【オープン戰】 ○阪神４－１オリックス

オープン戰第２戰で、眞弓阪神が初白星。

阪神の先發は玉置。
３イニングを投げ、打者９人をパーフェクトに抑へた。
あと何囘かオープン戰で投げることになるだらうが、いまのところ、先發ローテンション候補になりさうだ。

２番手、上園は、１失點。
これは、盜壘を刺さうとして２壘に送球したキャッチャー・狩野の送球がそれて、ランナーに３壘進壘を許してしまつたことが大きい。
上園にとつて、と云ふよりも、狩野にとつて痛い失點だつた。
岡崎と較べると、スローイングに關しては見劣りがする。
守りの野球を標榜する眞弓阪神の戰略からすれば、岡崎が一歩リードしてゐると云へよう。

３番手は杉山。
若手投手が脚光を浴びてゐるなか、杉山は今年が正念場。
８囘は打者３人から三振２つを奪ふ好投だつたが、９囘にはヒットと四球。
ヒットを打たれるのは仕方ないが、四球を出すのは止めて欲しい。
それでも、結局、被安打１、四球１、奪三振４で無失點は評價できる。
ただし、３イニングで球數５８は多過ぎる。

打つはうでは、平野と鳥谷が３安打。
坂と今岡が２安打。

平野はキャンプ中、なかなか話題にのぼらなかつたが、今年も調子が良いやうだ。
彼の場合はハッスルプレーによる怪我が心配。
鳥谷は今年こそ３割と本人も目標にしてゐるが、この調子を維持できれば、３割２分は打てるのではないだらうか。
大學の後輩も入つて來たことだし、お手本になるやう、頑張つて欲しい。
坂は今年バッティングで目立つてゐる。
内野手の定位置を掴むのは難しいけれど、スーパー・サブ的な存在として注目したい。
今岡は今年結果を殘さないと後がない。
本人もそのあたりは十分にわかつてゐる筈なので、今岡の打撃のお蔭で優勝できたと云へるやう、頑張つて貰ひたい。

上本は、けふは打撃では結果を殘せなかつた。
データで見るかぎり、３囘の守備機會をそつなくこなしたやうだ。

なかなか白星をあげられず、ファンとしてヤキモキしてゐたが、それもけふでお終ひ。
ちからを拔いてオープン戰を樂しむとするか。