外国(オーストラリア)での慢性鼻炎の治療体験。

彼女には幼い子供がいる。手術が失敗したら、、。術後のケアにガーゼ治療を勧めた。現地の医師にも了承を得た様です。

6週間目、治療停滞の教訓

2007-05-26 08:34:49 | 健康・医療
6週間目。
ブロードバンド接続につき周辺機器を移動させねばならなかったりフィルターをもうひとつ購入したりして今週もどたばた。去年から接続の調子が悪かったのはファックス電話が邪魔をしていたせいだと、やっと確認できたからよかったものの、ガーゼ治療は停滞気味になってしまいました。一週間目のように学校休みで一日中治療できたころは集中的にやっていましたが、今は仕事に追われ、なかなか難しいものがあります。
当面の出血箇所はのどの上のほうにある、下鼻道の奥部分です。ガーゼ治療の前に脱脂綿と改良綿棒で鼻をきれいにするときに、そこに出血箇所が数箇所あることがわかります。でも、ガーゼ治療をしたあと取り出したガーゼには、血はついていません。これは、おそらくガーゼが患部にしっかりと固定していなかったためと思われます。治療中に、鼻汁が出てきたらやはりすぐ取り出してもう一回始めなければならないことを確認しました。そうしないと、鼻汁のためにガーゼがしんなりとなって患部に定着しないのです。
今週はその「血がついていない」のはよくなった証拠、と勘違いし、上記の理由に加えて治療回数が減ってしまったのは事実です。その結果はてきめんでした。朝目覚めると鼻は詰まっていますが、でも治療のできたほうの鼻は呼吸の通りがいいのです。
その翌朝ガーゼ治療の1回目、10分後には鼻汁がたまるのでとりだします。二つ折りの5cmx90cmをまた使い、挿入していきます。のこり10cmくらいになったら、それをもう一方の鼻の穴に入れるようにしています。そうすると、ガーゼが鼻の中に入ってしまって取り出せなくなる、ということはありません。糸を末端に付けるといったこともしなくて済みます。
その治療中は、のどの上のほうがしみるので、薬がきいていることがわかります。この部分を押さえつけることができればいいけれど、下鼻道はのどに通じており、ビンの底に詰めるようなわけにはいかず、いわば底なしなのでぎゅっと押さえつけることはできません。あたっている、と言う感触で満足しなければならないのが実情です。
のどの上のほうに患部があるということは、昔から感じていました。のどに鼻汁が落ちてくるからです。今その治療ができているのは、自分の念願がかなったといっていいほどでうれしいことではあります。
息子は睡眠中ずっと口呼吸をしています。朝起きると必ず咳き込み、くしゃみをします。鼻をいじって血が出たこともあるので、炎症が中にあるのはわかっています。なんとか彼にも、ガーゼ治療をするように納得させたいものですが、これは今後の課題です。
「鼻汁がぽたぽた落ちてくる」状態になったらすぐ取り替えることをせず、先週まではそのまま仕事をやっていました。しかしこれでは効果がでないことがわかったので、今後もガーゼの消耗を気にせず、どんどんやっていこうと思います。

先日まで2日間雨続きでしたが、土曜日の今朝はとてもいいお天気です。ケアンズはたいていこうだからいいんですよね。。シドニーにも7年間住みましたが、週末で天気がよかったことは数えるほどしかありませんでした。
さて、今日はまたガーゼをいれたままマスクして近所の山登りコースレッドアローに行ってきます。


マイケル・ジャクソンのマスク功罪。

2007-05-17 03:23:24 | 健康・医療
4週間目の最終日(35日目)薬が切れたので耳鼻科に行って処方箋を書いてもらいました。耳鼻科医はまず喉を見て「前よりタンが少なくなった」という私に「ふむ」と同意。そして鼻の中をみて、さらに「うん、前よりきれいになっているね」とにっこり。今度その治療のやり方をみせて、と言う事になりました。この調子で、また来月見てもらうつもりです。

さて今週は、先週からの勢いを引き続き、自分の鼻の治療具合がもっと分かって来て、いろんな工夫をじぶんなりにしています。

先週末から、実は最初に感じた衝動的な感動が、だんだん薄れて来ているような感じがしていました。
治療を会する前は睡眠時間が2時間くらいしか継続できなかったのが、治療を初めて6時間くらい熟睡できるようになり喜んだのですが、最近はまた4時間くらいに減りました。 鼻汁が喉に落ちてくるのが分かるからです。たしかにその量は前よりずっと少なく、出るのも右か左か、どの当りから出ているのかもずっと前より明確に感じられるようにはなったのですが、その鼻汁の出所を治療せねばなりません。

考えたあげく、鼻をきれいにし、患部をさぐり、改良綿棒で滲みる所を集中的に当て、つぎにガーゼを押し込む、ということをやってはいるものの、ずっとその局所を押さえつけることが欠けていたのではないかと気づきました。

ガーゼを詰め込んだら、食器洗いをしたりコンピューターに向かったりしている間に、鼻骨を越えた奥の方から鼻汁がガーゼにたまり、ガーゼがしぼんでしまって患部の粘膜壁に直接触れる事がなくなってしまったのではないか、と思います。

それでこの2日間、いままでは両方の鼻を一度に治療していたのをやめ、片方の鼻の穴だけに集中してもう一方の穴で鼻呼吸をし、その鼻に詰め込んだガーゼの上から、コットン綿棒で鼻骨まで入れて押さえつけることを行ないました。するとやはり効き目がいままでより、もっと確実になったように思います。翌日はタンがまだ口の中に降りていましたが、量は前より少なくなっていると感じます。

さて、いつもそういうふうに自宅で治療ができるとは限らず、ときには外出をしなければなりません。
車の中の15分でも貴重な治療時間です。目的地についたら大抵ガーゼは抜くけれど、時には、マスクを上からかけてショッピングセンターを歩く時もあります。そうすると感じる感じる、人の視線。日本のように、自分の風邪を他人に移さないようにマスクをかけるようなことなど考えもしないオーストラリア人。とくにケアンズは田舎だから、「スターじゃないんだからなあ」なんて、全く見知らぬトラック運転手から声をかけられた事もあります。「スター?」なに言ってんの、と知らんぷりで歩き続けたけど、これは明らかにマイケル・ジャクソンの功罪です。あの大きなマスクのおかげで、マスクをする人は変人、という認識が世界中に(おそらく日本を除いて)定着してしまったのです。

ショッピングセンターの薬局の薬剤師にさえ、挨拶代わりに「こりゃまたなんて格好してるの」なんて言われました。「鼻炎の治療を自分でしてるのよ」と答えたけど、それでほんとうに分かってくれたかどうか。行きつけのメガネ屋&眼科医のスタッフには、さすが客のプライバシーを尊重する態度がちゃんと教育されているらしく、何も言われませんでした。でもつくづく、絶対に、外国ではマスクはできることならしない方がいいと思います。

だいたいマスク自体、こちらで一般的なものは大工作業につかうマスクしか見かけません。鋸屑が鼻の穴に入らないようにするためのもので、いかにも工事現場で働いています、というふうなもの。日本の風邪用マスクは品質が良いけれど、こっちの薬局に売ってるのなんて、使い捨ての紙製ですぐだめになります。この前なんて、とある薬局でマスクを買おうとしたところ、紙製の一風かわったデザインのがあったけれど、どうやるのか試したらすぐゴムが切れて、他のも全部そうでした。新品だそうだけど、きっと買う人がいないから、棚の上で長い間眠っていた間にゴムが弱ってしまったに違いありません。マスクを使うのは、こちらでは手術執刀する医者や歯科医くらいなものです。とにかく町を歩くひとがマスクをするのを見かける事はありません。それをもう2回もすたすたやって、スーパーのレジの人や出会い頭の知人に、マスクの下から変な声でもこの治療法について一席ぶった私は、表彰もの!です。

10才のダウン症の息子さえ、治療している私に向かって『マミー、Don't be silly」と言うのです。治療中の私を、ふざけておかしな格好をしていると思っていたようす。「そうじゃなくて、ママは鼻が病気だから、治しているの」と納得させる努力を進行中です。

息子は、口を閉じて睡眠した事がありません。夜中に、そおっと下あごをちょっと上にもちあげて両唇をあわせてやると、20秒くらいで頭を動かして元に戻ろうとします。創生からのネブライザーが郵便局にきのう届いたそうなので、明日引き取りに行きます。手動ネブライザーだそうだから電気を使う事もなく簡単にできるみたいですね。まだ息子はガーゼ治療の出来る状態ではないから、ネブライザーだけでも使ってみようと思います。

それではまた来週。


先週末のつまずきで弾みがついたようです。

2007-05-11 14:53:52 | 健康・医療
4週間目が終わりました。
先週から2週間の契約教師の仕事がやっと終わり、ほっとしています。日中は治療ができないので、夜しかできず、それに先週末の”ウトウト騒動”で足踏み状態が続きました。木曜日夜、やっと「騒動」前の状態に戻った感じです。

この一週間、ケアンズは天候が崩れだし、農家には恵みの雨が訪れました。私も裏庭に野菜畑は作っていますが、最近は手をかけてなかったので、この雨ですこしは期待できるかも。

さて、「ウトウト」騒動でレントゲンを採ってもらったのですが、今井さんのおっしゃるように鼻水は白く写ってました。それが、くもの巣のように中心から耳や目やあらゆるところにひろがっており、まだまだ治療すべきところがたくさんあることがわかりました。医者に内視鏡で見てもらったときに、あちこちぐりぐりまわされたのでそこからまた出血したところもあるようでした。炎症がまだ完治していないからでしょうね。

それで、まずは脱脂綿と改良ピンセットで奥の奥まで探り、何回も脱脂綿を変えきれいにしてから、液剤ガーゼをまきつけた改良綿棒を入れ込み、しみるのを我慢してずっと抑えていました。今井さんが「固定してください」と言われるように、ずっと抑えていなければ効果も少ない、というのがわかります。ここ何日間かほうっておいたせいもあり、肥厚がぶあつくなって、鼻腔がせまくなっています。それもじっとがまんして、おさえているうちに、だんだん奥に入るようになりました。
「ウトウト事件」前にはできていた、横に広く綿棒を動かせるようになるまで、二日間はたっぷりかかってしまいました。

でもその後は、ずっと奥にある炎症部分に液剤ガーゼをつけた綿棒を当てることができました。この3~4日間、ずっとのどに落ちてくる鼻水のおかげで咳き込んだりしていたのですが、このタンの大源である炎症部分に、直に液剤ガーゼを当てると、しみるのはちょっときついけど、抑えているうちにだんだんしみるのがなくなって、落ちる鼻水もなくなっていき、薬の効果がわかりました。

そのあと、ガーゼをピンセットで押し込みました。やっぱりまだぬるぬるしているようで、すぐのどの奥まで落ちそうになりました。そう感じたら、すぐ抜き取り、鼻汁をティッシュでふき取ってガーゼを裏に返してもう一度押し込み、また落ちそうに感じたらすぐ抜き取り、今度はそのガーゼのもう一端を使ってピンセットで押し込み。。これをやるとかなりきれいになり、次には本格的に液剤ガーゼを押し込んで治療が効果的にできました。

でもやっぱり肝心なのは「固定させる(抑える)」こと。これにはちょっと考え込みました。
2枚がさねの5cmx30cmのガーゼをピンセットである程度奥まで入れ込んだ後、それをそのままで固定させるためには太めの棒が必要、とあたりを見回すと、ありました、ありました。キューティクルケアで買っていた竹棒です。一端は四角くとがっていますが、もう一端は丸くなっているので安心してガーゼの中にいれ、じわじわと押し入れました。粘膜の壁には当たらないように、ガーゼが必ず粘膜をカバーするようにして、少しずつ奥の奥まで入れました。すると、思ったとおり、何もしなくてもそのままで静止。適当な圧力を患部に与えて抑えながら、私はハンドフリー。
「固定」策に成功です。
その後は、本当にすっきりしました。

この「鼻汁を除去し、きれいにした状態で患部に液剤ガーゼを当て、しみるところを目当てに、できるだけ長い間押し当てる」という手順を忘れないでおこうと思います。

でも、その「すっきり」感は、残念ながら1~2時間くらいするとだんだん失せていき、鼻汁がだんだんたまっていくのがわかります。まだ届いていない炎症部分がまだまだあるからですね。それが全部届くようになるのは、肥厚がもっと少なくなって、鼻腔全体に綿棒を自在に動かせるようになってから、のことでしょうね。

それを目指して、長丁場になってもじっくり治療を続けます。たとえ1時間でも、この「すっきり」感があるのとないのとでは、雲泥の差ですもの。

それから、このまえご報告した、子守の彼女は、ダニと雑草にアレルギーがあるそうで、今度テストするそうです。
アレルギーは免疫注射が効けばいいけれど、私はだめでした。夏の暑いときにニュージーランドから送られたダニの免疫薬を、私が車に置いたまま移動してしまいましたから(すぐ医者に預けるべきでしたが。)その間に繁殖しすぎたのではないか、と思います。なにはともあれ、私の場合はアレルギーが鼻炎の原因ではなかったのは明らかです。

もうひとり、手術を2回したというご主人を持つ知人に出くわしました。奥さんの方がやきもきして、「自分で治療するのが怖いのかしら」と言ってました。こういうことは女性のほうが勇気があるのかもしれないですね。でも考えたら、私の実家では風邪をひいて咳き込んだら、「ルゴール」をつけた脱脂綿を、はしでのどの奥に直につけて直していましたから、こういうやり方に拒否反応がなかったのも、うなずけますね。

そのご主人が実際に手術を2回もしていられたのは、周りのお世話があったからでしょうが、私のように周りの世話を期待できないものには、2回も手術なんてできませ~ん!その手術が成功しても、その後の手当てが悪ければ、かえって前より悪くなるかも知れないんだし。。。この手術後の世話をした、奥さんの方が実はたいへんだったかもしれません。

4月24日に予定されていた手術をしなくてよかった、とつくづく思います。4週間前、鼻水に襲われ睡眠もろくにとれず、ひっきりなしに鼻をかむだけで労力を費やし、家事をする気力も出ずにぼうっとしていた頃と比べるとほんとうに感謝でいっぱいです。

それでは、来週はさらに飛躍した効果が出ますように。。。!


3週間目、慣れと疲れでちょっとつまづき、再復活。

2007-05-05 02:09:48 | 健康・医療
21日目
右の鼻の奥の方の滲みている点をねらって治療中に、どろんとした黄色い蓄膿の塊がガーゼと一緒にでてきました。塊は、平たい1.2 cm x 1.8 cmくらいの大きさで、ところどころ血が付いていました。つづけて患部に薬剤をあてては、鼻水をとり、を続けているとますますすっきりしてきました。

左も右も、改良綿棒で滲みる所にガーゼを当てると、歯科医で麻酔をかけられた時に、歯茎が他の部分と一緒に密着して麻痺するような、きゅうっとしたものを感じます。耳の奥の方の裏側にまで届くと、喉をごくんとしただけで舌に綿棒の先を感じます。滲みるのが感じなくなるまで当てて、あとはガーゼを詰め込みます。そのとき、最初はガーゼ治療用ピンセットで入れますが、途中から鉄製綿棒で押し込むと、微妙な方向でも自在に曲げられるのでうまい具合にいきます。

22日目
ガーゼの長所のひとつは、粘液や血をうまく吸い取ってくれること。最初の1週間は、鼻の中の清浄にたくさんガーゼを使いました。ちょっと神経質だったかも。今は、殆どそれほど血はなくて透明な粘液だけですが。ある程度きれいになったら(今井さんは鼻をかむだけでいいとおっしゃいます)、改良綿棒で滲みる所、痛む所を目指し、集中的に液剤を浸したガーゼを当てる。血の点もなく余り滲みなくなったら、ガーゼを詰め込む。今まで3週間の自分の経験では、この順序が一番いいようです。局所を、肥厚している鼻腔の壁を液剤をつけた改良綿棒&ガーゼでなでまわし、押し当てて治療しただけでは、5分もすればじわじわと鼻の付け根当りから鼻詰まりが始まってしまいます。その後ガーゼを詰め込まないといけないみたいです。

治療後、たいてい疲れてねむるのですが、起きたとき、左右の鼻を上から指で交互にあてて呼吸をすると、その効果の差が分かります。ガーゼ詰め込み治療で終わった鼻の穴の方は、呼吸が音もなくスムーズです。つまり鼻の中がきれいになっているのです。しかし局所を鉄製綿棒でガーゼで押し当てて治療しただけで終わった鼻の穴の方は、摩擦音が立ちます。これは意外でした。治療後のすうっとした感じが左のほうが大きいようだ、と思って実際にこの確認をすると、逆なのです。実際の治療のききめを、自分の感覚だけで判断すると不正確な結果になるのですね。

ガーゼ治療の後や、手のひらに塩水をためて鼻で吸いこんで鼻洗浄をした後、たいてい耳の奥がぼやっとしますが、こういう場合も、コットン綿棒にちょっとだけ液剤をつけて耳に入れ、なで回すと、耳がすっきりしまします。

24日目
きのうは仕事で、治療が思うようにできませんでした。コットン綿棒だけでちょこっとなで回す程度。鼻の詰まり具合もまた元に戻りつつある感じです。今朝はガーゼだけでガーゼ治療用ピンセットで押し込みかたが悪かったのか、痛くて、あまり奥まではいらず、患部にうまいこと当たりません。鼻腔の奥に詰める事が出来ても、すぐ喉の奥まで到達してしまい、吐き出したくなってしまいます。これは粘膜が鼻水でぬるぬるしているせい。綿で始めに鼻の中を掃除するのを忘れてはだめですね。2回やりましたが奥の方がまだまだ炎症があるかんじです。どこに炎症があるのか、と思い、改良綿棒に6cmから7cmの脱脂綿を巻きつけて使い、肥厚している入り口から、奥まではいったらぐりぐりなで回してみました。以前に比べ、かなり横に広がって動かせるようになっていました。

取り出してみると血がついているので、あちこちに炎症があるのもわかります。滲みるところから血が出ているのです。なで回してちょっと押し付けるのでなく、1時間くらい続けるといい、とは承知ですが、仕事などでそれが不可能な時は、当てるだけでも効果があります。仕事に出ても、鼻水の出始めるのは1時間後。のどの奥に貯まるタンは、前と比べて大分少なくなりました。これも改良綿棒で遠くまで届いているおかげです。

25日目
今日から新しく息子の子守りとして来たひとが、帰りがけに話した所によると、同じように鼻炎に悩んでいるそうで、 さっそくこの治療法を勧めました。来週またくわしい話を聞きたいと言っていました。彼女は薬局にパートで勤めています。手術はしたくないと言っていました。案外と慢性鼻炎患者がうようよしているかもしれないということですね。

これは片田舎のケアンズだからかしら、とシドニー郊外に住む友人にメールしてみたら、「いや、そういう風にいろんな病気で悩む人はどこでも多いはずだ。世界的に、近代の医学治療組織そのものがどうしようもないからだ。世界全国にもっと自然な薬餌療法を認めて勧めるべきなのに、すぐ何でも手術や抗生物質に頼ろうとする市民意識を作り上げた大元が悪いのだ」と言っていました。そうかもしれません。私だって、抗生物質の薬は飲まない方がいい、とわかっていても、一旦飲んでしまえば最後まで続けなければならず、それで自己治癒力が減ったらまたそれを薬で治す、というふうに、どんどん薬に頼る様な自分になっていました。

26日目
息子の靴騒動でこの2日間大変でした。矯正靴底を入れた靴をなくして来て、どこでなくしたかを調べるのに、学校と時間外保育所の両方に聞いて廻り、昨日やっとみつかりました。その疲れもあって、仕事から帰宅した後鼻にガーゼを入れたままコンピューターに向かっていたら、ウトウトして10分くらい眠ってしまったのです。目覚めたとき、右の鼻に入れていた綿棒は取り出せたものの、左にいれていたのは中に入ってしまい、大騒動。 あわててガーゼ治療用ピンセットで出そうとしたときにまたちょっと出血してしまいました。結局は鼻洗浄で出てきましたが、今井さんが長年の研究の結果打ち立てた、治療方法の基本に忠実に治療する事が肝心、と思い知りました。出血はすぐとまり、またガーゼ治療ですぐ収まりました。

ちょうど満月の夜。聞いた所によると、人間の不可解な行動や事故・殺人事件と満月には深い関係があるそうです。桑原くわばら。

27日目
ガーゼの在庫がついたところへ、ちょうど創生からガーゼとネブライザーが送られて来てありがたいです。でもまだ息子はガーゼ治療をすることを説得中の段階なので、当分は使えないかもしれません。毎日少しずつその考えに慣らしていくつもりです。幼い頃から、鼻を扱われる事は極端にいやがる子でした。でもずっと生来睡眠中の呼吸はスムーズでなかったので、この効果を期待しています。

来週月曜日、クイーンズランド州は「銀行の日」で休日です。シドニーに住んでいた頃はこれがうらやましくて。それにデイライト・セイビングもなく時間を一時間早めたり戻したりする必要がないから、クイーンズランド州に住みたいなあと思っていました。というわけで、はりきって息子の説得と自分の治療に精を出すことにします!