睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

都立小山内裏公園の散歩と三日月

2018-11-14 08:40:00 | 東京散歩・神社仏閣・小さな旅



曇り空の午後3時に町田にある小山内裏公園についた。
家族連れや年配の方がゆっくり散歩を楽しむなか、
カメラを下げて歩いてるのは中年の女性とぼくだけ。

都立だけあって園内はよく整備され落ち葉を踏みしめて
歩く散歩道は気持ちがよかった。
池に降りる長い階段は左膝がカックンしそうで怖かった。

この公園は町田市と八王子市の市境の尾根筋にあり広大な自然を
4辺のサンクチュアリ(動植物保護区域)として保存されている。
太田川最源流の谷戸を洪水時水量調節のために堰き止めたのが
「大田切池」水辺パークとして整備され鯉が泳いている。

池に立つ杉の枯れ木は堰き止める前からあったもの。
遠くから見る池の水はくすんだ青緑、近寄ると不透明な灰緑に見える。





紅葉はまだ始まったばかり。


周囲を保存林に囲まれた公園は暗くなるのがはやい。


西の空の夕焼け。


街灯に灯がともるころ公園をあとにした。



暗い池の水に映える錦鯉
大きな黒い鯉は灰緑色になじみすぎて存在感がなかった。

    


帰り道は三日月を追いながら走って捉えたけれど、
暗いだけの空に浮かぶ三日月を撮ってもつまらない。
紺青色の空と叢雲がない月は絵的にマが抜けている。

300mm               500mm
 


自然は偉大なるアートだから、
それを切り取り写真に収めてmyアートにするには
敬虔な祈りに通じる真摯な精進が必要だと思った。




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