さんふぃ【稽古日記】~おきた編~

お居くらぶさんふぃーるどは鳥取県,日野町を中心に活動するアマチュア劇団なのよさ!

ひょうげん…

2008年06月02日 | 稽古日記
絵描きが趣味の同僚さんと話していて。
ある歌手がカバー曲を作った際、オリジナルの歌手とまったく同じ歌い方をしてた。しかも、間にはいるスキャットやら合いの手まで完コピ。それって、いくら巧くても、表現者としてはどうなんさと。
最近の機械は性能がすごいらしい。人間の声を録音した波形を読み取ると、その人そっくりに歌えるって。それと変わらないってことでしょ。

模倣から入るのはもちろん手だ。素敵だなと思うものは盗めばいい。けど、表現者としてはそこからどう自分のものにしていくをこそ問いたい。
少々、イビツでも素人くさくても、そこが味だとか、~節だとか呼ばれるようになったらしめたもの。綺麗で完璧なものが必ずしも評価されるとは限らない。そこが、人間の表現の面白いところだよね。