てんくうせい きゅうせんぽう さくちょう
天空星 急先鋒 索超
北京大名府の正牌軍。身の丈は七尺を越え、顔は丸く、耳大きく、唇厚く、口は角ばり、長いひげを生やし威風凛凛。国家の大事にはいきり立って飛び出していく性格で、急先鋒と綽名される。金蘸斧の使い手。
罪を犯して北京へ流罪となった楊志を気に入った北京留守司・梁中書は、楊志に取り立てる機会を与えるために北京の軍官との御前試合を催す。弟子である副牌軍の周謹が楊志に敗れた後、索超は自ら楊志との試合に臨む。索超と楊志の戦いは凄まじく、両者は五十余合も渡り合ったが、決着がつかず兵馬都監の李成・聞達らをも感嘆させた。いずれかを失うことをおそれた梁中書は、試合を制止し二人を管軍提轄使に取り立てる。索超は楊志の手並みに敬服するが、しばらく後、楊志は任務を失敗して落草してしまう。
物語の舞台は北京を離れ、しばらく索超も登場しなくなるが、盧俊義の物語で再び舞台が北京へ戻ってくる。梁山泊軍は、北京の牢に捕らわれた盧俊義と石秀を救うべく、北京へ向けて押し寄せる。索超は、兵馬都監・李成の指揮の下、北京城外に布陣し梁山泊軍を迎え撃つが、四方を囲まれ李成とともに血路を開いて退却した。続いて、兵馬都監の聞達とともに出陣、先陣を切って梁山泊軍の先鋒・秦明と渡り合う。しかし二十余合戦ったところで、韓滔に矢を射られ、左腕を負傷し、逃げ帰り療養することになる。東京からの関勝の援軍の策によって梁山泊軍は北京の囲みを説き梁山泊へと兵を退いた。
その関勝の援軍も梁山泊軍に敗れ投降。梁山泊軍は再び北京へと押し寄せる。すっかり傷の癒えていた索超は、李成とともに飛び出していって寝返った関勝らを相手取って戦うが、城に押し返される。翌日、索超は打って出て梁山泊軍をひとしきり破るが、これは呉用の策略だった。勢いづいた索超は、翌日、雪の激しく降る中、梁山泊軍へ奇襲をかけるが、梁山泊軍の仕掛けた落とし穴に誘い込まれ、捕らえられた。索超は、すでに梁山泊の一員になっていた楊志の勧めもあり、宋江に説かれて梁山泊軍へ投降。梁山泊軍の総攻撃を受けた北京城は陥落した。
入山後は、盧俊義の麾下で東昌府攻めに参戦。敵将、龔旺と丁得孫を振り切り、敵の大将・張清へ突撃をかけるが、石つぶてを額に当てられ、鮮血をほとばしらせて、陣へと逃げ戻った。
梁山泊での席次は第十九位。騎兵軍八彪騎兼斥候のひとり。
天空星 急先鋒 索超
北京大名府の正牌軍。身の丈は七尺を越え、顔は丸く、耳大きく、唇厚く、口は角ばり、長いひげを生やし威風凛凛。国家の大事にはいきり立って飛び出していく性格で、急先鋒と綽名される。金蘸斧の使い手。
罪を犯して北京へ流罪となった楊志を気に入った北京留守司・梁中書は、楊志に取り立てる機会を与えるために北京の軍官との御前試合を催す。弟子である副牌軍の周謹が楊志に敗れた後、索超は自ら楊志との試合に臨む。索超と楊志の戦いは凄まじく、両者は五十余合も渡り合ったが、決着がつかず兵馬都監の李成・聞達らをも感嘆させた。いずれかを失うことをおそれた梁中書は、試合を制止し二人を管軍提轄使に取り立てる。索超は楊志の手並みに敬服するが、しばらく後、楊志は任務を失敗して落草してしまう。
物語の舞台は北京を離れ、しばらく索超も登場しなくなるが、盧俊義の物語で再び舞台が北京へ戻ってくる。梁山泊軍は、北京の牢に捕らわれた盧俊義と石秀を救うべく、北京へ向けて押し寄せる。索超は、兵馬都監・李成の指揮の下、北京城外に布陣し梁山泊軍を迎え撃つが、四方を囲まれ李成とともに血路を開いて退却した。続いて、兵馬都監の聞達とともに出陣、先陣を切って梁山泊軍の先鋒・秦明と渡り合う。しかし二十余合戦ったところで、韓滔に矢を射られ、左腕を負傷し、逃げ帰り療養することになる。東京からの関勝の援軍の策によって梁山泊軍は北京の囲みを説き梁山泊へと兵を退いた。
その関勝の援軍も梁山泊軍に敗れ投降。梁山泊軍は再び北京へと押し寄せる。すっかり傷の癒えていた索超は、李成とともに飛び出していって寝返った関勝らを相手取って戦うが、城に押し返される。翌日、索超は打って出て梁山泊軍をひとしきり破るが、これは呉用の策略だった。勢いづいた索超は、翌日、雪の激しく降る中、梁山泊軍へ奇襲をかけるが、梁山泊軍の仕掛けた落とし穴に誘い込まれ、捕らえられた。索超は、すでに梁山泊の一員になっていた楊志の勧めもあり、宋江に説かれて梁山泊軍へ投降。梁山泊軍の総攻撃を受けた北京城は陥落した。
入山後は、盧俊義の麾下で東昌府攻めに参戦。敵将、龔旺と丁得孫を振り切り、敵の大将・張清へ突撃をかけるが、石つぶてを額に当てられ、鮮血をほとばしらせて、陣へと逃げ戻った。
梁山泊での席次は第十九位。騎兵軍八彪騎兼斥候のひとり。