【昔の手帳から】 ２月１７日 （81年：ネズミ獲りで赤キップ）

【１９８０年】（浪人）

クサカの所にやつかいになる

日曜日。

クサカの家は千葉にあるのだが、この當時クサカは父親の會社の子弟寮に入つてゐた。
その寮は武藏小杉にあり、豫備校に通ふのに便利だつたのだと思ふ。
私は翌日、慶應の文學部の入試があり、試驗會場が慶應の日吉學舍だつた。
クサカと話をしてゐて、何かの拍子にその話になつたら、クサカが「おれのとこ、來たら？」と云つてくれた。
日吉までは電車で２～３驛だとのこと。
有難く世話になつた。
試驗前日に勉強するほど往生際が惡くないので、その晩はクサカと酒を飮みながら、大學に受かつたら山に行かうといふ話をしてゐた。
この時の話が、 ３月１４日 、 １５日 の北八ヶ岳・天狗岳山行となつた。




【１９８１年】（１囘生）

10:00 京都駿台 サトシ
白川通 JOYみのきち前でネズミ獲り
２６ｋｍオーバーで赤キップ。免停。

火曜日。

２月１３日 に會はうといふ話だつたのだが、豫定が變はつてこの日になつた。
おそらくひる飯を一緒に食べたのだらう。

サトシと別れたあと、アパートに歸る途中、生まれて初めてネズミ獲りに引つ掛かつた。
場所は白川通沿ひにある和食レストラン「JOY みのきち」の前。
白川通と書いてゐるが、白川通と川端通が合流し花園橋を越えたあたりで、あと５分でアパートに着くといふところだつた。
ホイッスルの甲高い音とともに、警官が飛び出して來て、「JOY みのきち」の先の細い道に引込まれた。
２６ｋｍの速度超過だと云ふ。
たしか２５ｋｍ以上の速度超過だと赤キップで免停になるのだつたと思ふ。
わづか２ｋｍの差なのだが、この差は大きい。
お蔭で、これまた生まれて初めての免停になつてしまつた。
罰金は￥8,000だつたと思ふ。

ちなみに、青キップだと罰金とは云はず反則金と云ふ。
これまでに私は２囘、青キップを切られてゐた。
８０年５月２３日 に、岩倉で「横斷歩行者等妨害等」といふ違反。
８０年１１月１７日 には、 觀月橋 で「通行禁止違反」。
これは、觀月橋といふ橋は自動車しか通行出來ず二輪は側道を通らなくてはならないといふ規制を知らなかつた（夕刻で標識が見えなかつた）ため。




【１９８３年】（３囘生）

18:00 中２Ｂ試驗および講義

木曜日。

この頃、私は木曜日には授業を擔當してゐなかつた筈。
試驗を實施する關係で、通常の時間割とは違つてゐたのかもしれない。
開始時間が１８時と、いつもより１時間早いのも試驗實施のためだらう。




【１９８４年】（４囘生）

プレーヤー購入。 タニヤマ無線

金曜日。

８０年３月１日に、大學を卒業しアパートを出て行くイワサさんから￥7,500でステレオを讓つて貰つた。
その時のプレーヤーをずつと使つてゐたのだが、ワウフラッターが感じられて、もつと良いプレーヤーが欲しいと思つてゐた。
この日、河原町通沿ひのタニヤマ無線でデンオンのプレーヤーを買つた。
ＰＬ５７Ｍといふ機種で、定價が￥69,800だつた。
カートリッジは同じデンオンのＭＣカートリッジで、ＤＬ-１０３（定價￥19,000）。
時代は徐々にレコードからＣＤに移行しつつあつたが、まだまだＣＤは高價（￥4,000前後）だつたため、プレーヤーは必要だつた。