中国語学習記録~試験でモチベーションを維持しよう!

2006年から趣味で始めた中国語。各種試験に向けての計画、実行、結果を綴っていきます。

C.TESTを受けてきました(2010年6月)

2010-06-06 20:41:44 | C.TEST

本日2010/6/6(日)にC.TESTを受けてきました。
2009年11月15日以来7か月ぶり、通算7回目の受験となります。

1.会場の様子

東京会場(西巣鴨・大正大学)のAD級の受験者数は23名でした。うち欠席者が3、4名ほどいたようです。私が受けた前回2009年11月(7名)よりは大幅に増えています。(他会場はどうだったのでしょうか?)

以前も開催されたことのある会場(※)です。空調も音響も快適でした。

(※)こんな感じ。■が受験者の席。
      
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2.C.TESTの問題形式

C.TESTは、「聴力理解」約60分、「総合運用」約100分、合計約2時間40分の長丁場の試験です。問題形式はHSKの初中等と似ています(問題作成は北京語言大学のHSKセンター)が、難易度は1~2ランクほど高いため、時間がよりシビアです。

【聴力理解】
リスニングパートである「聴力理解」は、全70問約60分で解答。
第一部分、第四部分が特徴的ですが、第二部分、第三部分はHSKと同じです。

第一部分はHSK8級の人でも苦戦すると言われており、ここでショックを受けてあきらめないことが肝心です。また、第四部分は語句を記述させる問題で、かなり骨が折れます。

○第一部分:看图回答问题(10題)・・・図表とアナウンスから判断して解答する。
○第二部分:听简短对话回答问题(20題):HSKの第二部分と同じ。
○第三部分:听长对话回答问题(20題):HSKの第三部分と同じ。
○第四部分:听后做笔记(20題):長文を聴いた後、空欄がある文章を完成させる。

【総合運用】
筆記パートである「総合運用」は、以下のような構成になっており、合計90問出題され、100分間で解答します。

第一、二、三、五部分はHSKと同じ形式ですが、第四部分、第六部分がC.TEST独特の出題です。
第五部分は、単語の一部の漢字でなく単語そのものを書かせる問題なので、その分難易度が高くなっています。

○第一部分:詞語填空(10題)・・・文中の空欄に適切な単語を選ぶ問題。
○第二部分:語序(20題)・・・語順を答える問題。2パターン(10問づつ)あり。
○第三部分:閲読(30題)・・・6つの長文にそれぞれ5題。
○第四部分:挑錯(10題)・・・30~40文字の長めの文の間違い探し。
○第五部分:総合填空(10題)・・・HSKの漢字問題と同じ形式。(ただし単語単位)
○第六部分:造句(10題)・・・文章中の空欄にフレーズを記述する。句レベル。

3.C.TESTスコア推移
2009年11月まで過去に受験した6回分のスコア推移です。
回数も増えてきたのでグラフにしました。


※総分(合計点)は逓増しているものの、聴力理解、総合運用ともに、どうも安定していません・・・。聴力の前回533点は実力に比べて、できすぎだったと思っています。

4.今回予想(正答数)

こちらも、今回から表にしました。

※スコア以外の数字は正答数
太字は今回(予想) 赤字は過去実績最高、青字は過去実績最低


聴力理解は、今回は第三部分(長い対話を聞いて設問に解答する)がいまひとつでした。以前に比べると大意はとれるようになってきたものの、細部の聴き取りがまだまだできません。
第四部分は、今までで一番できたと思いますが、これは試験の形式に慣れたことも寄与していると思われます。



前回に比べると若干易化したように思われますが、C.TESTは問題難易度や母集団に影響されずスコアを出す試験なので、正答数がそのままスコアに比例するわけではありません。

上述のとおり、聴力を475点、総合運用を615点と 予想しました。総分は545点となる(足して2で割る)ので、過去最高の541点をわずかに上回る、という感触です。
今年の目標は聴力理解を575点、総合運用625点、総分600点としているのですが、聴力を底上げしないことにはまだまだ到達できなさそうです。

結果がでるのは5週間後とのことなので、7月上旬となる見込みです。

それでは、受験された皆さん、お疲れ様でした!


中国語試験のレベル対応(2)

2010-06-01 00:41:48 | 試験の比較

前項の続き。

中国語試験のレベル対応表を作ってみました。(中検、旧HSK、新HSK、C.TEST、TECC)

(注)
・私の感覚と想像により作成したものです。よって、もちろん公式なものでも世間一般に通用するものでもありません
そもそも試験間のレベルは単純には対応しません。内容も配点も母集団も違うものなので。それを踏まえて、あくまでも遊びの一環で作っているものです。
・表をブログ等に転載する場合には、引用元を明示してください。(実は、あるブログにて、本ブログのある記事をそのままパクって(しかも改悪されて)いる記事を見かけたことがあるもので・・・。個人の情報をぺたぺた色付けしているのはその防止の意味もあります。)
・表や本文の内容はこっそり差し替える可能性があります

<中国語試験のレベル対応表>



<ポイント>
1.表で表現したかったのは、以下の関係です。
 ○中検3級C.TESTD級HSK5級HSK6級C.TESTC級中検2級
  HSK7級C.TESTB級HSK8級中検準1級
 ○中検3級≒HSK4~6級
 ○中検2級≒HSK6~8級
 ○中検準1級≒HSK8~11級

2.私が経験した級・スコアの範囲(色付けしている範囲)はいろいろ考えて対応させましたが、それ以外のところはやっつけです。

3.せっかくなので、新HSKの対応も入れてみました。受けたことがない試験なので、かなり想像が入っています。

※人によって感覚は違うと思いますが、いかがでしょうか?
ほんとは、こんな個人の主観だらけの表よりも、各試験の主催者が実データをもとに公開してくれるといいんですけどね・・・。

※自明ですが、それぞれの級・スコアの幅(ボックスの大きさ)は、必要学習時間に比例しているものではありません。最初はそれも表現しようと思ったのですが、かなり間延びしてしまうので、あきらめました。
なお、それぞれのレベル到達までの所要学習時間は、別テーマで書いてみたいと思っています。