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バイクは125CCが一番

維持費も安くて取り回しもよく、パワーもそこそこある。バイクは125CCが一番!

アドレスV125G冬支度1

2010年11月14日 | アドレスV125G

11月に入ってだいぶ寒くなってきました。ここ長野では寒い日は車のフロントガラスに霜が降りるほど冷え込んでいます。ということで,そろそろバイクも冬支度を始めることにしました。

さて,アドレスですが,2年前に購入した旭風防のウインドシールドを取り付けました。ミラーを外してそのネジ穴に旭風防付属の金具を差し込んで風防を固定し,その金具の横に空いている穴にミラーを差し込んで固定し完成です。1年ごとに取り付け作業をしている上説明書を紛失してしまい,最初は少々戸惑いますが作業は至って簡単。

いや~すっかりオヤジバイクと化してしまいました(笑)でもいいんです。自分もうオヤジですから,むしろこの方が落ち着きますね。

ところで,冬支度のもう一つのアイテム,ハンドルカバーなんですが,自分毎年紛失してしまってます。去年?だか買ったカバーが引越の荷造りの過程でゴミに出してしまったようで,探しても見つかりません。まあホームセンターで千円少々で買ったものなのでいいのですが,これで2回紛失したことになります。毎年買うのもアホらしいので,今年はもう少し高価な物を買って紛失しないようもったいない意識を高めたいと思います。

さて,せっかく風防を付けたので近場を試乗してみたくなりました。ついでに以前からやってみたいことがあったのでそれも兼ねて行くことに。それは・・・アドレスで灯油を購入することです(笑)

ネットの世界ではアドレスと灯油は切っても切り離せない関係みたいです。自分灯油はいつも車で買いに行くのでアドレスで買いに行くのは今日が初めて。おもむろに18リットルポリタンクを足元に乗せるとなんとジャストフィット!インナーポケットとシートの間隔とポリタンクの幅がちょうどよく噛み合って走行中にグラつくこともなく,さらに足をフロアに置けるスペースもある!これはもう灯油を買うために設計されたようなものです。

近くのスタンドまで走らせてきましたが,風防効果も絶大で顔に風が直撃するようなこともなく,また,ポリタンクも灯油が入ったさらに安定感が増して走行しやすい。灯油&風防程度ではアドレスの加速に影響を与えるものではありません。これから本格的な寒さに突入していきますが,アドレスには毎日の通勤の足として大活躍を期待します。


アドレスV125Gで中央構造線の旅

2010年10月04日 | アドレスV125G
さて,昨日の日記でも少し触れましたが,昨日アドレスで中央構造線に沿って伊那谷を南下してきました。
伊那谷はまさに中央構造線が綺麗に見えるところなんです。日本列島の衛星写真を見るとちょうど長野県の諏訪湖辺りからまっすぐ南へ伸びる線が見えると思いますが,これが中央構造線です。この線は静岡県に入ってから大きく西へカーブし,そのまま渥美半島,志摩半島を形成して大阪和歌山県境へ続き,四国九州へと一直線に突き進みます。この中央構造線の伊那谷部分は正確には遠山谷と呼ばれ,長野県内では県北端の秋山郷と並び信州の秘境と呼ばれています。

さて,諏訪から伊那へ素直に行こうとすれば天竜川岸かいつもの有賀峠が近道なのですが,今回のテーマは中央構造線の旅,少々遠回りして茅野市まで迂回してR152へ入り杖突峠から伊那谷に入ります。

杖突峠は江戸時代は江戸から伊那谷へ入る一番の近道ということで結構にぎわっていたそうです。かの江島生島事件の江島も高遠藩へ流されてきたときはこの峠と通ったそうです。そのときは籐丸籠に入れられてきたのでしょうか?

さて,峠を下って伊那市高遠(旧上伊那郡高遠町)の中心部へ来ます。ここは桜の季節になると大変にぎわいますが今は閑散としています。高遠高校の手前の信号を左折してトンネルを入って伊那市長谷方面へ。長谷はかの美和ダムで有名な村でした。天竜川最大の支流と呼ばれる三峰川をせき止めて治水利水を図ろうとダムを建設したのはよいものの,予想外の土砂の堆積により建設後わずか3年でダムが土砂で埋まってしまったというシロモノです。その後浚渫作業を繰り返したりさらに上流にダムを作ったりと試行錯誤をしている模様ですが,上流のダム湖は生活排水等で汚れていないまさにマリンブルーの綺麗な水でした。

さて,ダム湖を過ぎてしばらく進むとついに分杭峠へと続く険しい道へと入っていきます。この分杭峠,地元の峠として昔から良く訪れていましたが,最近は何やらパワースポットとか言って県外からの訪問客が大量に押し寄せている模様。おかげで以前は本当に静かだった峠が交通規制が始まってマイカーでは峠まで行けなくなってしまいました。

これが峠の頂上です。下伊那郡大鹿村と伊那市長谷(旧上伊那郡長谷村)を境にする峠ですが,以前は写真左側の立て看板もなくて簡単な駐車場があって特に長谷方面のふもとが眺望できる本当に静かで空気のきれいな場所でした。それがいつの間にやらこの有様。そんなこんなでいると何やら県外客が地元上伊那のバス会社が運営するシャトルバスで乗り付けてました。

以前は何もない山奥だったのがこんな感じでシャトルバスの駐車場を作ってそこに出店を出して伊那名物ローメン饅を販売しています。しかもシャトルバスの乗り入れ口のふもとは何やら怪しげな水まで売っている始末・・・この写真の右側の奥の方に進むとパワースポットがあるらしく,県外者が何やら瞑想にふけってました。

昔はこの景色が唯一の売りで,ほとんど人の気配を感じることのなかった峠が今や一大?観光地へ。しかも地元の伊那市が市の公式HPでパワースポットを紹介してPRしている始末。

おい伊那市!行政がゼロ磁場なんてエセ科学を煽って金儲けしてもいいのかよ!
昔の静かな歴史ロマンあふれる分杭峠を返せ!!

・・・と心の中で叫びながら峠を下り,昔ながらの本当に静かな環境を残してくれている下伊那郡大鹿村へと入る。さすが我が地元下伊那郡。上伊那の銭ゲバドモと違って自然を大切にしている心意気を感じます。

そしてしばらく進むこと数分。ついに看板が見えてきました。中央構造線が地表に露出している場所が近くにあるのです。駐車場にアドレスを止めてうっそうと茂る細道を沢の方へ歩くこと数分

分かりますでしょうか?写真は地表を削った斜面なのですが土の色が三色に別れています。それがまさに中央構造線の境目で,この色が違う土はそれぞれ皆性質が異なっているようです。中央構造線とは一言で言えば断層で日本列島の広範囲に渡って地面がずれたということです。

何ともダイナミックな話ですね。峠の頂上では県外客がたむろしていましたがこの露頭には誰一人訪れる者はいませんでした。誰もいないのも薄気味悪いので早々に立ち去ることに。その前に看板を記念撮影。

さて,再びR152を南下しようと思ったら土砂崩落のため通行止めの看板がでも対向方面からバイクが3台こっちへ向かってくる。もしかしたら崩落の合間を縫ってバイクなら通れるかもしれないと思って看板をくぐって進むこと数分

淡い期待は見事に打ち砕かれてしまいました。せっかくだから県境を越えて静岡県まで行こうと思いましたが,多分この土砂では復旧工事も遅れて今シーズンは無理かもしれません。また来年へ期待をつなげ引き返すことにしました。(走行距離135㎞)


アドレスV125Gテールバッグ取り付け

2010年10月03日 | アドレスV125G
2か月ほど前になりますがアドレス用にテールバッグを購入しました。
アドレスのシートはPCXのような背もたれのためのコブがないため長距離ツーリングの際,腰に負担がきます。ほんの少しでも良いから腰の負担を緩和できないかと思い,ネットで見つけたテールバッグを購入。今まで棚の奥にしまいこんでいましたが今日アドレスで遠出しようと思いようやく取り付けしました。

こんな感じで取りつけました。バッグの奥行きがちょうどベストサイズで腰にぴったりフィットします。前から見るとこんな感じ。

バッグの裏側はこんな感じでアドレスのリアキャリアと結びつけたり肩掛け用のバンドをテールボックスに巻きつけたりとバッチリ固定もできます。

で,内部は保冷機能が施されているのでクーラーボックス代わりにもなりそう。まあこんなにジュースとか詰め込むことはありませんがね。

で,今日アドレスで中距離を走ってきましたが感想はまあまあのフィット感でした。もう少しバッグの中に詰め物を入れて硬くすればますます腰にフィットして疲れも軽減すると思います。どこへ行ってきたかは後日アップします。


アドレスV125S試乗

2010年09月21日 | アドレスV125G

昨日アドレスV125Sの試乗会に行ってきました。
スズキのホームページで試乗会を開催していることを知り,県内の開催店を見ていたら先月2年点検をしたスズキ店でも行っている模様。先週早速申込みをして昨日行ってきました。

店に行くと早速Sが店頭に置いてありました。う~んさすが新型だけあってスタイルはかっこいい
私のGと比べ全体的に凹凸感を出してスタイリッシュになっています。特にシート下部付近はGより肉付きを良くして重厚感を与えていたり,フェンダーもGは▽の形状がストレートに下に伸びているだけですがSは多少凹凸感を与えているなど,タイヤのサイズや車体の大きさはGと変わらないものの,外観は明らかにGより良くなっています。

さらに特筆すべきは給油キャップがラチェット式になって四輪車並みに豪華になっていた!Gのキャップは全体的に厚みのない薄いプラスチック製で,強く閉めるとキャップ自身がパキっと真っ二つに折れそうですが,Sの場合全体的に厚みを増すなど丈夫そうにできていて,キャップを閉め続けてると「カチカチッ」と言って一定のトルク以上締め付けられない構造になっていました。これはG時代に二度も給油キャップでリコールを出した教訓を生かしたとのことですが,SはGと比べある点を除けは確実に進歩しています。

さて,ウンチクはここまでにして早速試乗します。キーを周してセルを押すとエンジンが掛かりました。あれ?エンジン音がGと違う。う~ん何というか軽いというか,カブとまでは言わないものの,なんとなくよわよわしいような音だ。
Gの場合(私のK7),セルを押すとボボボッという力強い,いかにもパワーがありそうなエンジン音が聞こえてくるのですが,今回試乗したSはポポポッというかパタパタッというか,明らかに私のアドレスとは違うエンジン音で,それまでの新型アドレスを見ていた高揚感からちょっと違和感を覚えました。

そしてシートにまたがって早速試乗。アクセルを回して発進。ん,ん~やっぱ出だしは遅いな~何というかもう一押し足りないというか,私がGを買って最初にアクセルを回して発進したときの感動とは全く違う,以前乗っていたレッツⅡスタンダードを彷彿させるような発進です。
Gの場合,スタートからグイグイ引っ張られるようなパワーがあり,車体がエンジンの出力についていけないような力強さを感じるのですが,今回試乗したSはむしろ車体が重くてエンジンがヒーヒー言っているような感じです。それでもこれはあくまでGに比べての話で,決してSが他の125バイクと比べて非力だというわけではありません。

事実,Sも60㎞まではスムーズに加速してくれ,車の流れに綺麗に乗れます。ただ・・・やはり60㎞以上出そうとすると少々苦しい。アクセルを強く回してもなかなかスピードが上がりません。今回試乗したSは自分が最初の試乗者で,乗り出しでオドメーターが2㎞でしたから,エンジンが完全に調子良いわけではありません。しかし,Gを購入して乗った時はオドメーターが0㎞からグイグイと80㎞辺りまで引っ張っててくれたあの時の感覚とは全く違いました。走っていてもエンジン音が明らかに違う。外観や給油キャップやメーター周りが格段と向上したにも関わらず,肝心のパワーが落ちてしまっているのは非常に残念です。

と,言っても,これはあくまで私の個人的感想で,これからSを検討している方をガッカリさせてはいけません。パワーが落ちていると言ってもそれはあくまでGと比べての話であって,現行125スクーターの世界でもSはトップクラスのパワーを保持しています。
私は125CCのスクーターにはこれまでGとPCXと小型二輪教習時に乗ったホンダスペイシーの三車種しかありませんが,スペイシーと比べればはるかにSの方がパワーがあります。
また,PCXと比べても,PCXもようやく慣らしが終わったところですが,加速はSとほとんど変わりません。加速の速さの順番で行けばG>PCX≧Sと言ったところでしょうか?ちなみに今Sを買うとリアボックスがサービスで付いてくるらしいです。しかもこのリアボックス,Gの純正品と比べても容量が大きくていっぱい荷物が積めるとのこと。軽量コンパクトで軽快に走るというアドレスのコンセプトはしっかりと受け継がれています。

試乗後にタオルをもらいました。タオルと呼ぶにはあまりにも小さ過ぎますが,記念にアドレスのシート内にでも入れておこうと思います。


新型アドレスV125Sについて

2010年08月25日 | アドレスV125G

先月ついに新型アドレスが発売されました。
昨年?でしたか平成19年排ガス規制対応型のアドレスが発売されましたが,これは排ガス規制対応を主眼にしたもので,多少の追加装備を施したものの,本格的なモデルチェンジはこのV125Sだと思います。

さて,スズキのHPを見るとV125Gも未だ健在です。そうするとSの方はアドレスの正当な後継機種ではないのでしょうか?まあ細かいことは抜きにして,SにはGにはない様々な機能があります。
まず,Sの一番の売りというか,多機能メーターがいいですね。スピードメーターが特にかっこいいです。
しかもデジタル時計が標準で装備されているところはさすがユーザーの気持ちをしっかり理解している。
そもそもアドレスは宣伝文句に「通勤特急」と言っていたくらいですから,私も含めて通勤や通学などに利用しているユーザーが大半だと思います。
そういう時間に追われているユーザーにとって時計は必要不可欠なもの。かくいう自分もアドレス購入後,通勤や長距離ツーリング途上で時計がなくて不便をきたしたことが多く,早速外付けの時計を購入しメーター周りに取りつけました。

他に特筆すべき装備と言えばかばんホルダーですかね。
排ガス規制前のアドレスのコンビニフックは非常に使いづらいです。アドレスの前に乗っていたレッツⅡスタンダードのコンビニフックの使いやすさに感動していたので,アドレスに乗り換えたときの唯一のガッカリ感はこのコンビニフックでしたが,Sではそのへんが向上されてかばんまでしっかり掛けられて,まさに通勤通学買い物と言った生活に密着した原二スクーターのポイントをしっかり押さえています。

と,称賛するのはここまでで・・・
最高出力はGと変わっていませんね。規制により大幅ダウンした出力は技術革新で向上できなかったのでしょうか?
まあ,私自身規制後のアドレスに乗ったことがないので体感的にどの程度違いがあるのかは分かりませんが,身近な人の話では発進~60㎞/hまでの加速感はさして変わらないらしいです。田舎の登坂車線や峠道のようなある程度パワーが必要な場面では規制前と規制後で違いが出てくるのでしょうが,街乗りのような実用的な場面では通勤特急の面目は保たれているのでしょうか?規制後のアドレスの方が燃費がいいという話も聞きますから,カタログ値だけで云々することは早計かもしれません。

あと,タイヤサイズが相変わらず前後10インチだということで,ネット上で否定的な意見を見ましたが,私は軽量・コンパクトを売りにしているアドレスですから,これ以上サイズアップする必要はないと思います。まあ,確かに10インチタイヤであれだけ加速が出ていると轍や窪みにはまると怖いですけどね。12インチのスクーターが欲しければシグナス辺りもあるわけですから,アドレスには今後も軽量コンパクトを貫いて欲しい。

排ガス規制で出力ダウンし,アドレスの売りだった通勤特急のイメージを大幅にダウンさせたアドレスがメーターを充実させて起死回生を計ったと思いますが,強敵PCXに勝てるかどうかは微妙なところだと思います。自分だったらSよりPCXを選びまます。

今後,スズキが水冷12馬力のアドレスを出してくれたら即効で買い替えますが(笑)


アドレス2年点検

2010年08月24日 | アドレスV125G
胃カメラの話と前後しますが8月21日22日とアドレスを点検に出してきました。
アドレスを買ってちょうど2年。購入店で1か月点検をしたのみで去年はすっかり点検のことも気にせず過ごしてしまった。
まあオイル交換はきっちりしてましたがやはり他に不具合は無いか気になるところ。
引越して購入店も遠くなってしまい,とりあえずスズキのHPから近場の取扱店を探したところ2店舗ほど発見。A店は同じ市内で割合近いのですがなんとなくぱっとしなさそう。B店は隣町ですがHP上からもバイクへの情熱がA店よりは伝わってくるのでB店に決めました。

で,土曜日にB店へ行って点検をお願いする。
すぐ点検してくれそうな感じでしたが,2年間もほったらかしていたのでしっかり見てもらいたくて翌日引き取りに来ることを伝えアドレスを置いて帰宅。と言っても1キロ先の駅まで歩いてそこから電車に乗って一駅で降りて路線バスを乗ろうと思ったら休日は運休という土田舎丸出しのダイヤで炎天下の中2キロを歩いて帰宅。

そして日曜日同じコースで再びB店へ。
点検はすっかり終わって店主にアドレスの診察結果かを聞くと
・走行距離は6000㎞弱とまだ短いので特に問題はない。
・ブレーキパッドもまだ3mmは残っているので大丈夫。
・エアフィルターや電送系,プラグやバッテリーも問題ない。
・ただタイヤの空気圧が結構少なかった。少ないと編摩耗する。
・ブレーキフルードだけは交換しておいた。
・総じて問題ないが点検しないで放っておくのはバイクのためにも良くない。気軽に立ち寄ってくれれば空気圧のチェック等する。

自分ところで買ってくれたわけではないのに随分丁寧に点検してくれたなーと関心しました。
会計を済ませてからあっと思いだしたように,アドレスのドレンボルトとガスケットを注文して店を後に。

乗ってみて早速びっくり!
おっいつもより車高が高く感じる!空気圧の差はこんなに大きかったのか!
しかも加速もいつもより良いじゃん。その上ブレーキの泣きが無くなってる!!
あまりの点検効果のおかげでつい遠出したくなって有賀峠~伊那~飯田~大平街道~南木曽~R19~権兵衛峠~伊那~帰宅のプチツーへ。

おかげで部分日焼けがヒリヒリしてます(走行距離235㎞)

アドレスV125Gで八ッ場ダム建設工事視察その3

2009年09月08日 | アドレスV125G
さて,やんば館の中に入るとまず入口の左側にダム完成時の水没想定地域が航空写真に図解で示されていました。

少々分りにくいですが,やんば館から3kmほど下流に下った辺りにダム本体を建設する予定です。写真を見るとやんば館から2kmほど上流付近からダム湖として水没し始める感じですので相当大きなダム湖が出現することになります。

入口から入って左手にある展示スペースです。ちなみにやんば館担当者の許可を得て撮影しています。

入口から向かって右手にある展示スペースです。何やらビデオ上映もしているようです。

長野原町におけるダム建設反対の住民運動の歴史を写真入りで説明しています。

どうやら八ッ場ダムは関東一円に水を供給する役割を果たす機能を持っているようです。

八ッ場ダムは戦後間もない昭和27年に建設計画が発表されたようです。当時はまさにダム全盛時代で,電力供給源に占める水力発電の割合は現代よりも大きかったものと思います。天竜川中流域に建設されたかの佐久間ダムも八ッ場ダムと同時期に建設計画が持ち上がりましたがこちらは順調に建設が進み,昭和31年に竣工しました。

しかし,八ッ場ダムはそうはいかなかったみたいです。 計画発表後40年間に渡る激しい反対運動が繰り広げられた末,平成4年に国・県・町の三者が建設基本協定を締結したそうです。

それから十数年を経て再び建設の是非を問われることになった訳ですが,ダム湖に水没してしまう住民からすれば苦渋の決断をしてダム建設を受け入れたにも関わらず再びダムに振り回されてしまうことになってしまいました。

上の写真はやんば館の入口から駐車場方面を撮影したものです。受付の方の話によると写真上方の建設中の橋の下付近まで水没するそうです。橋と駐車場の中間付近にJR吾妻線の鉄橋が見えますが,吾妻線も一部水没箇所があって現在線路の付け替え工事が行われているそうです。

なお,ダム本体の建設はまだ行われておらず,つい最近,本体工事のための入札が延期されたそうです。そう言えば最近そんなようなニュースを見た記憶があります。民主党政権が正式に発足し,新政権の方針が決まるまで国交省は入札を延期した模様です。

さて,今回の八ッ場ダム建設工事現場とやんば館でのダム建設の歴史を見て,巨大ダム建設というのはさまざまな面に多大な影響を与えるものだと実感しました。八ッ場ダム建設の是非については私ごとき八ッ場ダムとは無縁の者が口を挟むことはおこがましいので差し控えさせていただきますが,仮にダム建設を中止したとしても,半世紀以上ダムに翻弄された地元住民の方のケアだけはしっかりしていただきたいと思いながら長野原町をあとにしました。(本日の走行距離284km)


アドレスV125Gで八ッ場ダム建設工事視察その2

2009年09月07日 | アドレスV125G
さて,群馬県長野原町役場を出発して再びR145を走ると対向車線はダンプがひっきりなしに走るのを目にするようになりました。良く見ると八ッ場ダム工事関係車両である旨の表示をしています。ようやく八ッ場ダムという文字を見つけることができました。そうするとこの付近で工事が行われているのではないかと思い,注意しながら走ると工事中の橋を見つけました。

しかし,あれが八ッ場ダムの工事現場なのでしょうか?とてもそうには見えません。しかし,もの凄い数のダンプがこんな山奥の田舎道を往来し,道路脇には多数の工事関係者が交通整理をしています。ダンプのせいで周囲はもの凄い砂ぼこりが舞い上がり,交通整理の人もマスクを着用してます。バイクで走る自分には苦痛でたまりません。

しばらく進むと巨大な高架橋が見えてきました。

こんな山奥のあんな高いところに橋を作って何をするのでしょう?不思議に思いながら進むと今度は工事中の高架橋が見えてきました。

写真で見ると実感しずらいですが,近くで見るとあまりの規模の大きさに圧倒されます。ダンプはどうやらこの工事現場を中心に往来しているようでした。それにしても高架橋工事は行われているようですが肝心のダム本体の工事はどこで行われているのでしょう?

こんな小さな川にダムを作ってどうしてかの民主党がマニフェストで中止を掲げるほど大げさに扱うのか不思議に思いながらあきらめて引き返そうと思った矢先・・・

「八ッ場ダム広域センターやんば館」という建物を発見しました。なるほど,ここが八ッ場ダム工事の紹介をするところなんだと思い,せっかくだから見学しようと写真左側の看板を目にしたところ・・・

なんと・・・さっき通った高架橋の辺りまで水位が上昇するほどの大規模ダムだったんじゃあないですか!ということは,やんば館も含めてこの周囲の集落は全てダムに水没するということになります。工事中の橋は高架橋なんかではありません。ダムが完成した際のダム湖を横断する道路だったのです。

いや~びっくりしました。まさか今時集落が水没するほどの大規模ダムを建設しているだなんて想像だにしませんでしたから。そりゃぁ天下の民主党が建設の是非について論議するのもうなずけます。やんば館は開館中でしかも無料でしたので中の展示物を見ることにしましたがその様子はまた次回にアップします。


アドレスV125Gで八ッ場ダム建設工事視察その1

2009年09月06日 | アドレスV125G

先週は民主党圧勝で全国が沸きましたがそれにあわせて新たな問題がクローズアップされました。それは群馬県吾妻郡長野原町で建設中の「八ッ場ダム」建設工事問題です。民主党はマニフェストでこの八ッ場ダムの建設工事中止を掲げているからです。

私はこの問題が浮上するまでは八ッ場ダムなど全く知りませんでした。で,調べてみたところ,ここから割と近いところに建設現場があることが分りました。それで,八ッ場ダムとは利害関係の全くない一国民として(国税が投入されているようなので無関係とは言えませんが)昨日,アドレスに乗って建設現場を視察してきました。

さて,数年前にどこかの県知事が「脱ダム宣言」などと妄言を吐いていましたが,最近ではダムの恩恵に浴している方々からも含め,ダムは自然破壊の代名詞のような扱いを受けています。また巨大公共事業として税金の無駄遣いも指摘されています。

事実,田舎に住む者としてダムは非常に身近な建造物として良く目にします。休日にドライブでちょっと山奥の方へ行けばそこには必ずダムがあります。せっかくの自然豊かな場所に人工物を作るのは忍びない思いを私自身感じることが多々あります。また,ダム建設によって森林伐採,動植物の生態系への影響,さらに土砂の堆積問題等々自然破壊の側面も持ち合わせています。

その反面,ダムのおかげで洪水被害からまぬかれた多くの住民もいれば電力発電,水道水・灌漑用水の供給源等々多くの国民の生活に多大なる恩恵を与えていることも事実です。

ダムという自然環境に多大な影響を与える構造物を莫大な税金を投入し,さらには周辺住民の生活を犠牲にしてまで建設する必要性の有無については度々議論がなされます。

私は実生活でダム問題と直面したことがないからこのような問題に特に意識したことがありませんでしたが,これを機会にダム工事現場とはどのようなものなのか見てみたいと思います。

さて,そうは言っても堅苦しい命題だけで遠出するのは気が重いものです。いつものツーリング感覚で行ってきましたので,その過程もアップします。

まず自宅から須坂市方面へ進みます。矢島橋を渡って須坂市内に入り,仁礼町の信号を右折してR406へ

まずは菅平高原へと進みます。武石村からビーナスラインの頂上へ登っていったときと同じ急勾配の上り坂を延々登ります。

菅平高原に到着しました。この写真を撮ったすぐ横はスキー場が二つありました。菅平高原はスキー場のメッカですが,スキーは一切しない私には無縁の場所です。

群馬県へバイクで行くのは初めてで,しかも肝心の地図を忘れてきてしまったので案内板だけが頼りでした。途中長野原町方面への看板があったのでそれに従って進んでいったらなにやら山奥へ向かっていきます。何となく道を間違えたと思い,勇気をだして引き返して再びR406に戻ってしばらく進むと高原ともお別れ,上田市街地方面へ真っ直ぐの下り道を進むと今日の行程にふさわしいダムを発見。

立入禁止の看板の横をすり抜けてダムの事務所付近まで来て撮影。こんな間近でダムを見たのは10年ほど前に静岡県の佐久間ダムに行って以来です。

反対側の貯水部を撮影したところ。帰宅してから調べたら菅平ダムと呼ぶそうです。
さて,菅平ダムともお別れし,下り坂を延々下っていくと看板が見えてきました。

案内板に従い「菅平口」の信号を左折してR144へ入り長野原町方面へ進む。群馬県へ抜けるにはもう一つ峠を越えなければなりません。上り坂をしばらく進むと県境が現れました。

鳥居峠というらいいです。標高1362m。群馬県吾妻郡嬬恋村に入りました。
さて,群馬県に入るとなだらかな一直線の下り坂を延々走ります。この辺は自分にとって未知との遭遇のような場所で車でも通ったことがありません。やがて深い谷筋の集落が見えてきましたが何しろ地図を忘れてきたために自分が正確な位置を走っているのかも分りません。とりあえず八ッ場ダムは長野原町にあるということだけはインプットしてきましたので,その4文字を目指して走りました。

何とか長野原町役場まで到着しました。それにしても非常ののどかな町で八ッ場ダムの八の字も見当たりません。出発前に自宅で地図を確認したところR144は長野原町へ入ったところでR406へと変わり再びR145へと変わるのですが,道なりに進めば工事現場へと到着するはずです。道を間違えたのかと少々心配しましたがその心配は役場出発後すぐに吹き飛びました。その状況は次回アップします。


アドレスV125Gのオイル交換

2009年09月05日 | アドレスV125G

先週アドレスのオイル交換をしようとして挫折しましたが,原因は柄の短いレンチで無理矢理こじ開けようとしたからです。バイク屋で交換してもらおうと思ってましたが定期的に工賃を払ってオイル交換を頼むのは馬鹿らしいと思い,ホームセンターで柄の長いメガネレンチを買うことにしました。

両端の頭が17mmと14mmというベストサイズのメガネレンチを発見して購入。なぜならアドレスのドレンボルトのサイズは14mmですがENのそれは17mmだからです。

さて,前回ENのオイル交換をした際使用したオイルとポイパックとオイルジョッキを用意しました。ポイパックは2.5リットル用を購入しましたので,ENのオイル1100mlを入れても十分まだ入れられますから大事にとっておきました。

アドレスの車体の真下にあるドレンボルトです。なにやらマジックで書き込みがなされていますが意味は不明。最初にフィラーキャップを空けてからボルトを14mmのメガネレンチで緩める。

ドボドボとどす黒いオイルが流れてきました。このどす黒さ,ENのときよりすごくでびっくり。前回は平成20年9月15日にオドメーターが1063kmのときに交換しました。今回は2750kmで交換。まだ1687kmしか走ってませんがほぼ1年経ってオイルも酸化が進んでいたのでしょうか?ある程度オイルが垂れてこなくなったらドレンボルトを閉めます。本当はボルトをパーツクリーナーで洗浄した方がいいらしいのですがこのときはそんなことはつゆ知りませんでした。

さて,アドレスのオイル指定量は950mlのようです。取説を見ると10W40と記載されているのでこれまたENと同じ。既にフィラーキャップは取り外しておいたのでそこからオイルを注入します。

オイルをドボドボと流し込みます。住宅地の道路脇でやってたので通行人からジロジロ見られて恥ずかしかったです。

最後にオイルの分量を量り,フィラーキャップを閉めて終了。写真中央の指示線の範囲内であればOKみたいです。ちょっと大目だったでしょうか?

さて,アドレスを走らせた感想ですがギア車のENと違い新オイルに変えた効果の実感がありません。バイク屋に言わせるとスクーターなんかどんなオイルをいてれもいいんだということなんですがそうなんでしょうか?まああんだけドス黒かったんだからアドレスにとってはいいはずに違いありません。ENばかりかまってるとアドレスがすねてしまいますので久々に遠出しようと思います。