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この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

弦楽器の練習は大変!(練習のさせ方編 その1)

2016-02-19 | チェロ
子どもが楽器を練習するとき
親がどの程度関わるか。

これは人によって本当に様々だと思います。

私の母は「練習しなさい!」と口うるさいわりに
 実はピアノには興味のない人
でした。

子どもの頃の私は、レコードやコンサートで
良い演奏を聴くこともなく、
ピアノの良さを知らないまま
練習から逃げるためにピアノから離れてしまいました。

ボーっとした子だった私は、
なんとなく言われたことをやるだけでした。

上にあるキラキラした世界には気付かず、
ゆえに自分や自分の周りに
何か足りないものがあると思ったこともない、
実に残念な子どもでしたね…。



そういう自分の過去の反省もあり、
また、息子も母親がそばにいて
常に自分に注目してくれることを望む子だったので、
最近まで練習の時は常に横にいました。

(このごろは聴いていることが分かれば
 横でなくてもOK。
 1回弾くごとに喋りに来たりするので
 集中させるために
 結局、隣に行くことになるんだけど…)

そして、まずは音楽を好きになってほしい、
良い演奏を聴く喜びを知ってほしいと思い、
機会があれば、割としょっちゅう
一緒にコンサートに行っています。

この点、一人っ子で助かりました。

(とかいって、コンサートは子どものためというより
 なにより自分のためなんだけど。
 子どもが喜んで一緒に来てくれないと
 私も行けなくなるから、
 彼が楽しくなるよう
 できる限りの工夫をします。)

奥村愛さまに♡の息子(当時6才)。

そして、地方都市ならでは
のことだと思いますが、
プロとして地元の演奏会を支えているメンバーは
だいたい決まっているので、
見知った先生、何かつながりのある方々が
 出演なさるコンサートが多い
んです。

なので、
子どもは、プロのコンサートというものを、
「自分とは関係のない、
雲の上の、特別な演奏家だけがするもの」ではなく、
知っている人が出演する
身近で親しみの持てるもの
と思っています。

今は子どもだから見る側だけど、
大人になったら、当然自分も出演者になりますよ?
くらいの勢いで。

こんな風に思えるのは、
幸せなことだなぁと思います。



・・・話がずれました。

というわけで、私は
子どもの練習を見ている派
なのですが、
ある時、友人と話していると、彼女は
「子どもの頃、
ピアノの練習の時はいつも母が隣にいて
 あれこれ言われてすごく嫌だった
から
子どもの練習にはノータッチ」
と言っていたので、
そういうこともあるんだなぁ!とハッとしました。

彼女も私の話に「そういうこともあるのね!」と
驚いたようでした。
その辺、それぞれの親子でひきこもごもあり、
ひとの家の事情を聞くと、
驚くこと、目から鱗の話がいろいろありそうです。

結局、練習のさせ方以前の
 親子関係の問題
なんだろうね~、
ということで話は落ち着きました。

うん。そうなんだろうと思います。

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