自由とは何か
自由とは、空気のようなものである。それがなければ息苦しくて仕方がない。もし、それがなければ窒息してしまう。だが、それが有り余るほどあっても、そのありがたさに誰も気づかない。
自由とは、太陽の光のようなものである。それは闇を照らす。闇の世界が好きな蝙蝠やモグラの嫌うものである。自由の光の暖かさによって、生命は活発に行動し始める。自由のない世界は、氷の星のように、すべてが凍てついた死の世界である。
自由とは、水のようなものである。それによって喉を潤すように、精神は自由にあって憩う。水が高いところから低いところに流れるように、自由のあふれる故郷から、水に飢える乾いた砂漠に流れるように、自由を求める国民のもとへ流れて行く。誰もそれを押し止めることはできない。
自由は緑なす生命の大樹。