訃報届く

夕方、実兄からの電話があった。
電話に出なくても内容はわかっていた。
兄嫁の訃報です。
余命宣告されてから、なんとか3年近くの命の最後の日となった。
つい最近も救急車で運ばれ、緩和病棟入院の話になっていたが、自宅待機中で最後の日となった。

郡上で５人兄弟の３番目の長女として生まれた。
無口でよく動く兄嫁は、どこを突然開いても整理整頓され、きれいだった。
厳しい母が、いつも褒めていた。
義姉としての関わりは少ないが、兄が苦労かけて申し訳ないという思いでいっぱいだった。
コロナ禍ということもあるが、仕事上のこともあり全て失礼して家族葬で済ませるという兄。

とても割り切れない思いだが、それが兄の精一杯の送り方だと思い、西方の地より合掌させていただくことにした。
父が言っていたように、会えた時がお別れの時。
余命三か月が、あらゆる治療の挑戦で今日まで生き抜いて来れました。

残念です。
もうすぐお墓参りに出かけますが、両親に報告しなくちゃ！

撮影地　　名古屋市中区　　栄　オアシス２１