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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

大阪府の難読小学校名 いくつ読めますか ⑩

2018年12月21日 12時55分36秒 | Weblog
①大東市立深野小学校 大東市深野4丁目
②和泉市立伯太小学校 伯太町2丁目
③箕面市立箕面小学校 百楽荘1丁目
④箕面市立止々呂美小学校 森町中1丁目  超難読 一音一字
⑤柏原市立柏原東小学校 大県(おおがた)1丁目
⑥-1柏原市立堅下小学校 平野2丁目⑥-2堅上小学校 雁多尾畑(かりんどおばた)  
⑦羽曳野市立恵我之荘小学校 南恵我之荘7丁目
⑧羽曳野市立埴生小学校 伊賀5丁目 
⑨門真市立門真小学校 柳町
⑩摂津市立味生小学校 一津屋2丁目   

 読みなど

① ふこの 太古の昔はこの付近まで浅海であったという深野池に因む。古くは「ふこうの」と称した。深野池は名とはうらはらに深い湖沼ではなかったという。
② はかた 伯太首神人(はかたのおびとみわひと)の本貫地であったことによるという。伯太神社がある。 和気町4丁目に和気小学校(わけ)があるが,町名は和気氏が居住していたことによる。複合遺跡の和気遺跡がある。なお,岡山県和気郡和気町(ちょう)は和気清麻呂(733~99)の生誕地。
③ みのお 渓谷の滝の流水が「箕のおもて」に似ていることから付けられた箕面滝(日本の滝百選)に因むという。箕は,竹などで編んだちり取り型の農具。また,水尾(ミノオ)すなわち分水嶺の意であろうともいう(『山中・語源』)。
④ とどろみ この地を流れる余野川の轟(とどろき)の転訛ではないかとの説がある。一字一音で珍しい。明治22年4月市町村制施行に伴い成立した止々呂美村は昭和23年4月箕面町などと合併し消滅した。現在は「上(かみ)止々呂美」「下(しも)止々呂美」の地名が残っている。
⑤ かしわらひがし 柏の木が繁茂していたことに因むという。
⑥-1 かたしも 明治22年4月市町村制施行に伴い成立した堅下村は昭和14年柏原町と合併し消滅,現在,堅下の名はない。村名は『続日本紀』養老4年の条にみえる堅下郡にちなむ。ブドウの産地として知られる。 ⑥-2 かたかみ 旧中河内郡堅上村名(明治22~昭和14)から。中学校名,JR関西本線河内堅上駅や郵便局名などにその名を残す。カタカミは大和川の潟上の意であろうという。
⑦ えがのしょう 中世の荘園に因む。由来には,鳥獣の餌の取引を行った餌(エ)・処(ガ)説や,東除川(ひがしよけがわ)などがある江(エ)・処(ガ)説など諸説がある。
⑧ はにふ 赤褐色の粘土(=埴)がとれたからであろう。町名の埴生野は,かつては「はにふの」と読んだ。現在は「はにゅうの」に統一されたようであるが,小学校名は「はにふ」と読む。   
⑨ かどま 室町時代に足利一門の門真氏がこの地の荘官となり,門真庄(かどまのしょう)と称したことから。門真は「門間」の意で,低湿地などで,生産性の低い庄園の場合,領主から免田として認められる土地をさすという。
⑩ あじふ 明治22年4月,一津屋(ひとつや)・別府(べふ)・新在家の3村が合併し,味生村が成立した。村名の由来は未詳。昭和31年三島町(41年摂津市)と合併し消滅。現在,味生の地名はない。なお,愛媛県松山市に同字異読の味生小学校(みぶ)がある。

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