olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

サンタさんはいつまで来てくれる?(2)

2016-11-22 | 4年生
いえね、私はもともと
「わ~~♡ サンタさんだね~♪」
なーんて子どもを乗せるのは
ちょっとやめたい、と思っていた方なんです。


けど、子どもが幼稚園生になり、
周りの子がみんな
「サンタさんからプレゼントもらった~♪」
と喜んでいるというのに

「お母さんはね、日本におけるクリスマスって
 宗教的行事とはいえないと思うの。
 サンタさんのプレゼントなんて
 商業主義に先導されたただの茶番じゃない?
 そもそもクリスマスっていうのは・・・」

などと子どもに教えるような
野暮なことはしたくないしな…
という消極的参加型


なんだけど、一旦始めた以上は
せめて美しく保ち、そして美しく終わらせたい
と思っていました。



ところが。

去年のクリスマスのこと。



息子がおばあちゃん(私の母)に
「サンタさんから、○○もらったんだよ!!」
と興奮の電話をしたら、
あろうことか、おばあちゃんが

「えーー、もう3年生なのにまだ信じてんのん?
あんたのお母さんも信じてたけどなぁ、
ホントはな・・・」

と言いかけたので、
慌てて電話を取り上げて
有無を言わさずブチッと切ってしまいました。


(私の傍でスピーカーモードで喋ってたからできた)

(まったく、祖母の立場で
 親である私に何の相談もなく
 いきなり何を言い出すか!
 我が母、本気でモウロクしたかと思った!


息子にしたら、
突然電話を切られたうえ、
おばあちゃんは
なんか良からぬこと言ってた…
と、当然不安でいっぱいになる。

心配そうにいろいろ質問してくる息子に
どうにかこうにか答えて丸く収めたのですが、

(何をどう答えたかは覚えてない…)




しかしその後、息子がお父さんに
「お父さんは何歳までプレゼントもらった?」
と訊いたとき、

「そうだなぁ、覚えてないけど10歳までだったかなぁ?
 普通、10歳になったら
 もらえないんじゃないかなー


とか言って、
また息子の不安をあおったのでした。



息子は涙目になりながらも

「ぼく、今年のクリスマスはまだギリギリ9歳だもん!
だから、たとえ10歳まででも今年は来てくれるもん!」

と強がってました。

が、その後何ヶ月も
夜な夜なこっそり
20歳になるまで・・・」と
お祈りしていたのは前述の通り



そういう息子の姿に少し笑いながらも
少し胸が痛み、
母と夫の暴走に憤りを覚えていた私ですが、
そうは言っても実際の話、いつ〆るか、どう〆るか
そろそろ考えなくてはいけない問題ではあります。


さすがに20歳は無理として(笑)
いつまでか…??

小学校卒業までか…
10歳と言われたことだし、10歳にするか…


と悩んでいたところ、
子どもがいない時に夫が
「サンタさんのプレゼントなんて、
 10歳まででいいんじゃないの?」
と言い出した。

そうね、あなたがそう言うなら♪
なんてことはこれっぽっちも思わないのですが、
(考えるのも、用意するのも、全部私。
 夫はただの傍観者ですからね)
「もう必要ない」と思う人が家族にいたら
またいつ不用意な爆弾発言をされるか
分かったもんじゃない。

信じきっている息子に終わりを告げるのは
胸が痛むけれど、
大して考えもしない人にぶち壊しにされるよりは、
まだ信じる美しい心が生きているうちに
きちんと美しく〆る方がいいかもしれない。

そう思ったんです。


(家族への不信感から決心するってどうよ?
とも思うんだけどー)



で、その日のうちにサンタクロースからの手紙が
出来上がりました。
スウェーデン語に英訳を付けて。

(グーグル先生、ありがとう)

こうして私の中ではストーリーが出来上がり
準備も万端に整えたのですが、
その後、ドチャンとひっくり返る出来事が起こりまして…



つづく

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