エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

洞爺(トヤ)湖

2020-08-09 08:41:24 | “アイヌ文化”関連
洞爺湖”は、旧・虻田駅(洞爺湖駅)から 北へ約 5キロ。 面積は、70,7平方キロメートルの“カルデラ湖”。 1910年の“有珠山噴火”で源泉が見つかり、1917年(大正6年)に“温泉宿”が出来たのですから、103年の歴史があります。 経済発展した戦後は、北海道民が挙って訪れた人気が高い温泉街です。 特に 前・東京オリンピック(1964年)以降は、都会の様な賑わいでした。 年に一度の“湖水祭り”は、街中に人が溢れ歩くのも大変でした。 そんな賑わいも、観光客の分散化と言うか 飽きられたと言うか、徐々に人出が減少しました。
“洞爺湖温泉”が疲弊した原因は、隣接する“有珠山”の“噴火”もあります。 1977年(昭和18年) 2000年(平成12年)度重なる噴火が、温泉経営を圧迫したのです。 1~2年、温泉街が立ち入り禁止になるのですから、観光客・常連客が戻る事はありません。 まるで“新型コロナ”で、日本中の温泉街が休業になる状況と同じです。 

◎「洞爺湖温泉」対岸(サイロ展望台)から中島を望む。
 

“洞爺湖”は、アイヌ語で トヤ(湖に接する集落)です。 英語で TOYA なら理解できます。 しかし 日本語に置き換えると、言葉が重複します。 “湖・集落・湖”(トヤト)と、紛らわしい“アイヌ語”になります。 まるで「しい車」「今刊」です。 アイヌ語を 日本語に変換するのは、元々無理がある様です! 

2008年、この地で「G8 洞爺湖サミット」が行われました。 “洞爺湖温泉”を指名したのは、現総理大臣「安倍 晋三」でしたがサミット前に突然 辞任し「福田 康夫」が替わってホストを務めています。 「洞爺湖」の 名称 にしても、度重なる有珠山の 噴火 にしても、総理大臣・交代劇の サミット にしても、何か TOYA の“不運”が続いています。 

◎ サミット会場になった「ザ・ウインザーホテル洞爺」


「支笏・洞爺 国立公園」(1945年まで国定公園)は、自然を守る“支笏湖”に対し 観光を優先する“洞爺湖”と、大きな違いがあります。 噴火湾から 5キロの TOYA (洞爺湖)そかから 30キロの SI・KOTU(支笏湖) 距離感が、環境も様相も変えてしまった。  

◎ 毎日 夜9時ころ、宿泊客の為に“打ち上げ花火”をサービスしています。

我が家から、直線で約 5キロの“洞爺湖”です。 郷土の誇りと宣伝したいところですが、観光を優先した“洞爺湖温泉”は、雄大な北海道を“ピーアール”する魅力はありません。 やはり 観光地は、酒と肴の宴・演芸娯楽ではなく、心の癒しを求め自然に触れるのが、本来の姿ではないでしょうか?
 
あえて、“洞爺湖温泉”を批判しました。 しかし、本心は違います。 子供の頃から、泊まり掛けで遊んだ懐かしい場所です。 勿論、旅館やホテルではなく“親戚の家”でした。 遊覧船・手漕ぎボート・ローラースケート・ゴーカート・ゲーム(射的・パチンコ)など 私にとって“洞爺湖温泉”は、田舎の“ディズニーランド”と思っています! 

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2 コメント

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Unknown (rose-tky)
2020-08-09 15:01:24
こんにちは うわあ 憧れの洞爺湖 とうやこ ではなく とやこ なんですねモンモン
素敵なプログですね 北海道のディズニーランド 素晴らしいお言葉ですねモンモン
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Unknown (おもしろや 画笑)
2020-08-09 17:44:08
こんばんは。
素晴らしい自然の景観ですね。
観光客に自然と触れ合えるコースや施設などがあるといいですね。
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