
PCXには標準で車載工具が搭載されています。ENを購入した時も車載工具が搭載されていましたが,レッツⅡスタンダードやアドレスV125Gには車載工具は搭載されていなかったのでバイク初心者の私にはちょっと驚きました。バイクなんて普通に乗ってガソリンを入れるだけのものと思っていたので,こんな工具を使って作業しなければならないことも起きうるのかと思いましたが,実際にバイクを乗ればその必要性はヒシヒシと感じます。まぁ自分がどこまでバイクにこだわりを持つかにもよりますがね。メンテナンスは全てバイク屋に任せてもいい訳ですし,自分はオイル&フィルター交換は自分でしますがそれ以外の作業はバイク屋任せにしています。
さて,そうは言っても旅先のしかもバイク屋が近くにない場所でバイクに異常が起こればこの工具が必要になってきます。幸い私はそのような場面に遭遇したことがありませんので,ENの工具も一度も使わなかったのですが,最低限車載工具は何に使うのか,知っておいた方がいいですね。
上の写真を見ると,プラグレンチとプラスマイナス併用のドライバーがあることは分かりますが,ワイヤーは何に使うのでしょうか?ちなみにオイル交換用のメガネレンチはありません。PCXのドレンボルトのサイズは12ミリですが,オイル交換は緊急性がないということでしょうか?それにしてもPCXのようなスクーターにも工具を常時搭載しなければならないなんて意外でした。ちなみにこの車載工具,本当に作りが簡単な安物で,緊急以外普段この工具を使用することはまずないでしょう。装飾品と言ってもいいくらいです。
ところで,今月に入ってからPCXのエンジンの掛かりが悪くなってきました。今まではエンジンをONにしてメーター周りが点灯して「ジー」という小さな機械音がしてメーター周りが消灯後,ブレーキレバーを握ったままセルボタンを押せば一発でエンジンが掛かったのですが,つい2週間ほど前から一発では掛からなくなって,セルを押しても弱弱しい掛かり音がしてすぐ止まってしまい,しばらくセルを押し続けるかセルを押したままアクセルを回すかしないと掛からなくなる症状が出てきました。平日の通勤はアドレスに乗っているため,PCXに乗るのは週末くらいですが,一週間放っておくとこんなにも掛かりが悪くなってしまいます。こんなことはアドレスでは一度もなく,アドレスは購入後2年を経過しましたが,買ってから今日に至るまでエンジンが一発で掛からなかったことはなく,2,3週間放ったらかしにしてもセルを押せば一発で掛かります(多少苦しい掛かり音がしますが)。
私は先週所用でPCXに乗らなかったので18日の月曜日にPCXで出勤しようと朝エンジンを掛けたらこのような症状が出ました。ですから今週は通勤にもPCXを使い,週末も100㎞程度走ってきたらエンジンの掛かりも良くなって安心。今後も同じような症状が続くのなら一度バイク屋に見てもらうと思いますが,PCXは未来のバイクと高をくくっていたが,アドレスの方が丈夫に出来ているなんて驚きです。
また,PCXは収納スペースが狭く,平らなところもないためちょっとした大き目の物を持ち運びながら走行するのが非常に難しいです。仕事で書類ケースを持ってPCXで用務先へ出掛けたのですが,書類ケースが大きくて,シート下の収納スペースにも入らなければリアボックスにも入りません。コンビニフックもないので掛けることもできません。アドレスだったらコンビニフックもあればフラットフロアですから置き場はどのようにでも確保できます。私はこの用務先へは書類ケースをPCXのシート裏のコブのところに載せて走行しましたが交差点の真ん中で落としてしまい,私が拾うまで交通の妨げをしでかしてしまいました。
こんなところにもアドレスの性能の良さ,使い勝手の良さが発揮されていて,アドレスにはますます愛着が湧いてきます。
もちろんPCXも遠乗りには最適のバイクでアドレスでは遠く及ばない快適性を発揮してくれますので,この2台は今後も可愛がって行きたいと思います。