睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

真鶴半島・福浦魚港のみなと食堂~伊豆長岡の富士山~大瀬崎

2020-01-24 11:02:44 | 東京散歩・神社仏閣・小さな旅


伊豆から富士山を撮ろうと真鶴道路を下っていたら、
真鶴の付け根当たりに港が見えた。
港があれば近くに魚料理の店があるはずと港に向けて
坂道を降りて行った。




そこは福浦漁港。
車から降りて港近くを散策してみたが岸壁に集う太公望ばかりで
食堂らしき店はなく、国道に戻ろうとUターンしたときにこの看板を
見つけた。 「みなと食堂」の前には他府県№の車が停まっている。






家に帰ってネットを見たら食レポで有名な店らしい。
何も知らずに入ったのがよかったのかどうか。
ツレは刺身定食とサバのフライ、ぼくはみなと定食と
まぐろのアラの煮つけを頼んだ。

入り口手前で名前を聞かれて注文する。
なんで名前?と思ったらすぐに分かった。
定食のお膳を持ったおねーさんが〇〇さんと名前呼ぶ、
手をあげて返事をするとお膳をテーブルまで運んでくれる。
ツレと顔を見合わせてなるほど納得した。

金目鯛の煮つけを食べたかったがすでに売り切れ、
ここでお目当ての魚を食べたいなら午前中がベスト。
昼を過ぎると品切れメニューが多くなるみたいだ。
漁師さんは朝早いから、これも当たり前だね。

注文がすむと、おねーさんに大きなテーブルに案内され、
ここにどうぞと紙おしぼりを置かれるので、否も応もなく
他の客と相席になる、ひとつのテーブルに10人くらい。
なので、カメラを構えて料理を撮るのはムリだった。

お会計は2人分で6000円弱ぐらい。
新鮮な魚を食べるには妥当だと思うけど、
明日になれば昨日は何食べたっけ?と聞く吾人には
もったいないと云われた。

まったく納得することが多い。
残り物のお茶漬けでも腹に入ればみな同じ、
それでも食いしんぼうは至福の一瞬を求めて
あちこちさまようのさ。

みなと食堂の裏にある不思議な建造物は、
真鶴ブルーラインのトンネルの「換気塔」らしい。
今も現役なのかは不明。 






満腹の腹ごなしにこれから伊豆に向けて海岸線を走る。
宝永火口と一緒に撮れる富士山を探して。


伊豆の山はアップダウンを繰り返して海岸線に近づく。


神奈川の小田原厚木道路から見た富士山は大沢崩れも宝永火口も見えない


伊豆長岡から見る富士山は宝永火口が見える
宝永火口は思ったよりシャクれていた。


展望台から眼下に見える大瀬崎を見る




大瀬崎の入り口あたりに洒落た建物がある。
DINING HOUSE MONBOWとあるからシーフード
レストラン?、満腹じゃなかったら寄ってみたかった。




突堤の先端に座れば駿河湾ひとりじめ。



釣り人はいいね、
深い憂いを釣り竿に託し
ひがないちにち糸をみる。


あとは夜の浅草寺を残すのみ
思い立ったがなんとかで
ふらふらさまようと心が落ち着く
加川良のこもりうたを聞きながら。





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