olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

この親にして

2021-02-09 | 中2
先日、下校後、息子のデンタルチェックで
歯科に行きました。
顔馴染みの受付事務の方(高校生男子の母)と、
支払いがてら世間話。

「中学、今テスト期間ですよね。
これから帰ったらテスト勉強かな?
頑張ってね!」

「ははは、そうだと良いんですけどねー…」

(実はこの後すぐバレエ。
帰宅は寝る直前。
勉強なんてハナからする気無し!)

(ちなみに他の中学生は
テスト前はレッスン休みます。
息子は「広々使えていいわー」と喜んでいる。
…焦らないの?)

「内申点、大事ですよー。
うちは提出物と授業態度が問題で、
内申ボロボロだったんで大変でした。」

「…!うちもです!!」
(心の中でがっちり握手!)

「そんなの、親にはどうすることもできないですよねー…」

「そうですよねー…」

2人でため息。

「ま、どの高校からでも大学は受験できますからね!」

「!そうですよね!!
私も常々そう思うようにしています(笑)」

ははは…と諦観の母2人で
乾いた笑いを交わしたのでした。



ということで、
中2最後の期末テストがいつの間にか始まったようです。

「家に学校の勉強を持ち込まない」主義である
息子の行動からは、
テストの影は微塵もうかがえませんでしたけどね!

あ、1度だけ
「直前にテスト勉強するから」
という理由でいつもより10分早く
登校したことはありましたが、それだけ。


・・・どうやらうちの息子は、
テスト勉強無しで、何点とれるかな?ゲーム」
を続行しているようです。
(1年1学期から絶賛継続中)

そろそろ前提条件を「テスト勉強をすれば
に変えてもいいと思うんだけど。



「事前準備ゼロ宣言!」かつ
「結果は存分に楽しむ派」なので、
テスト前は無風ですが、
テストが終わると
あれこれ豊富に話題を提供してくれます。


「空海と最澄と
どっちがどっちだったか迷ったから
「空海」って漢字で書いて
「さいちょう」って
ふりがなをふったんだよ!
良い考えじゃん?」
とドヤ顔で言ってみたり。
(当然×です)


「4小節のリコーダー曲を作曲しただけの、
どうでもいい曲の
どうでもいい作曲者なんて
覚える意味ないだろ!
どうせならシューベルトのフルネームでも問えよ!」
と吠えてみたり。
(フランツ・ペーター・シューベルトですって)


点数や席次について、
誰がどうだったとかこうだったとか
話題にしてみたり。
(スポーツのレース結果を楽しむのと
同じ感覚です)

今回も盛り上がることでしょう。


こういう話、
私は息子と一緒に笑えるんですが、
「定期テストは対策すれば満点目指せる。
それくらいの努力は当然すべきだ」という
真面目な夫には全く笑えない話らしいので、
なるべく伝えないようにしています。
が、
勉強してないのはバレますからね…
息子のいないところで、私に向かって
ぶつぶつ言っていました心配していました。


「やれば簡単に伸びるものを
なんでやらないんだ。
推薦逃したら
受験日まで必死にかじりついて
勉強することになるのに。
大変だぞ。」


・・・え。
高校受験ごときで
そんな勉強することあるかなー?
別に実力より上を目指す訳でもないのに。
(全国の頑張っている中学生に謝れ!
みたいな問題発言)

と素直な感想を思わず口に出した私。

「みんな勉強するよ!」と
夫に思い切り呆れられてしまった。
こいつアテにならない、
と思われただろうな(笑)


でもほんとに、私自身
試験用の勉強などした記憶が無いし…

私だけじゃなくて
周りもけっこう呑気だったような
気がするんだけど…

実はみんな勉強してたのかなあ?


ちなみに、夫は教育不熱心な県で、
その県の公立一番高に
推薦(入試無し)で進学したクチ。

私は、どちらかといえば教育熱心な県で、
内申無し、本番一発勝負の私立受験でした。
(内申より模試成績の方が断然良かったのでね!
普段の不真面目さがこれでバレる


おかしいなあ。
経歴を考えれば
私の方が必死に試験勉強してるはずなんだけど。


結局、性格ですかね。


ちなみに、私がその高校を選んだ基準は、
①私立である
②家から近い。(都心とは逆方向、つまり満員電車を避けて2駅)
③駅から近い(改札出て道を渡れば校門)
の3点でした。

他のことは、なーんにも考えてなかった。
「もし落ちたら」の第二候補すら無かったな。


第二次ベビーブームですから
入試は40倍という高い倍率でした。
当時は気にしてなかったけど、
今考えれば恐ろしい。

もし息子がそんな受験するなら、
さすがに私でも口を出すと思うわー。

その状況で完全放任だったうちの親、
どんだけ呑気なんだ、と思ってしまう。



・・・もしかして、
息子がアレなのは、遺伝…?


なんか、ごめん。


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2 コメント

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Unknown (candycandy)
2021-02-09 17:30:35
soratombo さま💕

今回も私が興味深く感じる話題です‼️

これって、本当に千差万別というか、人それぞれですよね。どちらが正しいわけではない、というか、例えれば、ヒマラヤアタックをどのルートで攻めるか?みたいな感じ?(笑)

たまたま今の息子の塾にいるお子さんK君は、五年生の今もサッカーを週2日なさっていて、中学も近いから、という理由である中学を志望していらっしゃいます。
算数の王者です💕

で、「本気を出すのは、高校から」と言ってるそうです。(息子談)

彼のおにいちゃまは、現在そのK君が志望している中高一貫校の高2主席。
お父様がJALパイロットで、おにいちゃまも航空大学を希望している、と。

彼らとは(うちは)DNAが違うから同じようにはいきませんが、ひとつだけ、私が思うのは、小、中学校と延びきったパンツのゴム(言葉が悪くてごめんなさい💦)みたいな状態、これ以上頑張れないレベルまで頑張るのは、どうかな、と思うのです。

スパートをかけるのは高校から、って。

でも、うちの妹夫婦は、スーパー教育ママパパで、小学生の頃から延びきったパンツのゴム状態を高校まで維持し、一浪しましたが、第一志望に入れました。(笑)(入った、より入れた感じ)

私は個人的に、「男子」として、ご子息のような方は、接する人に愛され、後々周りから引き立てられる幸せな人生を送られるタイプだと感じます💕
それに、そういうお子さんの高校からの「伸びる力」はすごいだろうなぁ、と。

塾のK君と被ります💕
返信する
Unknown (soratombo)
2021-02-09 20:31:54
candycandy さま
コメントありがとうございます♪
K君、聞けば聞くほどすごいお子さんですね!小5でそこまで見通しているとは!!まるで、立っているステージが違うような…将来が楽しみですねー!

パンツのゴム、言い得て妙です(笑)
その通りだと思います。
伸びたパンツのゴム状態の子を大学入学まで引っ張れる妹様ご夫妻はすごい力をお持ちだと感嘆しますが、うちは中学までは伸び伸びと好きな活動に勤しみ、高校から勉強エンジンかける方向で行ってほしいな〜と😅

ヒマラヤアタック(大学受験)かける前に、そもそもヒマラヤという目標を見失ったり、途中で力尽きたり、頂上まで上がったは良いが降りる気力が無くなったり(合格したら目標が無くなり、無気力になるという話も聞くので…)、いろいろなトラップが思いついてしまいますが、長く続けて取り組んでいる習い事の経験が、トラップ回避の助けになってくれるのではないかと期待しています。

candycandy さまの下さった明るい予言、お守りにします!
そうなってくれたら嬉しいなー🌸
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