今日からロックマンギガミックスのネタバレ感想を
ちょっとずつ書いていこうと思います。
てか、今巻は語ること多すぎてどうしよう。
大まかに箇条書きしてみたら、5つくらいあったので、
今回はその1つ目。
※ロックマンギガミックス2巻のネタバレに触れています。未読者閲覧注意!!
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ではそろそろ。
自分は、有賀ロックマンの良さとはロボットたちの人間性にある、と
ことあるごとに述べているのだけど、
今回のエピソードでもそれは健在で、そうであるからこそ
読んでいてとても苦しく、ツラさを感じるものになっています。
あんなに活き活きと、確かに彼らは生きていたのに
それが為す術無く「ぶち壊される」。
ロックに「倒される」ときとは明らかに異なる、完全な破壊描写に、
「もう彼らは戻ってこないんじゃないか?」と不安になってしまった読者も
いるんじゃないでしょうか。少なくとも、私はそうです。
それがはっきりと感じられるのが、
アルバイターたちのエピソード。
いつも通り賑やかでおちゃらけている彼らの顔を見て、
ロックたちも読者もほっと安堵したはず。
しかし次の瞬間、敵の襲撃。
ロックたちを逃そうとするチャージの、いつになく真剣な言葉。
直後、暗転する世界。目に飛び込んでくる、壊された彼らの「残骸」。
今が非常時、圧倒的劣勢であることを思い知らされるとともに、
平和の象徴だったギャグキャラ・アルバイターたちが破壊されることによって
大きなショックをもたらすシーンだと思います。
(ちなみに、アルバイター初出のエピソード『戦士の休日』の雑誌掲載時のタイトルは、
『平和の現在進行形』だそうで。今考えると、深い…)
特に、泣きながらロックたちに未来を託そうとしていたチャージが、
たった2ページ後にサターンの足下でガラクタと化している場面…
後ろ向きで見えない表情と、引きちぎられた首から伸びるコードが切ない。
って書いてて悲しくなってきた…(´;ω;`)ウッ
こんな感じで、「ギャグベースが一転して鬱展開になったことで、
それ以前のギャグ部分にも悲しみを感じてしまう」お話の構造は、
みずいろブラッドと似ていると思います。
「戦士の休日」も今読んだら、すごく悲しく感じるんだろうな。