聖イトオテルミー学院グループ 曲梶支部 ブログ

創見者 伊藤金逸医学博士の教えをもとに、温熱刺激療法イトオテルミーの温もりと実(まこと)の健康生活の普及に努力します。

「夫の白血病とテルミー」「曲梶支部講演会」の坂戸尚美さんの体験発表

2023年04月25日 | イトオテルミー

令和5年3月12日、「聖イトオテルミー学院グループ 曲梶支部」の講演会を池田市立文化会館コンベンションルールで開催しました。

講師は「癒しの杜クリニック」理事長の医師 西河 潤先生でした。

講演テーマは「イトオテルミーと人が健康で幸せに生きる未来の統合医療」でした。西川潤医師の講演内容は前のブログに掲載しています。

今回のブログは、西河潤医師の講演に先立ち、「イトオテルミーの体験談」をイトオテルミー指導師(療術師)の坂戸尚美さんが体験発表しました。

坂戸さんは、現在西宮市でテルミーの療術をしています。

 

「夫の白血病とテルミー」 体験発表 療術師 坂戸 尚美

おはようございます。只今ご紹介頂きました坂戸尚美と申します。

コロナも一進一退で中々終息にまで至らない状況の中、

本日はお越しいただきましてありがとうございます。

また、この度はこんな機会を頂きました事に支部長はじめ、サチエ先生、会場にいらっしゃいます皆様に本当に感謝の気持ちで一杯です。

私がテルミーとご縁を頂いたのは、ここにいらっしゃいます飯田先生から「イトオテルミーという温熱療法の治療があるよ、ダイエット効果もあるらしと。」とご紹介をうけ曲梶先生のところにお尋ねしたのが2004年の4月でした。ダイエット効果は私を見ていただいたらお分かりになると思います。

テルミーの最初の印象は、伊藤金逸博士、伊藤京逸博士の写真に向かってごあいさつ ローソクに線香 何かの宗教・・・ではとゆうのが第一印象でした。尻込みしている私に気づかれたのか、サチエ先生が『体験してみたらわかるわよ』とうながされてテルミーを掛けていただきました。

それはなんとも温かく、優しいぬくもりでした。

マッサージでもなく何か温かい物を塗られている様ななんとも気持ちが良く帰り道が凄く眠たかったのを覚えています。

3回の初心者講習を終えて器具を頂き、早速その夜アトピーで苦しんでいた長男に一番に掛けました。掛けていると、スヤスヤ眠る長男をみていた嬉しくなりました。

翌朝、長男から「20年間で、初めて熟睡出来た。」との息子の言葉を聞き、家族の言葉ほど信用出来るものはありません。

テルミーの資格を取りたいと私の心は決まりました。

療術師の勉強を始めたころは、働きながらでしたので2年余り要しましたが2006年4月に無事に、療術師の資格をとることが出来ました。

その年の12月から「いいだ接骨院」でお仕事させていただくことになりました。

経験もない私が本当に出来るのか不安でしかありませんでしたが沢山の失敗から多くを学び、患者様よりテルミーを掛けさせて頂く楽しさを教えていただきました。

月日がたちテルミー歴も8年目になった頃、その日は突然やって来ました。当時アルツハイマー型認知症患っていた姑の隣部屋で寝起きしていた主人が携帯で『おりてきて』とか細い声でよばれて、慌てて駆けつけたそこに主人が倒れていました。

直ぐに救急搬送してもらい大学病院で検査をうけた結果、「脳には異状なし」と「血液に異常がありますので調べてください。」と明け方に帰らされ納得できない病院の対応にはらが立ちましたが、その病院で入院していたら主人は今頃助かってなかったと思います。

別の病院で調べて頂き結果が出たのが3日後病名は『急性骨髄性白血病』と告げられたました。目の前が真っ暗になりました。

皆さんはご存知でしょうか❓白血病には大きく分けたら4つ急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、ですが沢山の種類があるのを私が数えただけ細かく分ければ72種類でした。もしかしたらもっとあるのかもわかりません。

その当時、私が知っている知識は、「白血病は血液の癌、テントの中で脱毛、吐き気に苦しむ姿ぐらい」で、世代が同じ方はわかられると思いますが、本田美奈子さんの姿がよぎりました。

先生から「ご主人の白血病は必ず再発する種類です。移植しか治療方法はありません。移植の年齢制限があり65才までです。」と。その時点で64才10ヶ月、「N0」の選択肢はありませんでした。主人は,迷うことなく『お願いします。』と返事をしました。

主人は、告知された時から落ち着いてました。

私は,頭では理解できていても心が不安で一杯になり、過呼吸を起こして涙も止まらなくなりました。

その時、看護師さんが『10年前なら助からなかったけど、今は助かる病気です。』と希望を与えてくださいました。 

時間が無いので考える暇もなく結果が出たその日から、抗がん剤治療が始まりました。

みるみる痩せてゆき10日で15㎏減っていました。

子供たちの血液型が合わず、骨髄バンクでドナーを探す事になりました。

まずは、登録から始まり血液型の合う人が見つかるまで1年~2年待つ間に力尽きるかたもいらっしゃる中、運良く2ヶ月でドナーが見つかりました。これで助かると家族は喜びました。

抗がん剤治療、全身に放射線治療の後、いよいよ移植というときに帯状疱疹になり、あわや延期になりかけたりと中々スムーズにはiきませんでしたが、ようやく発病から5ヶ月後に移植が行われました。

移植直後から40度の熱、口中口内炎、腸の炎症、皮膚の炎症、肺炎と極度なドライアイ、ステロイドからの糖尿病、目の前で苦しむ姿を見ているだけで、主人に触ることは許されませんでした。移植者が100人いたら100通りのGVHDがあるそうです。

GVHDとは。移植をしたことによる拒絶反応、合併症をGVHDというそうです。

今は昔と違いテントではなく部屋全体が無菌室になっております。しかしその病室は私と主人の間にアクリル板でしきられていました。

近くにいるのにとても遠く感じました。

何も出来ない苛立ちと戦いながら、職場の院長先生、仲間に沢山支えてもらえて仕事がすんだら病院に駆けつけなるべく傍につきそいました。この状態が一年近く続きました。飯田先生と仲間には本当に感謝でしかありません。

テルミーはかけるこが出来ないので、枕元にテルミー線を置いて貰ってました。

「家に帰ってきたらテルミーをかけるこができるからそれまでの辛抱」と励まし続けて何度も危ない時を乗り越えて、1年後にようやく退院が出来ました。

これでテルミーが掛けれるとよろこびましたが、そこで疑問が出てきてほんとうにかけていいのか?

免疫抑制剤をのみながら、免疫上げる治療をしていいのか?直ぐにサチエ先生にお電話させていただきました。

『信じてかけなさい大丈夫だから』とその通りだ金逸先生が病気ならないように作られた治療なのだから信じて掛けようと『絶対主人は死なせない』と強い信念のもとまずは、体力がなくなっているので足湯からはじめました。

足湯とはテルミー線を25本30分煮出し43度位のお湯に足を20分つけます。

紫色の足がみるみる肌色にもどります。頻繫に足がつっていましたが、それもなくなりました。但しこれは学院では習いませんここだけのお話で。

体力が少しもどってきた頃から、スコープで15分全身テルミー。骨と皮になっている主人には、15分でも最初は疲れていましたが、

今では冷温器で30分ほど全身かけれるようになりました。

パルスオキシメーターを指に挟み血中酸素を測りながら、右肺機能が悪い主人は、安静時でもサチュレーションが88~92それがテルミーをかけると97まであがるのです。

今は白血病は寛解状態です。白血病や癌には。完治はなく寛解というそうです。まだまだGVHDとの戦いは続いております。

8年たった今でも入退院を繰り返していますが、主人は、「自分は死ぬのではと思ったことがない。」そうです。病気に一度も負けてないのです。

私も病をとおして、知る道たくさんのことを学びました。患者さんの家族の気持ちにもなれます。不思議と経験した事と同じ多くの癌患者もみえられます。余命半年と宣告された胸腺癌の患者も今年10年目を迎えられます。膀胱がんの方も燻蒸して頂いて、毎週一回の治療で一回も再発されていません。膀胱がんは再発率50%と言われています。アトピーの患者様はお家で毎日足湯を朝晩して頂き、週一の治療3年目で、ほとんど良くなり結婚、出産、その子たちも、もう中学生になり今は3世代で通っていただいてます。

患者様からの経験談を二つほどして終わりにしたいと思います。

畑仕事をしている時にスズメバチに指を刺されて赤く腫れあがり、すぐに家に帰りスコープで指をあぶられたそうです.15分ぐされたら、便意があり何度もおトイレに通われて、今までに経験されたことのない量だったそうです。

それから時間があればスコープであぶっていたら、1週間後に1センチぐらい針が指からでてきたそうです。これらのことからも分かるように、人間には治癒力があります。

もう一つ内科医の先生が通って下さっています。その先生は夜中の5回~6回の頻尿に苦しんでられました、月一回の治療とお家で燻蒸をしていただいています。今は明け方に1回になったと喜んでおられます。365日とはいかないけど362日はしてくださってるそうです。

誤解をしないでいただきたくないのですが、病院に行かなくていいわではありません。検査は必ず病院に行ってください。

それずれのいいとこどり西洋医学と東洋医学の相乗効果をあげるのが、テルミーです。

皆様も自己テルミーを続けてくださいコロナに負けないよう病気に負けない身体を日頃から作ってください。必ず効果はあります。

私たち夫婦も当面の目標は9年後の金婚式です。テルミーとともに迎えたいと思っております。

私も金逸先生のお言葉にもあります「医宗一如」を心に刻み、西洋医学と東洋医学の融合から出来たイトオテルミーをひとりでも多くの人に体力が続く限り、寄り添う治療をしながらお伝えしていきたいと思っております。

この後は素敵な西河先生に医学的な面からのお話しをお聞きしたいと思います。バトンをお渡ししたします。

本日は、貴重なお時間を頂きまして本当にありがとうございました。

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