セレニウムトナー

2008年02月17日 | 写真展
3月18日(火)開催に向けて準備進めております。 今回はすべてモノクロプリントの作品になっております。モノクロプリントの経験がある方はご存知かと思いますが、印画紙にはRC(レジンコート)紙とバライタ紙と大きく2種類に分かれます。今回はバライタ紙使ってプリントしております。RC紙より黒が引き締まってカッコいいので。きっちり処理ができれば写真自体も長持ちします。銀を保護する目的で、仕上げに古典的なセレン保護調色をおこなっております。こいつが厄介で。

ラピッドセレニウムトナーなるものを使います。(毒物!)特定の販売店でしか購入できません。溶液を指で触るとアカギレを起こすとか・・・。(恐ろしいので試したことはありませんが。)ビニール手袋を駆使して対応しております。

これを使いますと黒の部分が少し黒茶から黒紺に変化して、渋~い色になるのです。そんな色の違いも見ていただけばなあと思います。