「イトオテルミーの基本実技」の再確認
「資格者講習会」(特別会員)の予告で、「テーマ」を「手術後の機能回復のテルミー」と発表していましたが、前のテーマは大森先生との質疑応答の中で扱うことになり、今回のテーマは「テルミーの基本実技」に変更して開催しました。他支部から「資格者講習会」に参加したいとの希望がありましたが、今回は曲梶支部だけで行うとの方針になりました。よって他支部の参加希望者は、辞退させていただきました。
講習会は、平成31年3月20日(水)に行われました。資格者講習会は今年度を持ちまして、廃止となりました。最後の資格者講習会となりました。
聖イトオテルミー学院 特任講師 大森三山子先生には、始め講義で、「火つけ」、テルミー線を3センチ出して1.5センチ火をつけて焦がす等の基本を見せていただきました。冷温器の握り方(五指把握法)は、個別の実技でも皮膚に斜めに当たらないようにしっかり熱が入るように指導していただきました。テルミーをベッドでかけるときの施術者の姿勢、立つ位置(患者さんかけるところの正面に立つ)、腰を伸ばしてかける。逆手の使い方(手の甲を皮膚に向けてかける)と足の置く位置等。そして安全な点擦の仕方(背骨から3押しにところが筋肉が発達しているから安全ですと。)
講習の順番からいくと、大森先生の講義の後、モデル実習をしていただきました。関西は(?)療術の際、バスタオルを患者さんにかけるだけでテルミーをかけていきます。テルミー学院の指導は、施術着(写真では茶色の服)を着て、療術します。曲梶支部も施術着は苦手で、バスタオル、施術着のさばき方をみっちりと大森先生に指導していただきました。今回講習会に参加した資格者の皆さんの感想として、資格を取って数年もたつので、自己の癖がついていることに気づき、テルミーの基本の大事さを再確認しました。人数が少ないので、大森先生からは、個別のベッドで手を取って(まさに字のように、手を取って)テルミーのかけ方を指導ていただきました。写真4がその実技指導です。(手元を見てください。)
研修会(講習会)終了後、池田市内の料亭で「懇親会」をしました。この懇親会では、普通の健康な人に対するテルミーのかけ方、がんの方に対するテルミーのかけ方等の質問が相次ぎ、大森先生は食事をする間もないくらいでした。
この研修の成果は、次の支部研修会で生かしていきたいと参加者は決意しました。
大森三山子先生、有難うございました。