突然気温が上がったので、あれ? と思っていたら、やはり風が強い。 砂漠から熱波到来...砂嵐もよう。 こう言う日はアバヤにブルカの必要と有り難味がよくわかる...
ここ1年ほどでドバイでもシリア人が急増した。アラブ春さかんだった当初、シリア蜂起が始まった頃は相当数のシリア人やレバノン人達を追放していたUAEだったが、大きく方向が変わったようだ。モールやレストランでシリア人家族を頻繁に見る。
アラブ諸国からドバイ、UAEへ訪れるには、ある程以上の収入がある家族・親類の招待状かホテル予約と往復航空券が必要だ。それでも親子3代の大家族がビザを得るのは難しい筈なのだが。発表はしないが、恐らくUAE政府は何らかの特別処置を設けてシリア人家族へのビザ発給を容易にしているのだろう
欧米とサウジ、カタール、トルコが協働してシリア崩しとイスラム原理主義化に躍起になって来た一方、UAE政府はムスリム兄弟団原理主義への批判と監視を強化してきた。UAEの多国籍人口構成がサウQトルコと一線を引く理由でもあるのだろう。ワハビにも兄弟団にも乗っ取られたくないのは当然だが
数日前、またドバイ警察署長が激しくムスリム兄弟団を批判、GCC諸国政府転覆の陰謀計画があることを警告し続けている。UAEの強みはドバイの存在でもあり、ドバイの強みはコスモポリタンな多文化性、寛容で許容力の大きい、伝統東方通商文化そのものなのだ。
週一のランチに行くイタリアレストランの今日の席では、臨席の男女の会話が良く聞こえた。恐らくはシリア人男性と金髪のアラブ人女性は、友人達の男女交際や結婚観みたいな話をしていた。恐らくはシリア人女性は職探しで知人友人を頼っているのだろう。こんな光景は前にも何度か見た事がある。
アラブ諸国政府レベルとは別に、アラブ世界の一般民は、夫々の地域や国の特徴、違いは持ちながらも、広くお互いに助け合おうとする気持ちや倫理観がまだまだ根強く残っている。どこの国でもアラブ人達は今、シリア人達をできる限り助け様としていことがあちこちで見受けられる。
シリアに起こっている事はアラブ世界全体で、一般民衆達は多かれ少なかれ悲しく気の毒で、残念な事だと思っている。また一つアラブ社会が崩されていき、地域社会が外国勢力に荒され食い物にされていく。庶民はなすすべもなく、できるところでできる限りお互いに助け合ってい生き延びようとするだけだ。
あれは宗教よりもむしろ、地域の気候風土に適応した必要デザインですね。この地域の宗教は観念思想じゃなくて、地域に生き延びる為に必要な知恵と規則から成り立っている信仰文化、ライフスタイルねRT @Tokyoitestig アレ、単に宗教上のデザインじゃなかったんですね。勉強になります
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