仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【2010 FIFA ワールドカップ】 ○ ドイツ 4 - 1 イングランド /世紀の大誤審!

2010-06-28 00:48:32 | Sports
FIFA世界ラインキング6位のドイツと8位のイングランドの對戰。
傳統の一戰といはれるカードだ。

素晴らしい試合だつた。
ドイツもイングランドも、なんてカッコイイのだらう!
パスといひ、ドリブルといひ、シュートといひ、スポーツといふより、からだを使つた藝術のやうに思へる。
躍動する肉體、スピードとクイックネス、しなやかで美しい動き、そして緩急自在なボール捌き。

前半37分、イングランドのゴール。
アップソンのヘディングは、確かに空中で止まつてゐた。
重力はいつたいどこに行つてしまつたのだらう!

こんなゲームを見せられると、素直に、
「ああ、サッカーつて、スゲエ!」
と思つてしまふ。

前半38分、イングランドのシュートは明らかにゴールを割つてゐた。
しかし、判定はノーゴール。
きつとこれは、世紀の誤審として語り繼がれるに違ひない。
1966年に、同じドイツとイングランドによるW杯決勝戰で、疑惑のゴール判定(ゴールしてゐないのにゴールしたと判定されたらしい)があつたとか。
この兩チームの對戰はどうやら因縁の對戰らしい。

私はドイツを應援してゐたのだが、この幻のゴールのお蔭で、イングランドを應援するやうになつた。
しかし、後半22分と25分の、ドイツの目にもとまらぬカウンターの素晴らしいこと。
一發で決めてしまふ、あの決定力!
さすがにドイツはスゲエ!

3點差をつけてからのドイツは、ボールを丁寧に廻す、タイムコントロールオフェンス。
とにかく無理をせず、イングランドにつけこむ隙を與へない。
イングランドのもどかしい思ひが、TV畫面を通して傳はつて來た。

點差は3點と、思ひもよらぬ大差がついた。
しかし、繰り返しになるが、見てゐて面白い、素晴らしい試合だつた。



<以下、「Sportsnavi」より引用>

【前半】

前半20分【ドイツ】 GOOOOOAL!!
ゴールキックがディフェンスラインの裏に抜け、クローゼがDFアップソンとの競り合いを制してスライディングでシュート! 
ゴール右に決まり、ドイツが先制。

前半32分【ドイツ】 GOOOOOAL!!
クローゼのアウトサイドからのパスにミュラーが右サイドを抜け出す。
DFを引き付けてフリーのポドルスキにラストパスを送ると、ポドルスキが角度のないところから左足のシュート! 
逆サイドに決まり、ドイツが追加点。

前半37分【イングランド】 GOOOOOAL!!
右サイドのCK。シュートで出して、ジェラードがクロスを入れる。
アップソンがヘディングで決めてイングランドが1点を返す。

前半38分【イングランド】
ランパードが中央からふわりとしたシュート。
バーに当たりゴールラインを割る が、ワンバウンドして跳ね返ったボールはGKがキャッチ。
これはノーゴールの判定。

【後半】

後半22分【ドイツ】 GOOOOOAL!!
カウンターから、シュバインシュタイガーが持ち込み、右サイドのミュラーがフリーでシュート! 
ニアサイドに決まり、ドイツがリードを2点に広げる。

後半25分【ドイツ】 GOOOOOAL!!
オジルがカウンターから左サイドを突破。
バリーを振り切り、中央にパス。
完ぺきなお膳立てをミュラーが決めて、ドイツがダメ押しの4点目。



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