エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

コンピューティング・ロガー

2020-06-07 08:30:44 | 日記
私が、“コンピューター”を目撃したのは 50年以上前です。 会社見学でした。 空調(冷房)が効いた大きな部屋に“プログラマー”が 3人程で、何やら大型のテープレコーダー(記録用)が目立つ機械だらけの部屋でした。 「どんな仕事をしているのか」と聞くと「自社の“在庫管理”や従業員の“給料計算”をしている」と、担当者が答えてくれました。 コンピューターの総額は、当時 4~5億円と言っていましたので、現在の貨幣に換算すると10倍以上かと思います。 凄い装置と感心しましたが、実際の性能は現在のパソコン3台程度だった様です。 コンピューターの初期は、とにかく装置が“大きく”・“高価”だったのです。     


 Computing logger

コンピューティングロガー”は、“コンピューター”が実用化される前の研究・実験装置です。 昭和30年頃から、2進法(0と1)を応用し“記憶媒体”を模索していたのです。 当時の半導体は、ラジオやテレビに使われていた“真空管”でしたので、部材が大きく 大量の電力が必要でした。 記憶(メモリー)表示(ディスプレイ)の素材は、“お粗末”そのもの。 テレビモニターなどはなく、演算出力は電球を使った表示が限界だった。 現在、100均で買える“電卓”を真空管で作ると、事務机より大きく 200キロもの重量になったのです。(価格は当時数百万円?) “テンキーボード”と 8桁の“ディスプレイ”(ニキシー管)だけの装置で、今の電卓より遥かに性能が劣るのですから、実用にはなりません。 “ロガー”とは、データを保存し如何に表示(出力)するか、“暗中模索”した古い時代の一場面でしかありません。 “コンピューティング・ロガー”は、昔話 程度と思って下さい。

その後、“トランジスタ”や“ IC "が開発され、省電力と小型化が進み価格も抑えられ、 現在に至っています。 その“コンピューター”は、資本主義社会の優れた道具になったのは確かです! しかし、歪んだ社会を築いた一面はあります。 本来、“コンピューター”は純粋に機能する装置です。 イエスかノーか、上か下か、右か左か。 問題は “プログラマー”の意思で、都合の良い形式(アプリケーション)で“思うがままに操作”出来る事です。 例えば、統計・計算の数値を後で書き換える歪んだ操作です。 昔の記憶装置は、書き換えを許さない機能があった筈です? “コンピューター”に、玉虫色(着色)や曖昧な結果・結論は馴染みません! その為に必要なのは、人為が介入し難い“ AI ”(人工知能)かと思います。 

日本は“スパイ天国”と揶揄される程、情報機密(セキュリティー)が甘い国です。 既に、世界の“ハッカー達”が狙っています。 政府機関の情報が狙われると、国の行く末が危うくなります。 現に 軍需機密や公文書など、重要な情報が抜き取られているのです。(“コンピューター・ウイルス”だけでなく“ハニートラップ”や窃盗などで) ですから 政治家や官僚の中枢に、“コンピューター”のプロを登用しなければ、日本の将来が思い遣られます。 現状では、“忖度”により政権を守る不正手直し(削除)が多過ぎます。(情けない) “スマホ”による“マイナンバー・カード”利用は、不整備のまま運用すると“個人情報”は簡単に流出する? 預金残高“諸共”に! 

 

偉そうに語る私は、昔 “コンピューター・ハードウェア”を少々“かじった”だけの素人です。 “ハードウェア”は兎も角“ソフトウェア”は苦手です。 思えば 日本人は、“デジタル”に馴染まない“アナログ”派が多い様に感じます。 何せ日本は「ソロバン・帳簿ハンコ」の国ですから!

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1 コメント

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Unknown (southandnorthface)
2020-06-07 10:31:53
2進法はクロード・シャノンが世界で初めて発見したとされてますが、その前に中嶋章が理論を構築してるんですよね。
ビタミンの発見もそうですが、意外と多くの分野で日本人が世界初を成し遂げてます。そう考えると日本人の探究力はやはり素晴らしいなと思ったりします。
よく言われるのがアポロ11号に搭載されたコンピューターがファミコンより劣っていたという話。
単純に比較はできないのですが、国の威信を掛けた事業が後のゲーム機にも負けるというのは、いかにコンピューターの進化が凄いかを物語るエピソードだと思います。
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