誤った行為の責任を取らないで済むように、受付書類など形式を非常に重視します。「これだけの確認をしました」という“言い訳”になるからです。今回の年金の確認でも同じ考えらしく、裏マニュアルを用意してあやしい状況で受付をしないようにしているようです。通常の業務ならそういう考え方も許されるでしょうが、今回の年金再調査の原因と責任は社会保険庁側にあり、再調査の費用も年金や税金から出されているという意識が薄いと思います。

「なりすまし」を防ぐためにかかる手間と費用、より多くの方の年金記録を照合させていく時間と費用を比べて欲しいものです。「1件1000円の食い逃げを防ぐために、時給800円のアルバイトを雇った方が金銭的に損をする」という考えを持っているかを確かめています。

不思議なことに、様々な制度を作るときにはいつも役人側が性善説で国民側が性悪説で扱われています。むしろ逆なのではないでしょうか。持ち出しを禁じられたデータを簡単に持ち帰って、紛失・流出させている公務員の事件もよく報道されていますし。

ある一定の割合で制度の悪用やミスがあっても、それを計算されたリスクであると許し、制度を簡素で効率の良い形で運営できるようにすべきでしょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿