聖イトオテルミー学院グループ 曲梶支部 ブログ

創見者 伊藤金逸医学博士の教えをもとに、温熱刺激療法イトオテルミーの温もりと実(まこと)の健康生活の普及に努力します。

「がんとテルミー」 王 若皎 先生

2017年02月05日 | 健康・病気

 イトオテルミー近畿資格者交流講習会

 平成29年2月5日(日)、大阪リバーサイドホテルで「資格者交流講習会」が「イトオテルミー近畿支部長会」の主催で開催されました。学院名誉講師の王若皎先生に講習していただきました。ホテル会場には近畿のたくさんの資格者が来られましたので、5階と6階の二つの会場で開催されました。

如是我聞(講習会の感想)

テルミーをかける医学博士、王先生

 何度も繰り返し王先生の講義を聞いていますが、今回ほどテルミーと医学との関連がよくわかりました。王先生はお子さんにテルミーをかけたり、自分自身もテルミーをかけておられ、茶こしを利用したおしもあぶりの体験を分けていいただきました。下からお腹の方へ熱が上がってきて、横隔膜を刺激する温もり。

 また、ねずみにテルミーをかけた実験(もちろんテルミーをかけたネズミとテルミーをかけていないネズミの対比写真をスライドで見せていただきました。テルミーをかけたネズミの細胞の写真もありました。)でネズミが元気で大きく、色つやも良かったです。王先生が医者としてテルミーをかけておられる姿に親しみを感じました。

いろんながんとの取り組み、そしてがんに対するテルミーの効果

がんになり易い人の特徴

 *右手の薬指が長いと、男性は前立腺がんになりやすい、女性で長い人は男性ポイ

 *ストレスを受けやすい人はがんになりやすい いい人はがんになり易い(我慢することが多いから)

  病気になったらいい人にならない

抗がん剤治療をしている人にテルミーはどうかけるの

 抗がん剤治療を受ける24時間前にはテルミーをかけない。また抗がん剤治療を受けた24時間以内はテルミーをかけない。(テルミーをかけると、抗がん剤が効きすぎたりする影響があるため)(抗がん剤の副作用をテルミーで抑えるために、注意してテルミーをかけています。)
 右の乳がんの人 右のストレスを受ける

 うつ病等のストレスの強い人は、抗がん剤が効きにくくなる。(テルミーは、温もりで心身ともリラックスさせてくれます。)

冷温器で温熱刺激療法を行う

 冷温器は、温かいところと冷たいところろ「冷」と「温」を同時に作り出す。テルミーの熱は面でなく線状に入れて、温度の段差を利用する。そしてその温熱刺激を脳が感じとり、脳の指令で体の必要なところに熱を運ぶ。(風呂に入ったときの熱は、体一面にあたえるので、テルミーの温熱刺激とは異なります。)

 冷温器の当たっている皮膚そして血管は、冷温器が当たったとき収縮し、通り過ぎると拡張します。血管の周りには、神経がたくさんあります。その神経を刺激することによって、体調が良くなっていきます。(自律神経が正常に働きます。) 

テルミーは末梢血管を温熱刺激するので、風呂に入ったような一面の熱作用ではないので、心臓に負担をかけない。

テルミー温熱刺激は血管の収縮、拡張をすることにより 血管の表面の自律神経どういうことしたらいいかを調整する高血圧の人は血圧を下げる、低血圧の人は血圧をあげる

*子宮筋腫はホルモンがアンバランスのときおきる

乳がんのチェック仕方

 乳がんはいくら触っても分からないものものがあるので触って乳がんが発見出来なかったかといって自分を責める必要はありません。乳房の触り方を図をかいて説明されました。がんの発生しやすい部分を黒板で図示していただきました。乳頭(乳首)の部分のチェックの仕方は、乳首をつまんで回す。その時の違和感を感じとる。

 また、乳房の全摘出か残すかはドクターのほうで患者さんの意見を聞くようになってきているのでドクターとよく相談するように。

*すい臓がんは神経の痛み、 テルミーで痛みの緩和

 

 あと何か月と言われている末期のすい臓がんの人に、テルミーをかけるだけで痛みをコントロールできた。麻薬でがんの痛みはとれるが、自分の居場所が無いくらい気持ちが悪い。しかしテルミーは、QOLを保ちながら日常生活をおくることができます。

 痛かったらスコープで局所にあてる出血があるときはあまりスコープはかけないでほしい。 スコープは薄い膜をつくる黴菌が入りにくくなる炎症を抑える。お腹からかけにくかったら、背中からかける(背中の神経を)と気持ちよくなる。テルミーは、一度で長時間やるのでなく何回か分けてやる。一日に何回もかけるということは、テルミーをかけるひとに度々来てもらうのはできないので、家族がテルミーをかけれるようにしておく。(家族の方がテルミーがかけれると、家族の健康に役に立ちます)

テルミーのかけすぎに注意

 テルミーをかけてもらって心身とも気持ちがよくて寝てしまいます。起きた時にまだ眠い状態であれば、かけすぎです。テルミのかけすぎをしないようにかけるには、時間を短くしたり、火を弱くしたりして回数を多くかけることで調整したほうがいい。

*肝臓の悪い人はテルミーをかけたほうがいい。肝臓の機能を高める。スライドで効果を確認

お腹を温める効果、おしもあぶり

 王先生は、茶こしでおしもあぶりをされています。「気持ちいいというより刺激温かいものがここ(おなか)にくる、そして横隔膜ところへも。」と。

 健康維持のためにもお腹にテルミーをかける。体の血液を温めよう動かそうとするならばお腹にかける。 全身の7割近くの静脈がお腹にあります。 お腹を温めると全身を温めるに効果的です。

テルミーは体のごみをきれいにする

 テルミーは血管の無い細胞と細胞の間を流れている液体の循環を助けている。細胞と細胞の間を流れているゴミをテルミーは処理している。また、手術の後の内側の傷(外側の傷も当然ですが)を綺麗にする。

*テルミーは熱を利用した刺激療法

がんになった人へのかかわり方

 私ががんになったとき、治療方法はいろいろあるので悩む必要はない。がんと言われたとき、その人の話を聞いてあげるだけいい。慰めることはしない。(カウンセリング的な心理学的な見解、ひたすら「傾聴」)

追記

 曲梶サチエ支部では、2月11日(土)の支部研修会で、王先生の交流講習会の感想を発表してもらいました。参加された資格者は、熱心にメモを取ってくれていました。その内容は、またブログでも公開したいと思います。感動的な交流講習会でした。さらに、2月15日(水)、支部研修会ならびに役員会でも近畿交流講習会の感想を発表していただきました。多様な観点からの感想で、王先生の講習内容を深めさせていただきました。支部の指導師さんより感想の投稿をいただきましたので、掲載します。

「がんとテルミ」ーの感想文

曲梶サチエ支部 指導師 M.K

・抗癌剤治療の前後24Hは、テルミーしない方がよい⇒テルミーで血流がよくなる分、薬の効果が上がるが、副作用でやすいこともある。

・抗癌剤治療はもうかる。Drすすめてきたら一度はことわってみてもよい。それでもすすめてくる時は受けた方がよい。(必要性ある時はしっこくすすめてくる。)

・癌ptにテルミーをかける時は話をきいてあげるだけで いい。ああしろこうしろと言わない。施術者の感情が伝わる。テルミーは愛情。

・ぬくもりあるやさしいテルミーやスキンシップ→デルタ細胞up⇒免疫力が上がる。

・膵臓癌末期pt モルヒネやめてテルミーだけでペインコントロールできた。モルヒネは痛みはとれるが副作用で吐気・呼吸抑制・意識混だくetcあるからQOLの面でもテルミーはすごい。又、癌pt家族がptにテルミーをかけてあげれたら家族の人も役に立ててるという救いになる。

・乳癌→しこりなくてわからない癌もある。月一回自己検診・手の平、たいらにしてさわる。乳頭のところもしこりないかつまんでひっぱってチェックする。検診に2年に一回は行く。

・テルミーは温熱刺激療法である。熱い刺激で血管収縮させて血管広がって拡張して血流をよくする。炎症にテルミーがよくきくのも血流upすることで治りが早くなる。

・テルミーをかけると肝機能up、肝の再生能力・代謝能力up⇒おなかに熱を入れるとよい。

・腎のネフロンの老化防止もする。排泄機能の低下を防ぐ。

・脂肪肝マウスにテルミーかけたものとかけてないもので、テルミーかけなかったマウス肺炎になったが、かけていたマウスはならなかった。ただし健康マウスと脂肪肝テルミーマウスでは健康マウスが元気→テルミーは万能ではない。病院に行く必要のある時はちゃんといかないといけない。

(文責 支部編集部)

























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うつ病は、扁桃体の暴走、そしてテルミー。

2013年10月23日 | 健康・病気

扁桃体(脳の中で、不安・恐怖・悲しみなどの感情の生まれる場所)

 昨日NHKのテレビで、「うつ病の起源」という番組を放送していました。その中でドイツのボン大学の取り組みとして、脳の奥深くに電極を埋め込み、電流で刺激して、働きを改善するという治療法が紹介されていました。効果もでているとのことでした。 

 以前、アメリカで磁気を使った治療法のことについてNHKテレビで放映されたことをブログに記載したことがあります。

 もともと扁桃体は、ストレスホルモンを出して敵から身を守る行動を迅速にしてきましたが、敵、孤独、恐怖の記憶等で、ストレスがなくても暴走して常にストレスホルモンを出し続けて「うつ病」になってしまうとのことです。

テルミーの温熱刺激のぬくもりと愛と祈りのこころ

 うつ病の改善として、前記のボン大学のDBS「脳深部刺激」や人間の平等なむすびつきをめざしたTLC「生活改善療法」(狩猟採集時代の生活を参考にして、人間の社会的なむすびつきを高め、定期的な運動をすることにより脳細胞を活性化させ、規則正しい生活をおくる。)が紹介されました。

 扁桃体の暴走がうつ病になるとのことですが、テルミーの温熱刺激が直接扁桃体を刺激しストレスホルモンの分泌を安定して出すことを目標に出来るかということが、テルミー療術の大きな課題だと思います。テルミーの温熱刺激で、体が気持ちいい状態になり、心身ともにリラックスして頭の中の血流が良くなることがまず、第一歩です。(頭蓋骨を突き抜けて、テルミーの温熱刺激が、扁桃体に届くのかという実証的証明は存在しません。)

 もう一つのテルミーの大事なことは、患者さんにかかわる私たちが真心(愛と祈りのこころ)をもって、心の温もりを伝えることです。(うつで苦しんでいるのは、あなただけではありません。あなたの周りの人たちが一緒に歩いています。一人で苦しまないで。)

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温めても、痛みはとれる!

2012年05月02日 | 健康・病気

 最近のNHK、Eテレビで福島医科大学教授の紺野先生が、「痛みに関して、最近の研究で温めても痛みがとれるということが分かってきた。」と発言されていました。今までの医学界での痛み止めは、冷やすことをすすめていました。和歌山市の坂井学医師は、早くから温めて痛みをとることを提唱されています。

 テルミーの場合、昔からテルミーの温熱刺激で痛みをとることに貢献していました。医学界も痛みに対する温熱の効果に気づき始めたようです。創見者 伊藤金逸医学博士の先見の明に驚嘆します。(支部の研修会でも、痛みにたいして、冷やすか温めるか話題になっていました。)

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「体を温める」とすべての痛みが消える 坂井学先生

2011年05月24日 | 健康・病気

5月24日(火)

 5月の連休のとき、支部長は、川村喜津子先生に誘われて、2泊3日のイトオテルミーの勉強会に参加しました。初日は、高野山で東日本大地震の供養をかねての勉強会でした。午後11時までの勉強で川村先生が、「痛み」についての講義をされたと聞いています。2日目は、会場を変えて、白浜で整形外科医の 坂井 学先生の講義がありました。坂井先生は、痛みがあるとき、従来の西洋医学では、「湿布」をしますが、冷やすことより使い捨ての「カイロ」を使った温める治療を指導されています。180度変換の治療法です。(勿論、イトオテルミーは温熱刺激療法です。)

 坂井先生は、マキノ出版から(「体を温める」とすべての痛みが消える」という本を上梓されています。読みやすい本です。どうしたら患者さんを痛みから救えるかという坂井先生の真摯な苦労・取り組みがよく分かります。

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