数字の付いた地名や駅名にどのようなものがあるかみてみたい。駅名については,地名から命名された駅を地名(駅名)と記した。
一日市(ひといち) 岩手県花巻市,秋田県南秋田郡八郎潟町,群馬県前橋市粕川町(まち),新潟市東区,兵庫県豊岡市,岡山市東区などにある。
二郎駅 にろう 神戸電鉄三田線。神戸市北区有野町二郎。標高176m。
地名(駅名)の由来には,壇ノ浦の合戦で戦死した平教経(1160~85)の遺臣宮崎弾正二郎広綱がこの地を開拓したからとか,この地がニラの産地であったことから韮生(にろう)が転訛したなどの説がある。
三咲駅 みさき 新京成電鉄新京成線。千葉県船橋市三咲2丁目。
地名(駅名)は明治5~22年の三咲村による。村名は明治新政府が殖産興業の一環として取り組んだ下総台地の開墾で,入植の順序が3番目であったことに由来する。
大三駅 おおみつ 近畿日本鉄道(近鉄)大阪線。三重県津市白山町二本木。
四郷駅 しごう 愛知環状鉄道線。愛知県豊田市四郷町。
南北朝期からみえる地名。矢作川右岸,籠川上流域に位置。地名(駅名)の由来は田籾・富田・大島・深見の四郷にわたることにちなむという。
五知駅 ごちえ 近畿日本鉄道(近鉄)志摩線。三重県志摩市磯部町五知。
六田駅 むだ 近畿日本鉄道(近鉄)吉野線。奈良県吉野郡大淀町北六田。吉野川中流域に位置。地名(駅名)は湿地をさす「ムダ」に由来するという。
七飯駅 ななえ JR 函館本線 北海道噛亀田郡七飯町。
地名(駅名)は,アイヌ語「ヌ・アン・ナイ」(魚のいる川)から「ナンナイ」となり,それに七重の字を当てた。その後,七重村が飯田村と合併したので,字面を七飯と改めた。「ヌ」は“豊漁”,「アン(an)」は“いる,ある”,「ナイ(nay)」は“川や沢”,の意。
八街駅 やちまた JR総武本線。千葉県八街市八街ほ。
地名(駅名)は,明治新政府が明治2年から広大な旧下総牧の開墾を始めたが,その8番目に開墾されたことに由来する。現在,八街市は全国一の落花生の生産地。
九品寺交差点(電停)熊本市交通局(熊本市電)。熊本市中央区大江四丁目、九品寺一丁目。
十村駅 とむら 福井県三方上中郡若狭町井崎。(JR西日本)小浜線。駅名は江戸期,加賀藩(現石川県)などで10ヵ村を治める有力豪農などを「十村」と称したことと関連があるものとみられる。なお,哲学者・西田幾太郎の祖先は十村であったという。
十一屋町 じゅういちやまち 石川県金沢市
十二兼駅 じゅうにかね (JR東海)中央本線。長野県木曽郡南木曽町読書。
十三駅 じゅうそう 阪急電鉄(阪急) 京都本線。大阪市淀川区十三東二丁目。
旧成小路村字十三。地名(駅名)の由来には諸説がある。
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