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仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【昔の手帳から】 2月27日 (81年:京都地裁、罰金12,000円)

2011-02-27 18:26:47 | 昔の手帳から
【1981年】(1囘生)

10:00、京都地裁出頭。罰金12,000円也!

奈良富雄。(西大寺)。 午前0時過ぎ歸宅。

西大寺東塔礎石にて詠める
いにしへの塔の姿をしのひつつ去りにし日々を思ひけるかも



*2月17日にネズミ獲りにひつかかり、26kmオーバーで免停になつた。
この日は、どうやら、その罰金を支拂ひに地裁まで行つたらしい。
30年前の、それも貧乏學生にとつての12,000円・・・
痛かつたのなんの。
なにせ、1ヵ月の家賃と同じ金額だつたのだから。
學生時代、何度も免停になつたが、もしかするとこれが初めてだつたかもしれない。

*友人の友人が富雄にある學習塾で講師をしてゐた關係で、私も講師をすることになつた。
この少し前から臨時講師をし始めてゐたやうだ。
この日は、西大寺に立ち寄つたらしい。
でも、どうして歸りが午前0時過ぎになつたのかは謎。

*これは・・・、かなり恥づかしい・・・
奈良の西大寺は往年の面影なく、こぢんまりとした寺になり、有名な東大寺とは違つてふだんは觀光客も訪れない。
かつては莊嚴な塔が東西に建てられてゐたのだが、いまは東塔の礎石が殘つてゐるのみで、もののあはれを感じさせる。
「去りにし日々」といふのは、奈良の都の時代のことでもあるが、同時にもつとプライヴェートなことでもある。
1980年4月1日に、彼女とデートしたのが、この西大寺から垂仁天皇陵を經由して唐招提寺、藥師寺に至るのどかな道だつた。
唐招提寺では、講堂の裏手で手作りのお弁當を食べた。
しかし、その彼女には早くも5月25日にふられてしまひ、「去りにし日々」となつた次第。
二十歳の私にとつて、この一日の想ひ出は忘れられないものだつた。





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