olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

弦楽器の練習は大変!(楽器の安全編)

2016-02-18 | チェロ
と言うわけで2つの楽器を習い始めた子ども。


…子供にコンスタントに楽器の練習をさせるのは
こんなにも大変なものなんですね。
ものすごい忍耐力と大きな堪忍袋が要ります。親に。


うちの子は弾くのが好きで好きで
親はノータッチで、勝手に練習しますのよ、
というお子さんも世の中にはいらっしゃるんでしょうが…

夢のようです。



とりあえず、うちはとにかく大変でした。
(まだ完全に過去形にはできないけど、
 一応、最盛期は通り越したということで)


楽器も音楽も、好きか嫌いかと言われれば
好きなんですが、
まあ、弦楽器の練習なんて
どう考えても子どもにとって
楽しいものじゃありませんよね。


まず、正しく構えるだけで大変。
そして正しい音が出ない。
曲を弾くどころか
「それなりに近い音」を一つ出すだけでも
どれだけ大変か。

右手、左手、音程…ひとつに気を取られたら
他がおろそかになり、
いつまで経っても進まない。

「つまらない、訳の分からない苦労」の連続に
イーーーー!となっちゃいます。


いや、子どもだけじゃありません。
私だって大学生ではじめたバイオリン、
その訓練の過程で自分の出す音に耐えられなくなり
ほどなく離れたクチだし。
だから子どもの気持ちはよく分かる。

チェロは初心者がぺーっと弾いても
バイオリンほどひどい音は出ないので
精神衛生上良いんですが。



それに加え、息子の場合、
人に言われた通りにやるのが悔しくて、
やるにしても、必ずひとひねりするんですよ。
特別悪いことはしないけど、
何にしろスッと素直に聞くことはまずない。
自分が主導権を握りたいのか・・・??


もう、めんどくさいったらありゃしない!



それにね、恐ろしいことに、
チェロは壊れやすい楽器なんです・・・。
子どもに楽器を構えさせるのが
こんなに大変だとは、
想像もしていませんでした。


え?うちの子だけですか?

ええ、ええ、そうかもしれません。


何しろウルトラ注意散漫、
楽器を持っている時にお喋りに夢中になり
いつの間にか手が離れている。

チェロがっ!

慌てて楽器をつかむ大人(私か先生)。


楽器を構えている時に何かを思いつき、
「あ!そうだ!」と椅子から飛び上がって
かけてゆこうとする。
チェロを放り出して…

危ないっ!

慌てて楽器をつかむ大人。


あのね、チェロは自立しません。
手を離したら倒れるんですっ!

これを叩き込むまでに、どれだけの冷や汗をかいたか。


もうね、安全装置が必要!
手を離しても倒れないように、
チェロ、天井から紐で吊るしたい
本気で思いました。


もしかしたら、持って動けるバイオリンだったら
これほど冷や汗をかくことはなかったかも。

…いやいや、バイオリンの分数楽器は
まるで団扇みたいだし、
もしかしたら気軽に振り回して壊すパターンかも。

それとも、薄く弱い木部の面積が小さいぶん
チェロよりは割れにくいのかな?



チェロを始めて、
ピアノがどれだけ有り難い楽器か
痛感しました。
子どもが相当なことしたって楽器は壊れないから。
ピアノは、微妙にずれた気持ち悪い音、出ないしね!


フランス語を始めたら、
今まで大の苦手だと思っていた英語が
ものすごく分かりやすい言葉に感じる、
みたいなものかな。


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