すべてのみちはここに

もう追いかけないよ 
宝物は 
いつもここにある

8月8日の日記③

2018-08-11 | 日記
8月8日の日記①
8月8日の日記②
長いストーリーになってしまった
これにて完結編です。



神社で
ナツの手術成功をお願いして
時間になったので病院に行った

無事に、手術は終わっていた。


「刺さってたの、見ますか?

これです。」







「こういう時、抜けばいいと思って抜く人がいるけど
この棒があることで止血されてるからね
抜いて血が出始めると危ないんだよ
それにこの棒自体がばい菌の塊だから
動かすと破傷風になったりするしね」

抜かなかったのはよかったそうだ

手術は
棒は動かさずに
棒の位置まで切開して
棒とそれに接した部分を消毒してから、取り除いたそうだ



心からお礼を言い
帰ってきたら急に緊張の糸が切れ
ナツも私もぐったり
お互いよく寝た


ナツは、はじめの日の夜だけ
なにも食べず首を起こせなかったけど
翌朝から首が起き
翌夕には歩き始め
3日後の今日は川まで一緒に行った。

これ今日


なんという回復力・・!



↑顔に近いほうのは首輪
肩の横に黒っぽいラインが手術で縫ったとこ

20針 20㎝ほど縫った。
けど、大事な血管や神経は無事だった。
あんなものが首を貫くのも奇跡だし
こんだけ大きな傷にも関わらず後遺症もなく回復してるのも奇跡だと思う。




たぶん、刺さった現場はここ↓


手前のギザギザした葉っぱの草の中に
落ちたのか、飛び込んだのか、と思う。
若い柔らかい茎と
斜めにカットされた刈れた固い茎が混じっている。

ちなみにその上に見える長い葉っぱはかなり葦(ヨシ)っぽい雰囲気



昨日、経過を診せに病院に行ったとき
「後で見に行ったら、あれ木じゃなくて草だったんです」と言うと
先生は開口一番、「そうでしょう、あれは水辺に生えるアシでしょう」と。

※蘆(アシ)=葦(ヨシ) 同じもの。アシ(悪し)で縁起が悪いからヨシと呼ぶようになった
(春日神社の逆生葦の説明書きにはこの二つの漢字が混在してた)

正確には、あれは葦ではなかったけど(刺さってたのは枝分かれしてたから双子葉類、葦は単子葉類)
なんだかとても暗示的なことに思えた。




事件翌日に
あれはなんだったんだろうなーーーーと
ぽけ~~~としてたら

ポコポコと
言葉が浮かんできた。
バラバラに浮かんでくる短いセンテンスを
書きとめていき
あとでつなぎ合わせてみた。



日々 更新せよ

動かぬように見えて 日々 新しく生まれ変わっているのだ

古いものは どんどん捨てよ

再生の地 再生の場

覚悟を決めて その地に旗を立てよ

よそにうろうろ探しに行くなよ

大丈夫 やりたいようにやれ

自分の道を突き進んでいれば 必要なものは 向こうからやってくる

起こることを信頼せよ 流れを信頼せよ 自分の中に湧き起こる感覚を信頼せよ

忘れてよい。心を開いてさえいれば 場面場面で指し示す





なんか文章になってるね  

その地に旗を立てよ とは
「今いるこの場所でできることを、腰を落ち着けてやれ」という意味と
「つねに、そこ【=私の世界の真ん中】に、私がいなさいよ」
要するに「よその価値基準ではなく内側の感覚に従え」っていう意味、と
両方の意味だ。
(ナツは3匹の犬の中でも性格がいちばん私と似ているしね)


逆生葦で

「さかえよし」

栄え善しともとれるね



起こったことに意味はない、といえばないんだけど

私はこう解釈した。

私の世界ですからね

私が思ったようにやればいいのだよね

ついでに言えば

誰だってみんなそう

それぞれの世界を創っている、その世界の主なんだ。



今日は新月だよ~

どんな世界に住みたいのか、思い描こう







長い長い日記 読んで頂きありがとうございましたー
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8月8日の日記②

2018-08-11 | 日記
8月8日の日記①

ナツの手術のあいだ
一旦帰宅することにして
帰りの車中
どうやってあの枝が刺さったのかを考えていた

首の後ろに突き抜けた枝の先端は
スパッと斜めに切れていた。

そういえば、半月くらい前に
川で犬を遊ばせている時
石垣の上からなんとなく下を見下ろすと
川原の草の一株が刈ってあるのに気付いた

スパッと切り口が立ってて
鋭い断面が複数並んでいるのが目についたのだった

あれ~?あんなとこ草刈りしたっけな~?
でも私じゃなきゃ誰が刈るかな?
いつのかなぁ?去年のかなぁ・・?
さっぱり記憶にないなぁ
なんてボンヤリ思っていた。


↑こういう草(写真のはヤブマオと言うらしい)出典三河の植物観察よりお借りしました

枝じゃない、
きっと、あの草だ。。
草と言えども大きく育った株の茎は、枯れると固い。
横からの力には弱く、折ろうと思えば子供でもポキッと折れるが
縦方向からとなると話は違う。

あの草の切った株の上から
ナツは落ちたか飛び降りたのかしたんだ、、

ようやく、事の顛末がわかってきた。





途中、ある神社へ向かう脇道の前を通り過ぎた。


その神社は家からわりと近くにあって
いつも通る度に気になりつつも
まだ行ったことがなかった。

通り過ぎてから
「あ、行くなら今だ」と思いが浮かんで
引き返して脇道を入って行った


里山の田んぼの中に
こんもりと鎮守の杜が茂り
神社があった


春日神社


思ってたより大きい
立派な神社だ


鳥居を入ると
すぐ右に葦(ヨシ)の群生があった
ヨシの群生の周りを藁縄で囲ってあり
紙垂(シデ:注連縄に下がってる白い稲光形の紙)が下がっている
なにか特別な葦のようだ

立て看板に、その葦のいわれが記してあった



「逆生葦」(さかえよし)

吉田城主 吉田殿の先祖は
藤原朝臣経房卿から出たものといわれ
藤原氏全盛期の奈良平安の頃
御分霊を馬に乗せ奉り
社前に茂る大楠洞腹に一時安置した
この時 蘆(よし)を杖にしてお着きになり
その杖の蘆を約一尺二寸ほどに切り
逆さに田沼に差し立てて
「栄えたらんには この地を蘆田(よしだ)郷と名付けよ」
とのご神託を賜ったと言われた
・・・・



これが、この一帯の地名「吉田」の所以らしい。
この葦の群生は
その時に逆さに刺した葦が根付いたもので
逆さに生えた葦→逆生葦(さかえよし)
と呼ばれているそうな・・・・・・






うわ・・・

切った葦を逆さに刺した、と

ですか・・・




なんのお告げ 
かな
これ




8月8日の日記③へ続く



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