三日目 四日目と日だけが過ぎてゆく。
おれは諦めなかった。
諦めきれなかったんだ。
探し続けてた。
五日目が経ち 六日目の朝の事。
おれはリュックを背負う事にした。
リュックの中には チビとみ~が使ってる キャリーバックが入ってる。
開門と同時に中に入った。
御影堂の前は もうすっかりと様変わりしていた。
知り合いの常連さんは 誰も居ない。
御影堂を出て 講堂前に差し掛かった時 気配を感じた。
歩幅を緩めて歩いた。
誰かおれを見てる・・・
目を凝らし じっと大木の方を見て歩いた。
居た!
朝日に照らされて 悠然と座ってる大ボスが居た!
カメラを出し大ボスに近づき シャッターを切った・・・
一回だけ切った。
直ぐ止めた。
大ボスが怒ってる。
おれをじっと見ながら 「何故だ!何故なんだ!」 怒りで一杯の顔で
おれを見つめてる。
暫くの間 無言のままで見つめあって居た。
大ボスに言った 「後でまた来るから 一緒にお家に帰ろうな」 と。
期待が出て来た。
急いで八嶋殿に向かった。
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