仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

漢字檢定

2009-10-18 22:01:31 | 日々雜感
先日、どういふいきさつだつたか忘れたが、漢字檢定の話題になつた。

準2級が高校生レベルで2級が大學生レベル、準1級が大學生から一般レベル、1級が一般レベル。
確かそんな話だつた。
受けるとしたら準1級かな、などと私は云つたらしい。

すると、家人が準1級の問題集を買つて來た。
2~3分、ぱらぱらと中を見たら、これが想像した以上に難しい。
書くはうは、なんとなく漢字のカタチは思ひ出すものの、正確には書けさうにない。
讀むはうは自信があつたのだが、漢文で使はれるやうな熟語が頻出し、讀めないものもかなりある。

幼き頃より讀書に親しみ、小中學校では常に5を貰ひ、高校3年の時には理系であるにも拘らず「現國(現代國語の意)の仙丈」と呼ばれ、大學では國文を專攻し、塾では小中學生に國語を教へ・・・
自慢ぢやないが(十分、自慢?)、國語や漢字にはいささか自信があつた。
その自信がガラガラと音をたてて崩壞した、そんな感じがした。

準1級は、毎年2萬人が受驗し、合格率は10%なのだとか。
つまり毎年2千人しか合格してゐないといふ。
毎年2千人といふと、大學受驗でいへば、京大と東大の合格者の合計より少なさう。
1級の合格者をあはせて、ちやうどそれくらゐかもしれない。
さう考へると、漢字檢定の準1級や1級の難易度が思ひ知らされる。

ちなみに、私は問題集を見ただけで、氣持ちが萎えてしまつた。
ああ、恐るべし、漢字檢定・・・




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