昨日、テレビ東京の「未来世紀ジパング」を見ていたら、中国に関する面白い話題がいくつかありました。
その中で、特に気になった『知日』という雑誌。
日本への関心からもっと日本を知りたいと思った中国人が日本についてあれこれ調べて日本のことを紹介している雑誌です。
早速本屋へ行って探してみたら沢山ありました!
何より取り上げるテーマが面白い。
怪談。武士道。妖怪。といった日本に伝わる歴史的なものから…
アイドル。萌え。といったオタクなものまで。
雑貨。写真。手帳についてなど趣味に特化したようなジャンルもありました。。
本当は、礼儀作法という本が欲しかったのですが、ここにはありませんでした。
でもせっかくなので、これ買ってみました。料理の魂。
中身を見てみるとすんごく細かく調べて合って本当にすごい!!
色んな人にインタビューして回っているみたいです。
料亭の取材ものっていました。
季節の食材や料理とか、私でもあんまりわからないな~。。。
こちらは『孤独のグルメ』作者 久住昌之さんの紹介。
日本の家庭料理風景なども。
これ面白い!特集「誤解されている日本料理」
中国人の疑問に編集者が答えています。
疑問1.日本食はすべて生もの(冷たいもの)?
これ、日本で暮らしている時は気にも留めたことなかったのですが、中国人にとっては不思議なんですよね。
基本的に中国人は魚も野菜も生で食べる習慣がないですからね。刺身や生卵、野菜サラダといったものは中国人的には最初は美味しそうとは思えないらしい。(もちろん最近は海外の外食産業も進出してきてるのでサラダを出すお店も増えてきたし、日本の寿司も大人気です。)
中国の食材は品質が悪いから中国では必ず食材に火を通して食べてるという話しも聞いたりしますが、私は、それは結果論であって本来はちょっと違うんじゃないかと思っています。
中国人(とりわけ私が知る広東人)は食材についての知識が豊富です。
すごく体のことを気にかけていて食材の陰陽についても感覚的に理解している人が多いです。
だから生ものや冷たい食べ物は身体を冷やすからよくないという考えが昔から根付いているんだと思います。
今でもレストランでは温かい水(お湯)が出てくる店が多いです。お冷を出すお店はほとんどありません。
このように、そもそも食材には火を通すのが前提だから、日本みたいに生食用の衛生的な食材をつくる工夫とかがなされてこなかったのかもしれません。
日本では鮮度の良いものは結構なんでも生でいけちゃいますもんね。
だから、逆に日本は、生で食べられる=新鮮というアピールから企業戦略的に生で食べられるものが増えたのではないかなという気がしなくもないです。。
でもやっぱり日本人は生もの好きですよね。私サラダや生卵大好きなので、日本人で良かった~と有り難く思う一方、中国ではなかなか食材を手に入れるのに苦労しますね。。
疑問2.日本料理は薄味で淡白で健康的である?
これを編集者がばっさり否定している!笑
「日本人の食事は薄味で低カロリーだから寿命が長くて健康的なイメージがあるが、寿命が長いのは、環境や医療など色々な方面の影響によるものであって、実際は日本料理も油や砂糖をたくさん使っていて結構高カロリーである!」だって。ウケる。でも正しい!!
疑問3.日本料理屋はどこの店も寿司を提供しているのか?
これ愚問すぎないか?笑
中華料理屋はどこも北京ダック出してるのか?って聞いてるのと一緒だぞ!笑
編集者は、きちんと「寿司は日本料理のひとつに過ぎない」と書いてくれてました。
この雑誌読んでると、中国人がどのような目線で日本人を見ているのかもわかるし、なかなか勉強になります。
他のシリーズも気が向いたら読んでみたいとおみます♪