本日2010/6/6(日)にC.TESTを受けてきました。
2009年11月15日以来7か月ぶり、通算7回目の受験となります。
1.会場の様子
東京会場(西巣鴨・大正大学)のAD級の受験者数は23名でした。うち欠席者が3、4名ほどいたようです。私が受けた前回2009年11月(7名)よりは大幅に増えています。(他会場はどうだったのでしょうか?)
以前も開催されたことのある会場(※)です。空調も音響も快適でした。
(※)こんな感じ。■が受験者の席。
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2.C.TESTの問題形式
C.TESTは、「聴力理解」約60分、「総合運用」約100分、合計約2時間40分の長丁場の試験です。問題形式はHSKの初中等と似ています(問題作成は北京語言大学のHSKセンター)が、難易度は1~2ランクほど高いため、時間がよりシビアです。
【聴力理解】
リスニングパートである「聴力理解」は、全70問を約60分で解答。
第一部分、第四部分が特徴的ですが、第二部分、第三部分はHSKと同じです。
第一部分はHSK8級の人でも苦戦すると言われており、ここでショックを受けてあきらめないことが肝心です。また、第四部分は語句を記述させる問題で、かなり骨が折れます。
○第一部分:看图回答问题(10題)・・・図表とアナウンスから判断して解答する。
○第二部分:听简短对话回答问题(20題):HSKの第二部分と同じ。
○第三部分:听长对话回答问题(20題):HSKの第三部分と同じ。
○第四部分:听后做笔记(20題):長文を聴いた後、空欄がある文章を完成させる。
【総合運用】
筆記パートである「総合運用」は、以下のような構成になっており、合計90問出題され、100分間で解答します。
第一、二、三、五部分はHSKと同じ形式ですが、第四部分、第六部分がC.TEST独特の出題です。
第五部分は、単語の一部の漢字でなく単語そのものを書かせる問題なので、その分難易度が高くなっています。
○第一部分:詞語填空(10題)・・・文中の空欄に適切な単語を選ぶ問題。
○第二部分:語序(20題)・・・語順を答える問題。2パターン(10問づつ)あり。
○第三部分:閲読(30題)・・・6つの長文にそれぞれ5題。
○第四部分:挑錯(10題)・・・30~40文字の長めの文の間違い探し。
○第五部分:総合填空(10題)・・・HSKの漢字問題と同じ形式。(ただし単語単位)
○第六部分:造句(10題)・・・文章中の空欄にフレーズを記述する。句レベル。
3.C.TESTスコア推移
2009年11月まで過去に受験した6回分のスコア推移です。
回数も増えてきたのでグラフにしました。
※総分(合計点)は逓増しているものの、聴力理解、総合運用ともに、どうも安定していません・・・。聴力の前回533点は実力に比べて、できすぎだったと思っています。
4.今回予想(正答数)
こちらも、今回から表にしました。
※スコア以外の数字は正答数
※太字は今回(予想) 赤字は過去実績最高、青字は過去実績最低
聴力理解は、今回は第三部分(長い対話を聞いて設問に解答する)がいまひとつでした。以前に比べると大意はとれるようになってきたものの、細部の聴き取りがまだまだできません。
第四部分は、今までで一番できたと思いますが、これは試験の形式に慣れたことも寄与していると思われます。
前回に比べると若干易化したように思われますが、C.TESTは問題難易度や母集団に影響されずスコアを出す試験なので、正答数がそのままスコアに比例するわけではありません。
上述のとおり、聴力を475点、総合運用を615点と 予想しました。総分は545点となる(足して2で割る)ので、過去最高の541点をわずかに上回る、という感触です。
今年の目標は聴力理解を575点、総合運用625点、総分600点としているのですが、聴力を底上げしないことにはまだまだ到達できなさそうです。
結果がでるのは5週間後とのことなので、7月上旬となる見込みです。
それでは、受験された皆さん、お疲れ様でした!
座席表の図示、かわいくてわかりやすいですね。こんど仕事で使ってみます。
受験者が増えたようでうれしく思います。最近の C.TEST や HSK のセールス活動は本気を感じさせるものですが、効果があったのかもしれません。
運営もそつなく、成績が出るまでの期間もしっかり守るので安心感が出てきました。
電子メールなどテキストで簡便的にやるときには、記号を駆使するとわりといろいろ表現できますね。>図示
私もC.TESTが安定して存続することを望んでいる者です。受験者は少人数ですが、試験運営には相当コストをかけていると思います。J.TESTの運営をしている母体と同じなので、資金もノウハウもやりくりしてるんでしょうね。
コメントありがとうございます。
これだけ少ないと、わずかな増減で数10%も変わってきますね。
始まってからもう3年くらい経っているので、もうちょっと受験者が増えてもよいと思っているのですが…。