エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

少年剣士『赤胴 鈴之助』

2020-09-14 07:45:56 | 日記

♪ 剣をとっては 日本一に~夢は大きい 少年剣士~親はいないが 元気な笑顔~・・・ がんばれ 頼むぞ~我らが仲間~ 赤胴 鈴之助 ~ 

子供の頃の愛読書「少年画報」で、一番好きだったのが 少年剣士「赤胴 鈴之助」でした。 60年も前の漫画ですので、覚えている方は少ないと思います。 江戸時代、北辰一刀流「千葉 周作」の元に弟子入りした「今野 鈴之助」少年は、厳しい修行を続け 強くなって行く過程を描いたものです。 “赤胴”とは、父の形見・赤い胴(防具)を身に着け修業していた。 稽古の中で、「千葉先生」に伝授された“真空斬り”や「鈴之助」が生み出した“十文字斬り”に、漫画とは言え 魅了されました。 私も「鈴之助」を真似し、手製の木刀で稽古モドキをしたものです。 残念ながら 子供の遊びで、剣道を習うまでに至りませんでした。 その後 少年剣士「赤胴 鈴之助」は、ラジオやテレビ&映画にもなりましたが、子供の頃に読んだ漫画のイメージが強く、あまり見た記憶はありません。 好きだったのは、あくまで「少年画報」に連載された少年剣士「赤胴 鈴之助」でした。

◎「少年画報」に連載された「赤胴 鈴之助」

              


剣道は、戦国時代に生まれた日本古来の武道です。 刀の換わりに “竹刀”とか“木刀”で、技と共に心も鍛えるのですから、ヨーロッパ発祥の“フェンシング”に似ています。 スポーツとして、普及啓発するのは良い事です。 そんな“剣道”が、にわかにブームです。 鎧兜を軽量化した衣装が、カッコいいと外国人に受けています。 確かに、“かみしも”に“面・胴・籠手”を着けた姿は、スポーティーで逞しいものです。 是非とも、世界で競技されるスポーツになって欲しいと願っています! 昔 剣道で、日本選手権の上位にランクされた先輩と、一緒に仕事をした事がありました。 剣道の修業で 眼光が鋭く、行動も俊敏で優しい人でした。 やはり その先輩も、子供の頃「赤胴 鈴之助」に憧れ、剣道を始めたと言っていました。 それ程、剣道界に影響を与えた素晴らしい“アニメ”だったと思います!

最近、“銃剣道”(剣道の衣装に木製の長い銃剣で突き合う競技)を、教育の場で広め様と 国が指導を始めました。 不可解です。 “銃剣道”と言う競技は、以前から知っていました。 マイナーなので、大会に出場し上位入賞する確率が高いと、サークルに入る子供は確かにいました。 私の友人の子も、全道大会で優勝し日本選手権へ出場した事がありました。 その時、数枚の写真を見ましたが、なぜか違和感を抱きました。 長い木製銃が、見た目に異様です。 “銃剣”から、“日本帝国陸軍”の短刀付き銃を連想するのは、私一人だけでしょうか? 銃剣道を、スポーツとして教科の一部にするのは、如何なものでしょう! 木製とは言え 銃の先端に刀を付け、相手の胴体や喉・顔を突き合うのは、イメージが悪過ぎます。 皮肉を込めて、銃剣を止め“竹槍”や“薙刀”に変更する事を勧めます。(基本的ルールは同じです) “銃剣道”は、日本古来の武道ではありません。 日露戦争で登場した「銃弾を使うのはもったいない」と、目の前の敵を串刺しにする“銃”+“刀”の恐ろしい武器です。 自衛隊の訓練は、職務上 必要性を認めます。 ただし、国が教育の場で子供達に広める競技ではないと、私的に思います!

◎「銃剣道」の訓練

Zieitai


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