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アドレスV125Gで八ッ場ダム建設工事視察その1

2009年09月06日 | アドレスV125G

先週は民主党圧勝で全国が沸きましたがそれにあわせて新たな問題がクローズアップされました。それは群馬県吾妻郡長野原町で建設中の「八ッ場ダム」建設工事問題です。民主党はマニフェストでこの八ッ場ダムの建設工事中止を掲げているからです。

私はこの問題が浮上するまでは八ッ場ダムなど全く知りませんでした。で,調べてみたところ,ここから割と近いところに建設現場があることが分りました。それで,八ッ場ダムとは利害関係の全くない一国民として(国税が投入されているようなので無関係とは言えませんが)昨日,アドレスに乗って建設現場を視察してきました。

さて,数年前にどこかの県知事が「脱ダム宣言」などと妄言を吐いていましたが,最近ではダムの恩恵に浴している方々からも含め,ダムは自然破壊の代名詞のような扱いを受けています。また巨大公共事業として税金の無駄遣いも指摘されています。

事実,田舎に住む者としてダムは非常に身近な建造物として良く目にします。休日にドライブでちょっと山奥の方へ行けばそこには必ずダムがあります。せっかくの自然豊かな場所に人工物を作るのは忍びない思いを私自身感じることが多々あります。また,ダム建設によって森林伐採,動植物の生態系への影響,さらに土砂の堆積問題等々自然破壊の側面も持ち合わせています。

その反面,ダムのおかげで洪水被害からまぬかれた多くの住民もいれば電力発電,水道水・灌漑用水の供給源等々多くの国民の生活に多大なる恩恵を与えていることも事実です。

ダムという自然環境に多大な影響を与える構造物を莫大な税金を投入し,さらには周辺住民の生活を犠牲にしてまで建設する必要性の有無については度々議論がなされます。

私は実生活でダム問題と直面したことがないからこのような問題に特に意識したことがありませんでしたが,これを機会にダム工事現場とはどのようなものなのか見てみたいと思います。

さて,そうは言っても堅苦しい命題だけで遠出するのは気が重いものです。いつものツーリング感覚で行ってきましたので,その過程もアップします。

まず自宅から須坂市方面へ進みます。矢島橋を渡って須坂市内に入り,仁礼町の信号を右折してR406へ

まずは菅平高原へと進みます。武石村からビーナスラインの頂上へ登っていったときと同じ急勾配の上り坂を延々登ります。

菅平高原に到着しました。この写真を撮ったすぐ横はスキー場が二つありました。菅平高原はスキー場のメッカですが,スキーは一切しない私には無縁の場所です。

群馬県へバイクで行くのは初めてで,しかも肝心の地図を忘れてきてしまったので案内板だけが頼りでした。途中長野原町方面への看板があったのでそれに従って進んでいったらなにやら山奥へ向かっていきます。何となく道を間違えたと思い,勇気をだして引き返して再びR406に戻ってしばらく進むと高原ともお別れ,上田市街地方面へ真っ直ぐの下り道を進むと今日の行程にふさわしいダムを発見。

立入禁止の看板の横をすり抜けてダムの事務所付近まで来て撮影。こんな間近でダムを見たのは10年ほど前に静岡県の佐久間ダムに行って以来です。

反対側の貯水部を撮影したところ。帰宅してから調べたら菅平ダムと呼ぶそうです。
さて,菅平ダムともお別れし,下り坂を延々下っていくと看板が見えてきました。

案内板に従い「菅平口」の信号を左折してR144へ入り長野原町方面へ進む。群馬県へ抜けるにはもう一つ峠を越えなければなりません。上り坂をしばらく進むと県境が現れました。

鳥居峠というらいいです。標高1362m。群馬県吾妻郡嬬恋村に入りました。
さて,群馬県に入るとなだらかな一直線の下り坂を延々走ります。この辺は自分にとって未知との遭遇のような場所で車でも通ったことがありません。やがて深い谷筋の集落が見えてきましたが何しろ地図を忘れてきたために自分が正確な位置を走っているのかも分りません。とりあえず八ッ場ダムは長野原町にあるということだけはインプットしてきましたので,その4文字を目指して走りました。

何とか長野原町役場まで到着しました。それにしても非常ののどかな町で八ッ場ダムの八の字も見当たりません。出発前に自宅で地図を確認したところR144は長野原町へ入ったところでR406へと変わり再びR145へと変わるのですが,道なりに進めば工事現場へと到着するはずです。道を間違えたのかと少々心配しましたがその心配は役場出発後すぐに吹き飛びました。その状況は次回アップします。


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