ハモン・イベリコ

2005年07月09日 | Weblog
栄のとある繁華街に、フラメンコ教室がある。
その教室の1フロアに、オーナー(先生)が
関係者と受講生のために開いている看板のない店が
ある。
昨夜、初めてそこに立ち寄る縁を得たのだが、
その先生は、そのために購入したという冷蔵庫
から黒い爪までついているハモン・イベリコ(
イベリコ豚の生ハム)を取り出して目の前で
切ってくださった。

いままで食べたことのある生ハムとはまるで違う。
指先の体温で脂は溶け出し、口に入れても
しつこくなく、さらっと溶けてしまう。
香りが良く、塩辛くもない。
驚きの味だった。

この豚は、コルク樫の生える広い土地で放牧され、
ドングリだけを食べて育つのだという。
写真も見せてもらったが、筋肉質の黒豚で、
足もすらりと細い。これを長期間かけて熟成
させるのだとか。

スペイン食文化、恐るべし。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする