渋谷表参道 嵐酔水墨画書道教室~一期一会の墨交流~ Ransui's Sumi Art class

書と中国水墨画を学ぶ 心の模様を墨に託してみませんか。初級から上級まで 一緒に筆を持って楽しみませんか?!

生きた墨色を求めて

2009年11月17日 | Ransui's gallerly
「水墨画の命は何といっても墨色です。生きた墨色をだすことは己の自己を磨き上げてこそだと思います。」

水墨画という芸術はやはり墨色が生きてなくてはいけない。 墨色。簡単には出来ない。
気候や温度 また湿度で生き物のようにその姿を変える。 美しい絵を描こう描こうなどと思ううちはまだ自分に練習がたりない。 水墨画は;我が師匠もことごとく言っておられましたが、心の風景であり感じ入った物を墨色に託す そして心象風景を眺め一気に描き墨の自然の発色に絵を描くということだと。私も以前よりは、水墨画が単なる絵を描くのではない非常に高度な
芸術だということを悟り始めている。

水墨芸術は、ただ描いているだけいい道具さえあれば描ける物でもなくいい技術さえ学べば習得できるものではない。

時間をかけ、自分の心を墨色のうまく表現できてこそ生きた最高の心の絵が生まれるのであると思っている。

墨をすりながら心をなぐさめ、また墨をすりながら自分を見つめ、絵の中に自分を入れて行く。つまりは心の魂であるのだと思う。 私は、教室を営みながら、一人一人の生徒さんにその心を必死に伝えています。

私の門人生のなかから少なくてもいい 本ものの水墨画家が生まれ最高の墨色で人に感動を与えられるそんな門人の巣立ちを今に期待している今日この頃である。

さあ今から教室に向かって私の今日の心を墨に託してきます。


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