6月中旬、カナダ東部のプリンスエドワード島(PEI)に行きました。3回に分けて紹介します。
PEIは、1908年に出版されたL.M.モンゴメリ作「ANNE OF GREEN GABLES」の舞台、作者の故郷です。日本では、1952年に翻訳された村岡花子訳「赤毛のアン」シリーズで広く知られました。
PEIでは、赤毛のアンとモンゴメリに関連した一連の場所が観光地となっています。その中のいくつかを紹介します。
・・・・モンゴメリ生誕の地・・・・
正面奥は花盛りのビバーナム。
当時の生活が再現された部屋や、モンゴメリの家族の写真等の展示がありました。ここで生まれたモンゴメリですが、2歳になる前に母親が亡くなり、以後母方の祖父母に育てられることになります。
・・・・キャベンディッシュ郵便局・・・・
モンゴメリは祖父母の郵便局を手伝っていました。郵便局で働いていたからこそ、何度送り返されても人知れず原稿を出版社に送り続けることができたのでは、という説明が記憶に残りました。ここから、記念のはがきを出すこともできます。
ここの生け垣は、赤い葉のバラ(PEIROSE1)でした。まだつぼみも出ていない状態。(一眼レフを持って行ったのにピンボケ続出)
・・・・グリーンゲイブルス博物館(銀の森屋敷)・・・・
モンゴメリのいとこの家。祖母が亡くなってからユーアン牧師と結婚する際は愛着のあるこの家で式を挙げたとのこと。翌日ここで結婚式を挙げる日本人のカップルが見学に来ていました。
内側から見た玄関
輝く湖水
モンゴメリの手紙やキルトと、当時の生活をしのぶ品が展示してありました。
・・・・グリーンゲイブルス・・・・
アンの物語を再現した間取りや展示物(パフスリーブのドレスなど)と19世紀末の農場の生活が再現してあります。
この家と周辺の設備は、PEI国立公園内の国定歴史文化遺産として大変よく整備されています。見学する人が、モンゴメリや赤毛のアンとその時代をよりよく理解できるように工夫してあり、美しい自然と調和していました。
話には聞いていましたが、ハマナス(PEIROSE2)がたくさん植えてあり、よく咲いていました。島でこの時期見えるバラはハマナスくらいしかないようです。というのも、緯度は北海道の北の端と同じくらい。冬は零下になり、厳しい寒さで観光はできません。
アエゴボディウム、タイツリソウなど、どの草花ものびのび大きく育っていました。どこへ行っても花壇を広々使い、バークをしっかり敷き詰めていました。
リンゴの花は終わっていましたが、リラの花(ライラック)が盛りで、どこにでも植えてありました。やはり気候があっているのでしょう。
・・・・モンゴメリのお墓・・・・
遺言で生まれ故郷に眠っているモンゴメリ夫妻のお墓。モンゴメリの略歴はこちら。作家の人生は穏やかな物語やPEIの自然とは別物だったようです。
つづく
きれいな風景ですね
ときどき読み返す物語の一つなんです
本だけではピンと来ない風景も、写真があると生き生きと思い描くことが出来ますね
もう一度読み返したくなったのでは?
ハンドルネームの由来を聞いたのですが、
でも、こちらのアンのこともきっとお好きだろうと思っていました。
それに、絵に描きたいような景色がたくさん!
読み直していきましたが…
今でも感動しました(^_-)