外国(オーストラリア)での慢性鼻炎の治療体験。

彼女には幼い子供がいる。手術が失敗したら、、。術後のケアにガーゼ治療を勧めた。現地の医師にも了承を得た様です。

創生から品物が届いて2週間目、効果は絶大

2007-04-26 05:54:20 | Weblog
創生から品物が送られてから、ばんばん薬剤を使い、通常の2倍の早さで薬剤が減って行ってます。品物が届く前の一週間の日記を読み返すと、やはりピンセットや鉄製綿棒の効果が明らかです。今は、ちり紙なしで耳の奥まですっきりです。まだ喉の奥の方にタンがたまる感じはしますが、以前よりは少なくなりました。鼻鼻腔が開いた新しい穴の奥底に薬剤をピンセットや鉄製綿棒で押し当てると、以前から時々あった耳のかゆみのあった奥深い所がびんびん。「そこそこ!」と言いたい気持ちで、しみるのも快感に変わります。耳の奥に感じたかゆみは、鼻の細菌感染からきていたものだったのだ、そしてそれを今まで誰も指摘してくれなかった、という事実には愕然とします。
鼻を治療すれば、耳や目や、頭痛も治る、ということを知っている人は少ないのではないのでしょうかね。

さて以下はこの一週間のまとめです。「ですます」でなく「である」調で失礼。

4月25日はオーストラリアはAnzac Day(アンザック・デー)で祝日。終戦記念日の様なもので、過去の戦争に出兵した生き残りの方々(diggersという)が、早朝勲章を胸に、町を行進する。もう80才くらいのお年寄りもいらっしゃる。敵国だった日本人としては静粛に向かえたい日だ。シドニーに住むオージーの友人の話によると、この早朝は雨で、その行進風景をテレビで見たそうだが、そのお年寄りの元兵隊さんたちがずぶぬれで歩いているのに、見物人が誰一人として傘をさしかけなかった、と憤慨していた。。。。

さて一日治療をし、涼しくなった5時頃、車で10分の登山コースに息子を連れて行った。近所の人たちがグループや家族で散歩やジョギングにきている。愛想があり礼儀正しい息子は後ろからくる人達の為にわきに寄り、通り過ぎるまで立って待つ。そのあと、拝んでお辞儀をする。どこかで日本人ならそうする、と習って来たらしい。どこかの日本人より日本人だよ、と笑ってしまう。

今週は、月曜火曜と仕事がはいり、治療時間も減ったが、水曜日の祝日は一日中息子のそばで治療続行。鉄製綿棒のおかげで耳の奥がすっきり。また1時間もすればつまってくるが、炎症はどんどん小さくなっているようだ。薬がしみて最初は痛いが、我慢して押し続けると痛みが消えて行く。ずっと奥に入れて行くと耳のすぐ下や、口の奥の上まで届く。慎重にぐいぐいまわすと、歯茎と上唇が連結して麻痺する様な感覚もあり、このまま続ければ完治するという実感がわいてきた。

始めの頃は何回も取り出す度に脱脂綿やガーゼに血が付いて、こんなにたくさんの炎症箇所があるのか、滲みるのも無理ないな、と思った。黄色い膿が薄く綿棒の先についてくるのを目指して続け、鼻汁がたくさん滲み出て来るのも薬剤が利いている証拠、と何回も、それこそ寝る間を惜しんで取り替えた。そのうちに鉄製綿棒やピンセットの使い方が分かって来た。

この鉄製綿棒は先端が細いので、万が一炎症をさらに傷つけたら、という危惧がつきまとう。それを防ぐため脱脂綿をよけいにつけ、さらにガーゼを巻きつけるが、そうすると大きくなってしまい、挿入できるまでに時間がかかってしまう(挿入できる所まで一旦5~10分くらい置いとけばまたあとでさらに奥に進む事ができる)。また、私の場合、鼻腔が狭くて、耳の奥の下の方にある炎症に入るにはかなり狭い入り口を通らなければならないのだが、一旦入っても、取り出す時に万一外れたりしたら、と思い、私は薄い脱脂綿を鉄製綿棒に巻いたあと、その上にガーゼを軽くまきつかせ、手にもって確実に取り出せるようにしている。でもそうしてガーゼと脱脂綿をいっぺんに使うのはちょっともったいないかな、という気もしていた。

だから、今井さんからも勧められたように、挿入に慣れて来たので、こんどはピンセットを使ってみた。鉄製綿棒で患部を治療中、もう一方の鼻の穴が鼻汁でいっぱいになった時、ピンセットで脱脂綿をつかみ、それで鼻汁を吸い取ったり、患部にガーゼをおし進めたり、つめたガーゼを押さえつけたりするのにしか使っていなかったのだが、こういう使い方も出来る、と納得。
始めは、脱脂綿を使った。ちいさくピンセットでつまんで薬剤をつけて押し込み、痛い所、染み渡る所に押し付ける。利いている。血も付いて来た。でも脱脂綿だといっぺんに薬剤が吸収され、もったいない気がしたので、2.5センチx10センチのガーゼをピンセットでつまみ、先をすこし薬剤につけ、鼻の奥までぐいぐい進み、耳の奥の患部におしつける。粘膜の壁にもまわして押し付ける。けっこうピンセットでも奥まで入るものだ。鼻汁が出てたまって来たら鼻をかみ、きれいにしてまたやってみる。「じ~ん」という痛みが次第になくなってきて、利いているのだ、と実感する。

このようにピンセットも使いこなせればすごくいい。もし手元がゆるんでガーゼを残したとしても、長めにしておけば鼻の穴に残っているガーゼを引っ張って取り出せるので安心。

鉄製綿棒が届く前は、コットン綿棒を使っていたが、7.5cmで鼻腔の最後まで届かない分、広く薬剤を付けようとねらって二つ綿棒を角度を変えて入れていた。そういう努力は無駄ではなかったらしく、今はそのあたりは炎症は殆どないようだ。

ガーゼ治療を始めてから3週間がすぎ、自分の希望的感覚では、完治まであと40%といったところかな?耳のすっきり感が、なによりうれしい。

追伸。発見:こちらでも、創生から送られたのと同じ吸収性に優れた薄いガーゼがありました。でも中国製を輸入しているもので、一枚90センチx2.5mで14ドル、創生のよりかなり高いです。

外国(オーストラリア)での慢性鼻炎の治療体験

2007-04-21 11:15:13 | Weblog
goo ブログ
私は海外生活20年目、現在はオーストラリアのケアンズに住んでいます。
10年前に出産し、その頃から慢性鼻炎がだんだんひどくなり、風邪を引く回数が 増え、とうとう鼻水の為に睡眠も1時間以上とられなくなったため、2年前副鼻腔炎の手術をケアンズで受けました。
しかしケアンズ医療事情により、日帰り退院でその直後から症状は悪化、2年後また同じ手術を受ける寸前までいきました。
手術を執刀した医者は、手術は成功だったのだから、と術後は抗生物質の薬やいろんな種類のスプレーを処方。それが効かない、と戻るとまた別のスプレーを処方される、その繰り返しが続きました。スプレーの効果が一向に現れないとわかると、今度はアレルギーではないかということで、小麦粉や乳製品を断った食事療法をやってみました。またアレルギー検査をしてダニに反応した為、ダニへの抵抗力をつける注射を8週間続けたり、いろんなことをしましたが、すべて無駄でした。
結局他の医者に救いを求め、再手術を受けることを決心し、手術の順番を待ちました。
しかしその間1年近く、症状は悪化する一方。手術予定が今年4月中旬に決まり、再手術があと3週間に迫った3月末、また同じような結果になったらどうしよう、と悩み、手術延期を申し出、24日に延期されました。 このころは夜を通して鼻をかみ続ける毎日でした。

集中力も体力も落ち始めて眠れずに祈りを捧げたある夜、インターネット検索で「創生」のHP「慢性鼻炎は自分で完治できる」治療法があることを知り、今井さんに相談のeメールを出し、24日手術のため、23日までに決断しなけれ ばならないことを打ち明けました。

今井さんは「それは細菌の感染であり、アレルギーはあるかもしれないが、それは後からでも治療できるので、ガーゼ治療をお勧めする、料金は後回しですぐにでも商品を発送する」とおっしゃってくださり、とてもありがたかったです。

たとえ商品をすぐ送っていただいても、到着までの間十日間くらい見込まれたので、自分でやってみようと思い、昔からの主治医にもこのガーゼ治療法について報告相談し、アンピシリンの処方箋を書いてもらいました。

薬局ではアンピシリンが切れていました。

主治医に事情を話して相談すると、注文したものが着くまで、「アンピシリンはアモキシリンと同じ だからそれで代用しなさい」と言ってくれました。

ちょうど自分用に有効期限前のものがあったのと、息子用に処方された液状のものがあったので、それを使って治療する事にしました。

息子(10才)にはもう抗生物質を飲ませる事はやめたいと思っていたのですが、この前咳き込んでいた時に医者に見てもらった時、処方されたので持っていたのです。

他の医者にも相談し、息子には抗生物質をたくさん使って来たので、もうやめる、ということで合意し、息子用の薬は自分の鼻の治療に使う事にしました。
考えてみると、息子の咳き込むのも、おそらくは鼻炎であろうと思われます。 (息子は幼いころから、口を閉じて鼻呼吸で睡眠を続けたことがありません。いつも気になっていました。)

とりあえず、自分なりの方法で、コットン綿棒を使い、市販のガーゼを買い、奥まで入れるためにマニュキュア用のキューティクルスティックを買い、準備を整え、治療を始めま した。
コットン綿棒にガーゼをまきつけて入れていくと、摩擦感が生じ、いたいのですが、我慢してやっていました。
このガーゼが、今井さんの治療法のガーゼよりもずっと分厚いものだ、と知るのは、10日後の、品物が到着 したときでした。

1日目〜9日目
アモキシリン溶液を9%の塩水でつくり、しみるので子供用パナドール液をまぜたりしました。
こちらのピンセットは、鼻の奥までいれると怪我をしそうな 感じだったのでピンセットでガーゼを奥に入れる事はせず、コットン綿棒を細いガーゼ(幅3センチ、長さ10センチ)でからませ、長さ8センチの綿棒コットンよりガーゼをすこし長めに持ち、すっぽりコットン綿棒が中に入っても取り出せるようにしました。

鼻腔の中が広い事がわかったので、二本のコットン綿棒を角度を変えて同時に入れる事もやってみました。
「長い綿棒が待ち遠しいな」と思いました。鼻腔の粘膜壁全体に薬剤が触れるよう、綿棒をまわしたりしました。
もちろん全部には届かなかったと思いますが、それでも初めてやった時の効果は劇的で、鼻の中がすっきり、これは数ヶ月間ではじめてのことでした。

この治療法をはじめて十日後、 内視鏡、溶解液、糊状溶解液、アンピシリン、鉄製綿棒、撹拌&計量さじ、スポイト、ガーゼ、ビーカー、ピンセット2種類、と説明書きとCDロムが届き、 いままでの自己流やりかたをやめ、本格的に ガーゼをたたんで鼻の中にいれてみました。
今まで使っていたアモクシシリンも捨てました。

11日目
日本製のガーゼは今まで使っていたのよりかなり薄く、ピンセットも細くて、どんどん入ります。奥のかゆいところや、耳の裏側まで届く感じがしました。

今まで、耳が詰まっている様な感じがしたのは、上鼻甲介の下、下鼻道と中鼻道がまじわるところあたりの炎症が原因でした。

説明図のとおり、後鼻漏がじわじわ続けてでてきたので、やはりそのあたりに炎症がある事を確認しました。

12日目(本格的にガーゼ治療を初めて二日目)
届いたガーゼがなくなったので、いままで使っていた伸縮性のある分厚いガーゼを、幅2センチくらいに細く切ってま た半分に折り、まるめて薬剤に浸し、搾ってピンセットで入れて行くと、奥のほうや上まで、うまく入る時もあるけれど、入らない時も多いです。
やはり伸縮性のない、薄いものがいいようです。

しかし、もしうまい具合に全部奥まで入らなかった場合(ピンセットで続けておしこむことに失敗した場合)ガーゼが無駄になってしまうのが惜しい気がします。

くしゃみが出て鼻の中が鼻汁でいっぱいでは治療効果もないだろうから、しょっちゅうガーゼを変えました。
やっと満足できるほどのガーゼの量が中に入り、じっと我慢して待っていると、じわじわもう一方の鼻からも後鼻漏が出て来たので、効き目があることがわかりました。
この日は外に出ていたので、ガーゼ治療が充分に出来ませんでした。
うまく奥まで入らないようになり、翌日は黄色いタンが喉の奥にたまって咳き込み、鼻 がつまっていました。
治療後は塩水で洗浄を しっかりしなければならないこともわかりました。

鼻洗浄は必ずしも必要ありません。薬が流れてしまいます。

13日目
やはりすみずみまで入るのはうすいガーゼだ、と思い直し、今まで買っていたガーゼは unstretched と書いてあるにもかかわらず伸縮性があるので、別のブランドを買ってみました。
Beiersdorf社の、両端がキチンと織ってあり、糸崩れのない  for non-stretch dressing retention とある包帯「Handyband」が幅2.5センチで、この治療の為に作られているとも思えるほど。長さ60センチがしっかりと入 りました。

ためしに、右の鼻にこの伸縮性のないもの、左に伸縮性のある分厚いものを使ってみました。入りがたしかなのはやはり伸縮性のない、薄いものです。
しかし分厚いほうが、奥に入れば充満して、全ての粘膜壁にあたって治療効果が出る感じもしました。
充満感は、分厚い方があると思ったのですが、1時間後、とり出してみると、右の方が、ずっとすっきりしていた。

左の方はまだ血がたまっていて、やはり、薄手のガーゼでなければならないことがわかりました。

それと大事なのは、長細いピンセットの使い方。
奥に入れて、押し進める為にすこし開き、すこしもどってまたガーゼをつかむ、その一つ一つの動作を念入り にやらないと痛みが伴うことがわかりまし た。
撹拌用ビーカーと少量だけ使える計量さじの効用もうれしいことです。

2年前ここケアンズで手術をし、麻酔から目覚めた時には、太いガーゼをまるめた長さ7センチくらいの束が鼻にはいっていて、その30分後、退院時にす ぽっと取り出されましたが、まったく今感じるような「すみずみまで」当たる感じはまるでなく、当時、「これが一体、何の役に立つのか」と思ったものです。

やはりこのガーゼ治療法は世界に知らしめるべきだと思います。

ケアンズは慢性的に医者不足で、来月から市民病院の癌治療専門医が3ヶ月の産休にはいるのですが、そのうち2ヶ月は代わりの医者がまだみつかっていな い、と新聞で話題になっています。

もし見つからなければ、おそらくブリスベンかタウンズビルから医者が日帰り出張をすることになります。そういうふうに、ケアンズはやはり過疎地だけあって(観光地として栄えてはいるけれど、なんせ州都ブリスベンから1697キロ、飛行機で5時間)医療面での問題は顕著です。

こうやって、自宅で治療することができることを知らしめれば、なんでもすぐ医者にかかろうとする現代人の意識改革にもなり、オーストラリア医療 界に貢献することになると思います。

ガーゼ治療を本格的にやり始めて3日目。

やっと、本当の治療の効果が分かり始めて来ました。仕事中治療ができなかった昨日は、やはり鼻がでてきたり鼻づ まりを感じました。やはりずっと続けるほど効果があるようです。

最初の1週間は、自分流のやりかたでもずっと続けていたから、効果がでたと思うので、これか らも頑張ろうと思います。