good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「(500)日のサマー」

2010-07-24 21:40:55 | 映画
評価:★★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー
(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、
いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。

ジュゼフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル他出演

インセプションのアーサー役JGL目当てで「(500)日のサマー」を見た。
JGLは運命の女性を待っているトム役。
トムが運命を感じたサマー(ズーイー・デシャネル)と出会ってから別れるまでを、時間軸を
シャッフルして描いた映画。

JGLは夢見がち?な男性をかわいらしく魅力的に演じてる。
やっぱり目に色気があるよね~。
笑うと目元がクシャッとなるのがいいね。
とても優しそうな笑顔でかわいい。
そしてなで肩。エドワード・ノートンと並ぶ二大なで肩俳優と呼びたい(笑)。

そんなトムが運命を感じたサマーが、私には電波なトンデモ女にしか思えず、振り回されるトムが
気の毒だった。
気分屋にしか思えないような行動も、好きなときはそれほど嫌には感じないんだろうね。

でもサマーは相当ひどい。
ほぼ婚約披露の趣旨になるのが分かってるパーティに、何も説明せずにトムを呼ぶとか、無神経だよねー。
そもそもセックスしても恋人じゃない、友だちだとか言ってるサマーは、頭のネジが飛んでると思うし、
それでもいいと言っちゃうトムが惚れた弱みというかなんというか、気の毒だよ。
サマー的には恋人としてちゃんと付き合ってるわけじゃなかったから、明確に別れを告げることもなく、
他の男との婚約披露っぽいパーティにも「友だち」のトムを呼ぶことに疑問を感じないのか。
サマーが他の男性と結婚後に、トムと公園で会って話したところは、特に嫌な女だなぁと思って見てた。
トムには運命を感じなかったとか言いながら、手を重ねてみたり…。

案外、現実もこんなものかもしれないけどさ。
サマーはトムに初めから恋人関係にはならないと言ってたし、結局サマーはトムに運命を感じず、運命を
感じた他の男性と結婚しただけで、別にサマーが悪いというわけでもないんだろうし…。
色々怒ってるようなことを書いたけど、それほどイライラせずに見たよ。
何しろJGLが魅力的なので。

サマー役のズーイー・デシャネルは目が怖い。
怖いって、恐怖ということじゃなくて、精神的・知能的な危うさを感じさせる(女優本人が実際におかしいと
いう意味ではなく、そう感じさせるということ)。
ズーイーが黙って、目を見開いて、ジッと凝視してると、すごく怖い。
多分あの目が魅力でもあるんだろうけど…。
ズーイーは、イエスマンでは魅力的だったけど、ハプニングとこの作品では怖かった。

クリミナル・マインドのリード役の俳優がトムの友人役で出てた。
あとアイアンマンのコールセンだっけ?シールドのエージェント役の俳優が上司役で出ていたような…?
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「インセプション」3回目(ネタバレ)

2010-07-24 15:00:54 | クリストファー・ノーラン監督
「インセプション」3回目見てきた。
あまりガツーンと来てないとか言いつつ、はやばや3回目(笑)。
しかも平日より苦もなく早起きして、朝一の回を見た。
3回目なのに、148分という長さを感じさせない面白さだった。

ネタバレあるので、注意してください。









序盤でコブ(ディカプリオ)の「列車は嫌いだ」という台詞に苦笑い。
コブは以前、妻を現実に戻らせるために虚無世界で自殺するときに、二人並んで線路に横たわり、
列車に轢かれるという方法を取ったことがあって、そりゃあ列車嫌いにもなるよねぇ。
この轢かれるシーンも怖いし、だいたいモル(コティヤール)が出てるシーンは怖かった。
コブとイチャイチャしていて、アリアドネ(エレン・ペイジ)に気づいて視線を向けるところや、
エレベーターで取り乱してるところとか、ホ、ホラー…。
乱れた髪の間から見上げる目が怖い怖い怖い。

アーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は第2層で、一人で黙々と頑張ってたね~。
台詞なしで、いつもきりっとした顔で、黙々と作業をこなして、かっこよかったよ。
三揃えのスーツが似合ってていいね。
もう少し、背景や、コブとの関係を描いてくれると、深みが出てもっと良かったのに。

ロバート(キリアン・マーフィー)の父子の和解は、そこだけ見ると感動的だけど、あれ全部
作り物だから、気の毒。
父親に失望されていた、と思っているより、他人に植え付けられたものであっても、父親は息子が
父親を真似ることに失望していた(自分の道を進めば失望されない)、と思えた方が幸せなのかなー。

全然作品に関係ないんだけど、ロバートの写真が出たとき、バットマン・ビギンズやダークナイトの
ブルース(クリスチャン・ベール)を思い出し、それはイケメン御曹司っぽい髪型とスーツのせいで、
やっぱり髪型とか重要だな~と実感。

最後は、コマの軸がぶれているのを確認して安心した。
きっとコマは倒れるから、あれは現実なんだろう。
と思いつつ、でもやっぱり色々変な感じもするから、どうなのかな~。
パリにいた義父(マイケル・ケイン)がアメリカに帰国したコブを迎えるのはおかしくないか、
子どもたちと一緒に暮らしているはずの義母?実母?が最後に出てこないのはおかしくないか、
子どもたちはコブの記憶している姿と変化がないように見えるのはおかしくないか…。
まあ、義父には事前に連絡しておいて来てもらったのかもしれないし、義母か実母はたまたま
いないだけかもしれないし、子どもの成長については、コブが子どもと別れてから時間があまり
経っていないのかもしれないわけで、それほどおかしくないのか。

夢の中でだけコブが指輪をしているとネットで読み、それを確認しようと思っていたのに、肝心の
最後のあたりではそんなことはすっかり忘れていた…。がっくり。

ディカプリオはシャッターアイランドでもインセプションでも(見てないけど、レボリューショナリー・
ロードでも?)、妻や家族のことで苦悩する役で大変だねぇ。
シャッターアイランドで湖に沈められた3人の子どもを見つけて「オーマイゴッド!オーマイゴッド!」、
今回は目の前で妻に飛び降り自殺されて「ジーザス・クライスト!!」…。
痛々しい…。

3回目にして、やっと音楽が良いように思えた。
けど、サントラがほしいほどじゃないのが残念。

渡辺謙以外は聞き取りやすい英語だった気がするので、字幕になってない台詞も結構意味が取れたような…。
もちろん気のせいだけど(笑)。
一度吹き替えで見てみようかなぁ。
こういう情報量の多い映画は吹き替えの方が本当は理解しやすいのだろうけど、劇場で吹き替えを
見るのはいまいち気が進まない。
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