「ザ・ロード」

評価：★★☆

ストーリー（Yahoo!映画より）
謎の天変地異がアメリカを襲い、ほとんどすべての動植物が死に絶え、文明も消滅。そんな世界に
残された父（ヴィゴ・モーテンセン）と息子（コディ・スミット＝マクフィー）は、ひたすら南を
目指して歩き始める。生き残ったわずかな人々が互いを食らうという狂気の中でも父は決して正気を
失わず、息子に人としてのモラルを語り続ける。

ジョン・ヒルコート監督
ヴィゴ・モーテンセン、コディ・スミット＝マクフィー、ロバート・デュバル、ガイ・ピアース、
シャーリーズ・セロン他出演

「ザ・ロード」を見た。
終末世界の絶望感、閉塞感がすごかった。
でも予想に反して、大して感慨湧かなかったなぁ。感性が鈍いのか…(^_^;)

自分たちもいつ飢えるか分からないし、すべての人に食べ物を分けられるわけじゃないのに、
人に会うごとに、分けてあげて、と言う息子に、イラついちゃダメだと思いつつイライラ…。
矢で撃ってきた相手に父親が照明弾で撃ち返したら、やめてよ！と止める息子にイライラ。
息子が鈍くさくて、きれい事を言うのにイラついたけど、純真無垢なだけで、あの世界でああいうふうに
育つことができたのは父親のおかげだよね。
でもやっぱり息子にイライラ。心が汚れてる…orz

吹替えで見ていたのもイラつきに拍車をかけたね。
息子の声にイライラして、途中で字幕に変えたらだいぶマシになった。

父親は善き人であれ、と息子に説いたけど、あの世界で善き人って何なのかね。
人を食べないのが善き人？盗まないのが善き人？食べ物を分けるのが善き人？

母親が死ぬべく家を出てしまったことについては、そういうこともあるよね、と思うだけで、
非難したり怒ったりする気持ちはない。
母親は息子のために強くあって欲しかった、みたいな意見？が結構あるようで驚いたなぁ。