地中海に浮かぶ小さな国・マルタ その2

2005年09月22日 | マルタ共和国
『マルタに行ってきました!』 『マルタって何処?』って質問が多い。

日本人って欧州の地理に弱いね。(自分も出題されるまで、知らなかったのだから偉そうなことはいえない。)中には、地中海って海水?という質問も。続きを始める前にちょっと説明。


イタリアの長靴の先にあるシチリア島から、掛け落ちたような小さな島国がマルタです。人口39万人、04年5月にEUにも加盟しております。言語はマルタ語と英語、イタリア語も通用する。宗教はローマカトリック。気候は、そのまま地中海性気候。日本との時差は8時間。(3月から10月のサマータイム中は7時間。)

滞在2日目、宿泊地のイムジャール港からゴゾ島の最も大きな町、ヴィクトリアへ向かう。朝から町は活気にあるれていた。ダウンタウンの駐車場に車を止めて、チタデルの大城塞を目指す。カメラ、三脚をあわせると、10kg程度になるだろうか炎天下の中、小高い丘に向かって登っていくのはキツい。すぐに大きな白い壁が見えてきた。この大城塞は、島の住民が、海賊や異民族の侵略から逃れる避難場所として大きな役割を果たしてきたそうだ。1500年代には今の強固な作りになっていたのだという。人の力ってすごいね。命狙われる程追いつめられるとこんなものすごいものが建ってしまうんやね。


チタデルのゲートを入ると正面にゴゾ大聖堂がどっしりと向かえてくれる。1693年に大地震で倒壊し、1771年に再建している。こちらの建物は、ほとんどマルタストーンと呼ばれるレンガのような石(色はクリーム色)で組まれている。地震でも来たら大変じゃないかなんて思ってしまう。


大聖堂の横抜け、城塞の奥へ。奥にはテラスがあり、テラスからは眺望が楽しめる。町、田園すべてが見渡せる。早速カメラを取り出し、三脚を立て、撮影モードに入る。何枚か撮っていると『マミヤ、マミヤ!』といって近づいてくるインド人らしき人。何なんだ!オレのはペンタックスだ。『マミヤ、マミヤ、グッド、カメラ!』だからマミヤじゃねえっうの。聞けば友人がマミヤの似たようなカメラをもってるとの事。よくわからん。さっさとサヨナラをすませ、撮り続けているとそこは観光地。くるわくるわ団体客。三脚なんって立ててるもんだから珍しくって人だかり。ミセモんじゃねぇ。カメラを向けるその方向へみんなコンパクトカメラを向けている。いい写真撮れると思ってるんだろうね。

(ちなみにここに掲載しているのはデジカメで撮ったもので、ホンチャンの三脚撮影したものは、別のカメラで撮ってます。9c写真展で公開します。乞うご期待。)

城塞を降りてくると朝の活気は何処へやら。妙に静か。食べ物屋以外はほとんどクローズ。町を歩いている人は観光客らしき人ばかり。ん?今お昼の1時。これがウワサのシエスタってヤツね。町が本当に休んでる。

カフェでテキトーにハンバーガーで食事をすませ、ゴゾ島を西へ。最西の岸壁、アズレウィンドウにやってきた。ウィンドウ? あっ!地中海に窓枠が! ここも紺碧の海は健在です。


イムジャールの港への帰路でシャーラという町に立ち寄る。町は派手な装飾が飾られている。明日9月8日は、勝利の女神の祝祭に当たるらしい。明日はマルタ島へ移動しなければならないので、祭りを見る事ができないのは残念。

ホテルに戻ってシャワーを浴びる。うっ、水がやや塩辛い。(飲んでも問題ないらしいんですが・・・。)

さらに次回へ続く。(shimo)



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいねぇ! (satsuki)
2005-09-22 23:44:05
お祭り良さそうだね!

見て見たい。

インド人がマミヤと寄って来たのが面白い。

ハッセルハッセルー♪
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見たい (yoo)
2005-09-28 15:41:54
城壁のある街。

見た~い!

日本の街のと言うか、建て方が違うから

雰囲気もかなり違うのでしょうね。



紺碧の海、やっぱ直に見たいw
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土曜日はご苦労様 (shimo)
2005-09-28 16:17:45
お二人には、今回も店番、負担かけますね。

感謝しております。



ハッセル、ハッセル!
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