念願かなった「伊藤康久先生」の派遣講師講習会
平成28年6月12日(日)、聖イトオテルミー学院グループ 曲梶支部の派遣講師講習会が大阪府池田市立文化会館二階コンベンションルームで行われました。当日は曲梶支部ならびに近畿のイトオテルミーの支部の方々が多数参加されました。
講習会に参加されました方々に、お礼と感謝申し上げます。
今回は講師として聖イトオテルミー学院副学院長、伊藤康久先生に来ていただきました。康久先生は2年前の派遣講師講習会の講師をお願いしましたが、実現できず、今回再度お願いしして、来ていただきました。やっと数年越しの支部の願いが叶いました。テーマも支部からもお願いして「テルミーの刺激と熱元への想い」となりました。熱元(テルミー線)を詳しく丁寧に説明に説明していただきました。
熊本・大分地震の義援金のお願い
講習会の冒頭で、康久先生は、先日(4月14日、4月16日)の二度にわたる震度7の熊本・大分地震の義援金のお願いを会場の皆さんに呼びかけられました。熊本は全国4位のテルミー会員さんがおられます。幸い亡くなられた方はいらっしゃいませんでした。
ー講義概要ー(文責 筆者)
テルミー療法とは
「イトオテルミー療法は2本の冷温器をもって、心を込めて皮膚をなでくることにって心を癒しながら病を癒す療法です。」
「皮膚は露出した脳である。」 心と皮膚は、密接につながっています。
お母さんののテルミーの愛
康久先生が幼いとき、おなかが痛くなったとき、先生のお母さんは冷温器でおへその周りをさすりながら、何ごとかをつぶやきながら一生懸命祈りながら、テルミーをかけておられました。「痛いの痛いの、飛んでいけ。痛い の痛いの、飛んでいけ!」あるいは熱発したときは、康久先生を寝かせ、横に座って額に手を当てて、お母さんは祈っておられました。熱が少しでも下がるようにと。
おなかや額の皮膚を通して、痛みを緩和しこころを安らかにしてくれました。スキンシップは、愛情ホルモン、オキシトシンを増やします。優しく触ることで癒されます。スキンシップはあらゆる人間関係を良好にする潤滑油です。
金逸博士の願い
祖父金逸博士は、陽と同じ熱エネルギーをもった、熱カロリーをもった熱元が誕生できたら、皮膚にやけどをのこすことなく皮膚を通じて温もりを与えることは患者さん心を癒しながら患者さんの病を治すことができる。これがイトオテルミー療法です。
昭和4年に「イトオテルミー」世の中に発表。
テルミーは副作用がない(自然療法であり民間療法です。)
テルミーは、家庭健康療法として誰でも家で冷温器でかけることができる。自分で自分の健康維持ができるのが特徴です。すべての人が、家庭でテルミーをかけることによって健康になっていくことがが、祖父金逸博士の願いです。
テルミーの4つの刺激 熱元のすばらしさ
テルミーの4大刺激(化学的刺激、温度的刺激、光学的刺激、器械的刺激)のうち、器械的刺激以外の刺激は、テルミーの熱元に由来します。
病院でのテルミー 冷温器の冷的刺激
病院に入院したとき、病室ではテルミー線に火てをつけることは出来ませんが、テルミー線を冷温器に装填して、火付けなしで病人さんのテルミーができます。冷的刺激の効果として血管収縮作用、痛みの緩和と鎮静効果があります。
具体例として、お父さんのがん痛みの緩和としてテルミーをお弟子さんとうにしてもらうことで、痛みが楽になり、かけてくださった方に「ありがとう」と感謝されておられたとのことです。康久先生ががんで入院されて、カテーテルを幹部に入れられて、足が紫色にパンパンに腫れた時も、奥さんや娘さんが内管にテルミー線を装着して、冷温器でさすってくださったそうです。紫の足をさすってくれました。5日間の入院で退院の日は、紫がほとんどとれていたとのことです。入院のたびに冷温器でさすっていただいたそうです。
「家族が入院されたときは、冷温器でさすってあげてね。」が康久先生のメッセージです。
大陽熱のぬくもりと同じテルミー線のぬくもり
大陽熱は、陽があたっている場所だけでなく、リンパ液、血液、髄液を通じて全身がポカポカ温かくなります。大陽の熱は、不良導体の皮膚を良導体に変えて体に入っていきます。テルミー線の熱も太陽熱と同様に浸透していきます。おなかにテルミーをかけることにより、輸熱されて全身がポカポカ温かくなります。
テルミーの熱は、体の奥まで届く。
テルミーの熱も皮膚の奥までも熱を通すのは、遠赤外線の働きです。 遠赤外線は、皮膚から30センチのところまで届きますますので内臓にも温もりが伝わります。赤外線を放射するような薬物を、金逸博士はテルミー線の中にいれられた。
火の付け方 ~ローソク、マッチでつける。~
ろうそく、アルコールランプ、マッチでテルミー線に火をつける。ライターで火をつけない。 ライターの高熱でテルミー線に火をつけるとテルミー線の熱元の成分が無くなってしまい、病を治す効果がなくなる。残線もガスコンロで火をつけない。茶こしは、網が破れたりして危険です。
器械的刺激 冷温器で圧力をかける効果
熱移動の効果を高める、臓器付近の知覚神経に深く浅く圧力を加えると、逆コースを経てその臓器の病的興奮を鎮静除去してくれる。スコープは圧力がないので、冷温器ほど早く熱が伝わりにくい。2本の冷温器でなでくるのが、テルミーの原点です。スコープは、テルミーの補助器具です。
冷温器の持ち方いかんで、あんま、はり、指圧 、お灸の作用をなしている。 「大きな効果を持っている冷温器と熱元を使うときは、注意して使いなさい。」というのが金逸博士の教えです。
冷温器の掃除(ヤニがついて、冷温器が動かなくなり、熱効果が悪くなる)をする。冷温器は 医療器具です。
テルミー線の作り方
テルミー線、熱元は、 9種類の薬用植物と生薬で出来ています。化学薬品や防腐剤、接着剤は使われていません。祖父金逸博士の時代のテルミーの押し出しの器械が違っていた。4本同時に押し出していましたが 、現在は1本ずつ押し出します。祖父の時代のテルミー線は、内管に装着するのに技術がいりました。 成分は祖父の時代と同じですが、製造法が異ななっていて、入れにくかったのでテルミー線を内管に入れるときは、「お願いよ、お願いよ」念じていたそうです。そして火をつけるときも曲がりやすかったので、火付けに苦労することで、火付けが上手になりました。「火つけ3年」というテルミーの言葉が生まれました。
現在でもテルミー線を曲がらずに製造するには、創意工夫がなされています。曲がらないテルミー線には、製造者のこころが籠っています。接着剤や防腐剤は、祖父の時代から入っていません。
テルミー線は、陰と陽のバランスのとれているれた状態に作られている。金逸博士は、テルミー線の開発に20年の歳月を使われました。テルミー線の配合、成分を変えることは、テルミー線の熱エネルギー効果・効能をを無くしてしまう膀胱がんになった時も、テルミーをかけ、スコープであぶって今は、とても元気になっています。テルミーのおかげです。
「芳香と化学成分は、土地の条件、気候の変化、栽培方法によって変わってくる」
しかしながら、テルミー線の成分、効能は、昔ながらの製造法で作られているため、変わりありません。
健康な人にかけるとき、健康な時に自己テルミーしているとき、香とか煙とかは変わらないが、風邪をひいたりなんかあったとき、病気になったとき、変わってくる。これは人間の感覚です。
今では、日本で作られていないテルミーの成分があります。ほとんど東南アジアで作られたものを使用している。
テルミー線は、昔ながらの製造法で作ってあるが、乾燥法
を工夫、改良して、今日のテルミー線があります。
人工霊の元 心と手によってオーラの出方が違う
薬用植物は香のオーラを持っています。テルミー線も香のオーラを持っています。金逸博士は、テルミー線を人工霊の元と言っておられます。テルミー線は、金逸博士が作った薬用植物、生薬によってできたオーラの元であると言っておられます。火をつけて皮膚を撫でくれば、熱元からオーラが飛び出て、皮膚を通じてそのオーラが患者さんの心に届く。だから植霊術という。
みなさんも、オーラが出ている
霊を植え付けるために、金逸博士は、熱元を作った、観音さんおつげで冷温器を作っ た、あとは皆さんの心と手によってオーラの出方が変わる、だから、皆さんはなでこするときは、いつでも素直な気持ちでさらさらたんたんとやりなさい。祈りを込めて、思いを込めて患者さんの立場になってかけてあげれば、熱元のオーラと皆さんのオーラが加味されれば、素晴らしい効果効能が目の前に現れる。