〇
人間の
こころが
分析され
研究
しつくされる
ものなら
神様なんて
いりません
神様は
そんなに
人間を
単純には
つくらなかった
のです
ものに
おどろく
心や
感動にふるえる
こころ
やり切れない
気持ち
なかなかに
人は
さまざまな
すがたを
一人のうちに
すまわせて
いるのです
何のためかと
いえば
それは
心のひだを
深く
理解し
よりそって
人間臭さが
やさしくなり
神のやさしさに
似るその似すがたと
なるためです
神は
神に
似せて
神の
ひとがたを
地上に
くだしたのです
そして
心と
よばれる
ものの奥には
神の愛と
ゆるしにみちた
やさしさと
智恵とを
分生命(わけいのち)
分霊(わけみたま)である
人間に
息吹きとして
与えたのです
だから
人は
ただの人間ではない
神のこころを
この地上に
また
宇宙に
うつしてゆく鏡
世界平和の祈りは
その鏡のくもりをとる
神様の愛なのです