地中海に浮かぶ小さな国・マルタ共和国

2005年09月19日 | マルタ共和国
みなさん、もう1ヶ月と写真展が近づいてまいりましたよ。詳しくは、9c web siteで。

さて、そんな写真展に出展すべく、今回私は海外ロケを敢行することに。
地中海に浮かぶ小さな国、マルタ共和国を訪れた。

昔、地理の試験をうけ、世界の都市名を完璧に記憶したつもりが、ここだけ答えられなかった(出題する方も出題するほうだ!)この国の名前は、10年間、私の脳裏から離れず、ついにそのベールをはがす時が来た!

ロケ地に選んだ理由
その1 治安がよい。
その2 小さい国(淡路島の約半分)
その3 歴史がある。

飛行機は、直行便がなくどこかを経由しなければならない。安価なドバイ経由のエミレイツ航空を利用することに。サービスはいいとの評判も聞いていたが、音楽や映画などコンテンツも豊富で機内食もなかなかだ。ただ機内は寒い。半袖にトレーナーを羽織って、毛布を被ってちょうどいいぐらい。ドバイまで9時間、乗り換えて6時間、ようやくマルタ島に到着した。

早速、レンタカーを借り、今日の宿へ向かう。ルートはマルタ島を北西に横断して、チェルケウア港へ。そこからカーフェリーに乗り、マルタ共和国の2番目の島、ゴゾ島に向かう。着いたゴゾ島のイムジャール港が今日の宿だ。車は、右ハンドルで日本と同じ。ウィンカーがハンドルの左に付いている。右はワイパー。長年の習慣より、何度となく交差点でワイパーが動いていた。条件反射とは悲しいものだ。
(日本に戻って、次の日は2回もウィンカーの代わりにワイパーを動かしてしまった・・・。)
信号が少ない。海外ではよく見られるラウンドアバウト(環状交差点)だ。環状内を右から回っている車が優先というルールさえ覚えてしまえば、そんなに難しくない。歩行者用信号という赤い玉みたいな信号がある。でもこれは付いているのやら、潰れているのやらわからない。多分地元民でもわからんのではないか。近辺に歩行者がいれば優先する。それにしても道が悪いのにみんな飛ばす飛ばす。一応町中は40Km/h、郊外は64Km/hと言うルールはあるらしい。

案内板も不親切で、地図を見ながら空港周辺を脱出するに1時間ぐらいを要する。
1号線の主要道路に入ると後は、スムーズだった。地中海のリゾートを横に見ながらチェルケウア港へ。マルタ島とゴゾ島間のフェリー(ゴゾチャンネル)乗り込み、ようやく落ち着いて地中海を眺める。なんだこの蒼さは!


昔、アガサクリスティーの地中海殺人事件という映画がやってて、この海の色のことを『紺碧』と表現していたのを思いだした。辞書で調べると『深みのある濃い青色。』と書いてある。これが紺碧というのだな。この色は写真にも上手く撮れなかった。行った者の特権と言う事で。


イムジャール港に着くと早速宿へ。ホテルの名前もイムジャール。港の高台にある五つ星ホテル。マルタ島ともう一つの島、コミノ島が見渡せる。景色はサイコーす。


今日から二泊ここからゴゾ島を走り回ることになる。
その夜、近くのスーパーに買い出しに。初めて地元民と本格的な会話する。公用語は英語なのだか。私の英会話自身も問題も去ることながら、何言ってるだか、訛がキツくて解らねー。
次回へ続く。(shimo)